「プラダン」とは、ポリプロピレンを原料としたプラスチック製ダンボールのこと。紙ダンボールに比べ丈夫で水や油に強いうえに、軽くて女性でも扱いやすいのでDIY用の素材として注目されています。
目次
原状復帰DIYのいいお手本。プラダンで
タンクレストイレ風に目隠し棚を
プラダンDIYに初挑戦したという@rie.k1116さん。「気になっていたトイレのタンクを、思い切ってプラダンで覆い、すっきりと可愛いタンクレス風に変身させました。 作り方は、トイレ背面の壁の横幅サイズに合わせてプラダンをカットし、レンガ風のリメイクシートを貼ります。次に、水を流すレバーがくる位置をくり抜き、写真フレームをはめ込みます。これで棚の手前は完成! 天板も同様で、プラダンを天板のサイズに合わせてカットし、その上に木目調のリメイクシートを貼ります。ポイントはリメイクシートをジャストサイズではなく5㎜ほど長めにカットし、天板の側面にも貼り付けているところ。厚みが出て本物の木の板のように見えるんです。あとは、タンクの前側と後側に突っ張り棒を使うことで安定感を出しています。プラダンはホームセンターで購入し、それ以外は全て100均で揃えたので材料費もリーズナブル! しかも理想通りに仕上がりで大満足です。プラダンをカットするのが少し固くて大変でしたが、賃貸物件のDIYには手軽ですごくいい。次は、結露防止の二重窓を作る予定です」
切って貼るだけ。無機質な窓が
洋風のお洒落格子窓に⁉
築35年というご実家の和室をセルフリノベーションした@yokochin.tmy さん。「プラダンを使い始めたのは、壁紙を変えたいけれど直接貼るのは跡が残るのが気になって、プラダンの上に壁紙を貼ってみたことから。この窓も同様で、窓にビニールテープで格子を描きたかったのでプラダンを使用しました。半間サイズのプラダンを窓のサイズに合わせてカットして、100均で購入した粘着テープで窓に貼り付けます。その上に幅19㎜の黒のビニールテープを貼り、格子窓風にしてみました。プラダンはホームセンターで1枚200円くらいで購入できるので、コスパもいいですし軽くて加工しやすいのでおすすめですよ。あまりに使い勝手がいいので、我が家では壁や窓、トイレにと大活躍! インスタグラムで紹介しているので、ぜひチェックしてみてください」
リメイクシートをうまく使った
プラダンには見えないドッグハウス
@lepisora.naoさんは、飼っているヨークシャテリアのお家をDIY。「元は屋根も壁もないワイヤーネットのケージでした。まずは、小屋の側面と天井のサイズに合わせてプラダンをカットし、リメイクシートを貼ります。窓をつける位置は写真フレームサイズにくり抜き、フレームをはめ込みます。入り口は扉の形にカット。パーツを組み立てテープで固定し、小物でデコレーションしたら完成です。ポイントは、プラダンの断面部分をテープで巻いておくこと。意外と鋭利で手を切ってしまうこともあるので、ワンちゃんの安全のためにも気をつけたいですね。プラダンは軽くて扱いやすいので、女性の私でも簡単にDIYできました。しかもとても暖かいみたいで、家のわんこも朝までぐっすり寝ています」
適度に光を通す半透明のプラダンで
和室の障子をすりガラス風の窓に
アメリカンテイストのご自宅が素敵な@rumi_ebiさん。「元は和室だった子供部屋の障子を、洋窓風にDIYしてみました。工程は、まずはボロボロだった(笑)障子紙をはがし、枠を白にペイント。プラダンを枠に合わせてカットし、障子紙代わりにはめ込めば完成です。接着にはボンドを使用しましたが、子供部屋ゆえボールをぶつけたり、たたいてはがれてしまうことも多々あったので、最終的には5㎜幅の両面テープで補強しました。プラダンはビバホームで一番大きいサイズだった、180×90㎝のものを使用。半透明のプラダンは適度に光も通すので、圧迫感が出ず、密閉感が薄れるのもいいですね。カットもしやすく軽いので、使いやすかったです。今回はサイズが大きかったため縦に折れ線ができて、白い筋が入ってしまったのは残念でしたが、子供たちも大満足な様子でした。インスタグラムでも『障子だったとは思えない!』とお褒めのコメントをたくさんいただきました!」
オンラインで簡単オーダーメード!
1個から注文できるプラダンケース
大阪市北区にある中西金属工業株式会社の有志3名で始めたサークルが「物流女子(@butsuryuzyoshi)」。今や8人となった物流女子の目線で自社商品を紹介しています。「今回使用したのは、弊社のAMHAという通販サイトで販売しているプラダンです。色は11色、厚みは5㎜と4㎜から、また縦、横、奥行きは自由にオーダーできるというもの。組み立てられた状態で納品されるため、自分で組み立てる必要もなく楽ですよ。しかも、複雑な形の見積もりも独自のWebシステムで簡単に自動作成、即日発注することも可能です。今回は、洗面所の収納棚に合わせたBOX作りに利用してみました。中途半端な棚サイズのため、市販では合うBOXがなく悩んでいたんです。W230×H300×D420㎜を3箱分オーダーしました。色もサイズもジャストフィットするものは市販だと難しいので大満足。 他のメンバーは、洋服ダンスや家の中のちょっとした隙間を利用した収納BOXをオーダーしているようです」
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頑丈、軽い、カットしやすいと、三拍子揃ったプラダンは、DIY初心者にはうってつけの材料。 ご覧いただいたように、工夫次第でかなり立派に見せることも可能です。お家にいる時間が長くなったことで、ますます日々の暮らしに目がいくタイミング。達人たちのアイデアを参考に、ぜひお家DIYを楽しんでみてはいかがですか?