【住み家と風水:第18回】調理家電が多すぎると離婚率が上がる!?

家の風水というと、間取りや方位の良い悪いを想像しますが、それ以外にさまざまなことを風水的に見ていくことができます。要は“気の流れをよくする”手だてを考えるのが風水。占い師の月岡美緒さんに、気の流れを整えて幸せを呼び込むアドバイスをしていただきます。

目次

電子レンジが男女間のいざこざの原因!?

今回は料理の必需品である電子レンジやオーブンなどの調理家電のお話です。まずは前置きですが、キッチンには風水の五行説でいう言う「火」と「水」の要素をもつアイテムが混在しています。

>「」の要素を持つアイテム
温める・焼く・蒸すという機能を持った調理家電など。
例:電子レンジ、トースター、オーブンレンジetc.

>「」の要素を持つアイテム
冷やす家電や、水に関わるものなど。
例:冷蔵庫、水道、ウォーターサーバーetc.

冷蔵庫の回でもお話しましたが、キッチンは「火」と「水」の双方が戦いを繰り広げている空間で、どちらかの要素が勝ることで全体のバランスが崩れると言われています。そして風水では、そのバランスが男女間のバランスにも反映するとしています。最近、夫婦・パートナー仲にお悩みがあるようなら、キッチンを見直すといいですね。例えば、理論的な話し合いができなかったり、根拠のない感情論に走りがちだったりしたら、原因はキッチンにあるかも。けんか途中でその原因が分からなくなるのもバランスが崩れている可能性が高いですね。
また、「火」の要素は女性ホルモンにも大きく関わっています。もともと健康的な女性が住む部屋のキッチンで「火」のバランスが強まると生理不順や女性特有の婦人科系の病気を引き起こすと考えられています。だから、「火」の要素を強く持つ調理家電は、要注意です。私見ですが、最近、女性特有の病気が全体的に増加傾向にあるのは、ガスだけの調理から調理家電を使用する調理へと移行してきた。要するに調理家電が増えて、「火」の要素がキッチンに増えたことが原因のひとつだと考えています。

温める系の調理家電は脇役に。
これが夫婦円満の秘訣!

さて、本題です。ではどうすれば「火」と「水」がちょうど良いバランスになるのでしょうか? まずは調理家電をキッチンの主役にしないことが鉄則。とことん脇に追いやってください(笑)。キッチンのバランスを取るためにおすすめなのは、調理家電を使う回数を減らすという根本的な見直しがベターです。電子レンジなどで温めるのではなく、ガスを使って温め、実際に火を通して温めたもので体を温めていってほしいのです。ちなみに、ガスコンロも「火」の要素ですが、家電よりガスがいいのは自然界の火を実際に使用しているから。もしこれからキッチンのコンロタイプを選ぶなら、IHクッキングヒーターではなく、ぜひガスコンロを。

「火」と「水」の仲の悪さは
「木」で仲裁するor水を与え続けて

置く場所で避けたいのは、「火」の要素を持つ調理家電を冷蔵庫の上に置くこと。調理家電の「火」と冷蔵庫の「水」でバランスが取れているのでは? と思いがちですが、多くの家ではキッチンにはコンロという強い「火」の要素がすでにありますよね。なので、そこに調理家電をさらにキッチンに投入すると、「火」の要素が勝ってしまうのです。
とはいえ、キッチンの広さを考えて、冷蔵庫の上に調理家電を置くときは木の板をご用意ください。五行説で「火」と「水」の間に入る「木」を入れることが打開策。調理家電のサイズに合わせてホームセンターなどでカットしてもらうのがおすすめです。厚さは1、2㎜あれば十分。もしくは木製ラックを使うのもいいですね。もしキッチンの空間に余裕があるなら、隣り合わせにするよりも冷蔵庫と向かい合わせにするほうがバランスは整います。ちなみに、システムキッチンの流行で、ガスレンジの下に電子レンジが内蔵されているキッチンや、IHクッキングヒーターのキッチンが増えているようです。ご察しのとおり、「火」の要素が強すぎますので、水を入れたままにしたやかんをコンロに常に置いたりして、水を絶やさないように心掛けてください。コーヒーメーカーやワインセラーを近くに置いてもいいですね。

調理家電は白・ブルー、シルバーで
「火」の要素をダウン

キッチン全体のバランスをとるには、調理家電の色でも「火」を意識しなくてはいけません。つまり赤やオレンジ、朱色、黄色は「火」の要素を持つ色ですので避けるほうが無難。逆に「水」の要素を持つ色として、白やブルー系、淡い色はおすすめです。ちなみに黒は「火」の要素を吸収してしまうので、あまり良いとは言えません。調理家電に多いシルバーもOKです。白は料理など夫婦での共同作業が弾みますし、ブルー系ならバランスのとれた料理が作れるように、シルバーなら他人に惑わされず自分スタイルを築けるようになりますよ。もし、赤やオレンジ系など「火」カラーの調理家電を使っているのなら、その調理家電を使わないときは布でカバーしたり、鍋やフライパン、おたまなどキッチン小物を白系やブルー系など「水」のカラーを多めに使ったり。はたまた両間のバランスをとる「木」要素として植物を置いたりして、バランスを整えていきましょう。

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現代のキッチンは「火」の要素が強いので、「バランスよく」が合言葉。単純に熱い、冷たいをイメージしながら設置場所や色を考えてみてください。そうすれば女性は健やかに、そして夫婦やパートナーとも良い関係を築けます!

監修

月岡美緒さん

ワークライフバランスをとりながら、毎日の生活向上を目指すバランリード(バランスとリードの造語)主宰。風水鑑定歴は12年。開運アドバイザーとして、風水をはじめ、西洋占星術、四柱推命、タロット、アストロダイスなどの見地から鑑定や各種セミナー、レッスンなどを行う。風水では土地やマンションの購入、転居時の吉方位の鑑定の他、エネルギーチャージや運気を好転させるための方法を提案。キャリアカウンセリングとしても活躍中

バランリード代表 月岡美緒さん