花粉やPM2.5は部屋に入れたくないけれど、ウイルス対策でしっかり換気も求められる昨今、空気清浄機の重要性は増していると言えます。ただ、HEPAフィルターを使用する方法が主流になったのが1990年代半ば。基本構造はその頃とそれほど変化していません。ある意味、機械としては成熟された現在の空気清浄機なら、ある程度の性能はクリアしているはず。それなら、見た目がいいものを選ぶほうが満足度が高いかもしれませんよ。
◆ ラビットエアー ◆
「MinusA2」
壁掛けOKでデザインは13種類。
フィルター含めカスタマイズ範囲が広い!
2004年に米国カリフォルニア州ロサンゼルスで誕生した空気清浄機メーカー「Rabbit Air」のMinusA2(マイナスエーツー )は、主張しすぎず、それでいてスタイリッシュなスクエアシルエット。お部屋に合わせて据え置きと壁掛けの2通りで使うことができ、フロントのデザインは、なんと13種類から選べます。本当に空気清浄機なのか疑ってしまいそうなこだわり満載ですが、機能性ももちろん優秀。5枚の高性能フィルターとマイナスイオン装置の計6段階でお部屋の空気をしっかり浄化。しかも、5枚のフィルターのうち1枚は、部屋の悩みに応じた4種類(細菌、ペット、毒素、消臭)から選べるため、暮らし方に合わせて、見た目も、置き方も、そして機能までも自由にカスタマイズできる守備範囲の広さが魅力です。
◆ エレクトロラックス ◆
「Pure A9」
オブジェのような5角形構造に
ファブリックやレザーが北欧らしさを強調
掃除機でおなじみの「エレクトロラックス」が提案する空気清浄機の驚くべきところは、家電とは思えないオブジェのようなフォルム。側面にファブリック素材をあしらい、持ち運び用にはレザー調のハンドルを装備。温かみある北欧デザインでリビングのインテリアとも自然と調和を保ちます。スタイリッシュな5角形の構造により360度全方向の空気を浄化。HEPAフィルターを含む5層フィルター構造でホコリや花粉、PM2.5に加えて生活臭もしっかりとキャッチ。効果が部分的にならないよう、スパイラル状の空気の流れを作り出すエアサラウンドシステムで部屋の空気をしっかりと循環。その見た目は、機能性とデザイン性を兼ね備えた必然の形なのです。
◆ モレキュル ◆
「エアー プロ」
操作ボタンのないミニマルデザインで
ユニークな近未来なたたずまいが◎
「モレキュル」は、ひどいぜんそくとアレルギーに苦しむ我が子を救いたいという1人の女性科学者の思いから誕生したアメリカのメーカー。20年を超える研究により、従来のHEPAフィルターの基準の 1/1000 まで 小さい物質も除去できるPECOフィルターを開発しアメリカで特許技術を取得しました。そのPECOフィルターを搭載した空気清浄機「エアープロ」は、無機質なメタリックカラーとレザーの持ち手のコントラストが印象的なミニマルデザインが大きなポイント。タッチパネル操作なので直感的に操作しやすく見た目もすっきりとしているためどんなインテリアにも違和感なくなじみます。フィルターを洗わず、6カ月毎にPECOフィルターをカートリッジのように交換するだけの手軽さも魅力です。
◆ ブルーエア ◆
「Blue Pure 231」
2トーンカラーが部屋のアクセント。
着せ替えできる空気清浄機
「ブルーエア」は「人は誰でも、きれいな空気を吸う権利がある。」という創業者の考えをもとに1996年にスウェーデンで誕生。以来、世界60カ国以上で支持されている空気清浄機専業メーカーです。紹介する「Blue Pure 231」は、いたってシンプルな長方形のデザインですが、布でできたプレフィルターを本体下部にかぶせることで見た目が変身。付属の2種類の他にもオプションでカラーバリエーションを選べるので、部屋の雰囲気に合わせてボディーカラーを変えることができます。操作はボタンひとつでとてもシンプル。ボタンを押せば本体下部からチリやホコリなどを360度吸引し、天面からきれいな空気を放出。広い部屋でも部屋全体にきれいな空気を効率よく循環できるようになっています。人気育児雑誌が選ぶ「第12回ペアレンティング アワード」の「モノ部門」で受賞もしている、名実ともに優秀な空気清浄機です。
◆ ライトエア ◆
「イオンフロー50 サーフィス」
フィルターやファンがないことで
実現した、他にはないスマートさが魅力
タワー状のスケルトン構造に青く光るライト。リビング用の間接照明かと思いきや、まさかの空気清浄機と聞いて驚く人もきっといるはず。このスウェーデンのメーカー「ライトエア」が開発したカッコよすぎる空気清浄機は、さらに驚くべきことにフィルターやファンがありません。秘密は本体からマイナスイオンを発生させて室内の有害微粒子(ホコリ、カビ、ウイルス)を吸着する特殊構造。使い続けて汚れてきたら、プレートを外して水洗いをすればお手入れ完了。フィルター交換も必要ないため、フィルターコストがかからず、定期的にお手入れをしていれば半永久的に使えます。また、ファンがないので使用中はとても静か。コンパクトなサイズながら存在感があり、お部屋のインテリアとして飾りたくなる空気清浄機です。
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空気をきれいにすることが目的なので、スペックにこだわって、できるだけ高性能なものを手に入れるのも、もちろん正しい選び方だと思います。でも部屋に置く以上、見た目も重要な選択基準のひとつ。気分もクリアにしてそうな美デザインの空気清浄機も候補にしてみてはいかがですか?