両社ともに考えたのは、
目に心地よいLED照明を作り上げること!
両製品に共通するのが、光が直接目に入らないような構造になっていること。『バルミューダ』では、LEDが上向きに配置されており、その反射光で照らします。覗き込んでも直接光を見ることはできません。また、目の負担となるブルーライトもしっかりとカット。『ダイソン』は、暖色系と寒色系のLEDをそれぞれ3つずつ搭載することで、より細かな色や明るさの調整が可能。明るさは100~1000ルクス、色温度は温かみがありリラックスできる2700ケルビンから、仕事など集中作業に向く、6500ケルビンまで調整できます。
そんな共通点もある両社の照明ですが、それぞれの特徴もチェック!
◆『バルミューダ』バルミューダ ザ・ライト
子供の手元を明るく照らせるよう考えられた
“フォワードビームテクノロジー”が凄い!
バルミューダは、スチームの力でパンをおいしく焼き上げる「バルミューダ ザ・トースター」を生み出した家電ベンチャー。一見すると植木鉢のようなスタンドからアームが伸びた普通のデスクライトですが、実はさまざまな特徴があります。大人と比べて、背の低い子供たちがデスクに座ると多くの場合、自分の頭より高い位置からデスクライトの光があたります。このため、ノートなどに自分の頭の影が落ちてしまい見にくくなるのですが、手元に影ができない手術灯のテクノロジーを応用することで、ライトの真下ではなく少し離れた先を照らす仕組みを作り出しました。これにより自分の頭や手の影がノートに落ちることがなく、手元を明るく照らすことが可能に。子供の目線を第一に考えて作られたものですが、大人が使っても心地よい明かりを手に入れられそうですね。
◆『ダイソン』ライトサイクル タスクライト
時間帯や地域に合った太陽光の色を
再現できるのでより自然に近い照明環境が!
サイクロン技術を生み出し、世界の掃除機市場をリードする『ダイソン』から登場したのが「ライトサイクル タスクライト」。縦横2本のアームで構成するスマートなデザインは、軽く押すだけでライトの高さや位置を簡単に変更できます。6つのLEDで自然光に近い色を再現し、人感センサーとアンビエント照明センサーにより作業面の明るさを一定に保ちます。最大の特徴は、スマートフォン連携で位置情報を取得し、住んでいる地域の自然光の明るさを再現できること! 昼間は明るい昼白色で照らし、夕方から夜になるにつれてだんだんと光が暖色系に変化させるなんていうことも可能です。これにより人間の体が本来持っている体内時計を正確に保てるんだとか。
バルミューダは作業用に、
ダイソンは大人の寝室にも向く
どちらも目に優しく魅力的な商品ですが、大人が使うとしたらどんなシーンが似合うでしょうか? 「バルミューダ ザ・ライト」はもともと小学生を対象に開発されたため、使い勝手は非常にシンプルです。明るさやアーム部分の角度を調整できますが、調色機能などを搭載していません。スタンド部には鉛筆やハサミ、定規などが入れられるペン立てが付いています。手元に影が出にくい設計を考えると、子供のみならず、大人の作業用・仕事用デスクライトとしてもなかなかいいですね。一方、『ダイソン』の「ライトサイクル タスクライト」はアプリと連動させて、時間帯や地域にあった光の色を再現できるのが魅力です。アプリは60秒ごとに現在地の自然光データが取得するため、より自然に光の変化を楽しむことができます。デザイン的にもとてもモダンでスタイリッシュなので、例えばベッドサイドの照明にもぴったりです。夜は落ち着いた暖色系の明かりで、朝は白昼色でシャキッと起きるなんて使い分けもできますね。高さ1407mmの「ライトサイクル フロアライト」もラインナップされているので、組み合わせて使えば寝室照明は完璧です!
品質の良い光は、目の健康はもちろんのこと、勉強のしやすさやライフスタイルにも大きく息をしてきます。革新的な家電メーカー2社が新たに提案する、これらの高品質なデスクライトがあれば、ワンランク上の光で家族の生活を照らしてくれそうです。