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表札の掲げ方は磯野家に学ぼう
さて、質問です。あなたの家では表札を掲げていますか? 戸建てであれば掲げている方も多いと思いますが、マンション暮らしなら控えている場合も多いのではないでしょうか。このご時世、安全面を考えると出さないほうが賢明かもしれませんね。しかし、風水的には住居に表札はマストな存在とされています。昔の家ではどの家もきちんと掲げていました。あのサザエさんの家を思い出してください。まず門構えに表札。また門構えから距離がある磯野家の玄関にはまた表札があります。実はこれが表札の正しい掲げ方なんです(磯野家では、名字だけで、なぜかひらがな表記(笑)ですが)。
家族の繁栄を手助けする表札で
土地や家の価値上昇の見込みあり⁉
風水で表札は土地、家、家族の繁栄をつかさどるとされ、子孫繁栄と財産形成に多大な影響力を持つと言われています。だから、本来は戸建てだろうとマンションだろうと表札を掲げないのはよくありません。「ここは私の土地ですよ、私の家ですよ」と表札で示すことで、家を手放すことを避けられたり、長くその場に住むことができたり、はたまた土地やマンションの価値が上がったりすることが考えられます。なので、その土地や家が気に入っているなら、表札を掲げるといいですね。ただ、女性のひとり暮らしの場合は、無理に掲げないでください。風水は生活をより良くするための環境学。つまり、その時代に合った考えを柔軟に取り入れるべきだと私は思っています。一般的な風水の考え方も時代に合わせて少しずつ変化していますから、柔軟に考えましょう。ということで、女性の場合は、表札は玄関の中、つまり室内に掲げることを勧めています。表札は自分の家だという主張なので、掲げる位置、向きともに外側と同様にするのがベスト。ただ厳密には難しいと思いますので、なるべく玄関に近い場所に、玄関ドアの方向に向けて表札を置くなり掛けるなりしてみてください。
表札に家族全員の名前を
載せるかどうかは柔軟に考えてOK
では表札に名前をどう載せるか、気になりますよね。正解は家族全員の名前をフルネームで入れるのが一番良いとされています。ペットの名前まで載せられれば言うことありません。フルネームにすることで、この人たちがここに住んでいますと強く主張することになります。ただこれも防犯上、名字のみでもOK。環境を求めすぎて、事件を呼んでは元も子もないですから。バランスで考えましょう。簡単にアドバイスすると…
・表札に名前を書く順番は、代々、名を継いでいる方からが正統。
・新しく家庭を築くなら、一家で最もお金を稼ぐ人、稼ぎたい人から。
・表札に1名分のスペースを開けておくと、子供に恵まれるという説も。
夫婦共働きの場合は、どちらが仕事に趣を置いているか、または成功したいと思っているか、その家を支えて守る人を最初にしましょう。一家の主人は男性でも女性でもどちらでも構いません。また、子供やパートナーを求めているなら、そのスペースを空けておくのも手ですね。願掛けに近いものはありますが、空けておくことは「迎え入れる準備が整っている」という意味。求めているほうがより家族になりやすくなるとされています。
表札作りで気をつけたい3つのポイント
書体▶読みやすさが第1優先
行書や崩した文字でお洒落にするよりも、誰もが読める書体がベターです。英文で書く場合も同様。筆記体は避け、ブロック体など分かりやすさを心掛けましょう。読みにくいとその人の土地、建物として認識されにくく、その場に根付かないというのが風水の考え。表札を掲げる意味も半減してしまいます。
素材▶木がベスト! 反射する素材は避けて
自然を求める風水の考えから、表札は木や石がよく、ベストは木。これは風水の基本となる陰陽五行説の「木・火・土・金・水」で考えると、「木」はスタートの存在だから。成長の意味合いを持っているので、表札に使うと繁栄が望めます。石の場合は、おすすめは大理石で、墓に使われる御影石は避けてください。これは風水の一説なのですが、墓を想像させると敗退や死の意味を持つから。また御影石は来世を良くする石と言われ、現世の幸せがかないづらいとも言われています。もうひとつ、反射する素材も避けたいところ。玄関から家に入る良い運気を反射し、幸運を逃す可能性があります。
色▶黒だけは使用しない
木や大理石というと色は限られてきますが、「黒」だけは避けてください。黒は風水で感情と個性を抑えてしまう色。表札に使うと、生きる意味合いを奪ってしまいます。成功を収め、少し浮き足立っているときに戒めとして黒を使うのはいいけれど、一般的には避けたほうが無難です。あとはお好みで構いません。
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家族が増えたときは、その人の繁栄や成長も考えてなるべく新しく作り直すようお伝えしていますが、減るときは場合によります。財産や家を守りたいならそのまま作り替えなくても構いません。2世帯住宅は、どちらか一方だけではなく、必ず両家が表札を掲げるようにしましょう。片方のみ掲げるとバランスがとれなくなり、その間にトラブルが生じることも。親子、嫁姑のトラブルになりかねませんのでご注意ください。
最後に、表札を購入する際は、きちんと自分の目で見極めるようにしましょう。ネットは手軽ですが、素材が分かりにくいのがデメリット。素材を取り寄せられるならOKですが、難しければホームセンターや石屋さんなどで購入を。ご自分の家庭らしいデザインの表札を選んでくださいね。