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パナソニックの扇風機史上最高級「リント」の4つのこだわり


2011年以降「省エネ」という目線から見直されたのが扇風機。その後、DCモーターを使用したモデルの登場から、近年のおしゃれ扇風機ブームに至るまで、その人気は依然として続いています。パナソニックによると「2012年以降、徐々に売り上げ台数を伸ばしている3万円以上の高級扇風機は、2年ほど前からよりデザインや機能性が高く高額なものほど売れ行きが伸びてきている」そうなんです。そんな市場の追い風を受けつつ満を持して発表されたのが「リント」なんです。

目次

こだわり1
360度どこから見てもネジやビスが見えない設計

〈左〉すっきりとしたバックスタイルの美しさはさすが!〈右〉土台の透過照明によるタッチパネルはスイッチをONにすると光ります。

扇風機は、土台、羽根部分、ポールと、とてもシンプルな構成です。リントは360°どこから見ても美しく見えることを意識してデザインされているので、どの角度からもネジやビスは全く見えません。これってなかなかすごいことです。また、磁器を思わせるような艶やかな漆黒の土台など、素材選びも徹底してる様子がうかがえます。

こだわり2
ウォールナットをたっぷりと使った高級感

猟銃メーカー『ミロク』の職人が高品質の木材を産地やグレードを限定して確保しているのだそう。つやつやの美しい塗装も職人の手仕事ならではのもの

家電では珍しく支柱にウォールナットが使われていてそれが「リント」の大きな特徴になっています。このウォールナットは北米、五大湖付近で採取されたものが使用され、実はこの扇風機のコストの半分近くをこの支柱が占めているというから、そのこだわり具合が想像できます。また支柱作りを手掛けるのはパナソニックと同じく100年の歴史を持つ国内唯一の猟銃メーカー『ミロク』です。素材を選ぶ職人の目利きと、木材に正確にまっすぐな孔をあける深孔加工技術はまさに磨き抜かれた職人技。一本一本手作りされるからこそ、この美しい支柱が作り出されるのだといいます。このウォールナットの支柱があるからこそ、この扇風機を単なる家電ではなく、北欧モダンなインテリアのなかにも溶け込みそうな“家具”へと昇華させてるのではないでしょうか。

こだわり3
7枚羽根による優しくもしっかりした風質

べっ甲をイメージした羽根。表面の溝と流線形のデザインがなめらかで長時間当たってもストレスのない風を生み出すのだそう

新たに設計した7枚の羽根は、表面をよく見ると細かい溝があるのが分かります。ひねりを入れ、中心近くを細く設計していて直線の部分が全くないのも特徴です。そのため、空気抵抗が少なく、従来よりも効率よく風を集められるようになったそうです。エアコンだけでなく扇風機の風でも連続的に浴びていると、体にストレスや疲労感を感じることがあります。それは体の深部を冷やしてしまうことが1つの要因なのですが、この流線形の7枚羽根が作り出す風は自然に近いため長時間当たっていても疲れにくいのだとか。

こだわり4
蓼科高原の風を計測・分析して生み出された
心地よい強弱のある風のリズム

信州の蓼科高原に吹く風を計測して 風速や強弱のリズムなど緻密なデータを採取・分析して自然の風にある「ゆらぎ」を再現しているそう

スイッチを入れてみると、あまりに静かなこと動きがなめらかなことに、とにかく驚かされます。音も風も、今まで使っていたものとはまったく別もの。心地のよい風というと高原の木々の間をすり抜けるような優しい風を思い浮かべます。パナソニックは蓼科高原に吹く風の風速や強弱のリズムを計って分析、再現しました。自然界の心地よいと感じるリズム「1/fゆらぎ」を25年もの間、研究し続けているパナソニックだからこそ可能なことで、これもまた体温低下を緩和し、長時間当たっても疲れにくい風作りに貢献しています。

 

手頃な値段でお洒落に見える扇風機も最近はたくさん見つかりますが、「そろそろインテリアも本物志向でいきたい」と考えているのであれば、その部屋に置く家電として、この扇風機も候補に入ってくるのではないでしょうか? そんな意気込みが十分に伝わってくる商品でした。

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