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現状復帰DIYもOK! 壁紙プチリノベをワークショップで体験

今回参加したワークショップは、輸入の壁紙を中心に約2万点ものアイテムが揃う恵比寿のWALPA store TOKYO。大阪にも店舗があり、どちらの店舗でも、貼り方だけでなくイスやオーナメントに壁紙をアレンジするワークショプも定期的に開催されています。親切に分かりやすく説明してくれるので、初めてでもひとりでも安心して参加できます。

目次

まずは壁紙ビギナーが挑戦するなら
覚えておきたい失敗しないコツを紹介!

1.輸入壁紙が使いやすい
大きく分けると、国産と輸入の壁紙があります。国産は約90㎝、輸入は約50㎝幅。そのほか大きな違いといえば、国産は壁紙の裏側に糊を付けてから壁に貼り付け、2枚めの壁紙を重ねてから後処理が必要。対して、輸入の壁紙は、不織布でできているため、壁に糊を付けてから貼るだけなので、女性ひとりでトライするなら輸入壁紙がよさそう。

2.広く作業しやすい壁を選ぶ
トイレのような狭いところのほうが失敗が目立たないのでは…? と思いきや、細かな作業が求められるので、ある程度の器用さが必要だとか。ビギナーなら、テレビの後ろ側のような、広いスペースのほうが失敗が少ないそうです。

3.無地よりも柄の壁紙が簡単
今回教えてくださった鈴木連理先生いわく「初心者は、無地よりも柄物のほうが扱いやすいです」と予想外の返答に驚き!「柄の壁紙はデザインのインパクトのおかげで、遠目で見ると多少のズレは気にならなくなります。それに対して、無地は隙間が目立ちやすいのに加え、左右の濃淡が異なるので、リバース(天地を逆にして使用する方法)貼りをおすすめしています」

4.すでに貼ってある壁紙の上から貼る
コンクリート、板やベニア、珪藻土や漆喰に壁紙は使用できませんが、専用の糊は既存の壁紙に絡みつく構造なので、壁紙の上からなら確実に貼れます。自宅で見分ける方法としては、テープを貼って一晩外れなければ、適しているそう。店舗にはお試しサンプルがあるので、そちらを試してみたほうがよさそうですね。

さぁ、上記のレクチャーを受けた後は、実践に移ります。

揃えておくといい道具はこちら!

壁紙貼りに必要な道具一式。なでハケ(左上)、地ベラ(左中)、竹ベラ(左下)、ジョイントローラー(左下中央)、カッター(左下右)、バケット(中央上)、スポンジ(中央下右)、ハケ(中央下右)、ローラー(右)、輸入紙専用糊(右下)

手順は・・・
①糊を塗る➡②1列壁紙を貼る➡③竹ベラで癖づけ➡④余分な壁紙をカット➡⑤糊をしっかりふく➡⑥必要な分、この繰り返し➡⑦角の処理をする➡⑧つなぎ目にローラーをかける

糊の厚みが要になると言っても過言ではありません。ローラーに付けて塗り、細かい場所は刷毛できれいに仕上げるのがポイント。指の跡がつくくらいの厚さがベスト! また、カットするときは、カッターを入れたら抜かずに、地ベラをスライドさせて最後まで切ると仕上がりがきれいになります。カッターは使い続けると切れにくくなるので、1列ずつ貼り終わったタイミングで、迷わず新しい刃に変えましょう。
ちなみに、失敗した壁を剥がすときは、下端から手がかりを取って上に向けて引っ張るように剥がしていくと、きれいに取れます。万が一、糊が固まっている部分があったら、水を含ませて固く絞ったスポンジで拭き取れば、簡単に取れます。これなら原状復帰がマストの賃貸物件でも安心してできますね。

やってみると、だんだん慣れてきて
これならできそうな自信も湧いてきた!

周りはすでに終了しているなか、ひとり最期の仕上げ作業をしている様子。近くで見ると数ミリのズレがバレてしまいますが、遠目だとほとんど目立ちません。

1列めは、不器用さが露呈しないようにとにかく必死でした。ところが、2列め、3列めとなると、意外にもサクサクと進められたことに、自分でもびっくり。実践で少し難しいと思ったのは、やはり糊の量。均一にするためには、こまめにローラーに糊を足して塗っていくのがいいそうです。ちょっとくらいの失敗でも焦らず、心を整えた後に再度トライ。教わったことを忠実に丁寧に実践することが大事!

DIYの壁紙貼りは、達成感が120%
思いのほか、難しくなかった!

中央のグリーンの壁紙が私の担当箇所。今回使用したのは、ドイツの老舗メーカーrasch(ラッシュ)のもの。輸入壁紙は12,000円~15,000円/10mが平均価格。そう聞くと、6,000円/10mはリーズナブルで、デザインもスタイリッシュなので使いやすいものが豊富に揃っていました!

終わった後の正直な感想は、技術力よりも体力を求められたなというものでした(笑)。とはいえ、ハードルが高いと思っていた柄物の壁紙が、想像以上の仕上がりになったという満足度と、「DIY初心者&不器用な私にはできないかも」と思い込みで臨んだにも関わらず、「完成できた」という達成感で、終わった後はアドレナリンが大放出(笑)。先生が最初におっしゃっていた「初心者には柄物がおすすめ」だという理由も、完成後のプロのような仕上がりを目の当たりにして理解できました。
今回紹介した壁紙なら、後でライフスタイルが変化しても、賃貸で原状復帰が必要などの条件でも、今までとは違う空間を楽しめます。冬に向けて家で過ごす時間が長くなるからこそ、心地よい空間作りを目指したいですよね。気になる人は、ぜひ挑戦してみてください!

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