生花と比べて毎日手入れをする必要がなく、さらにきれいで長持ち! そのうえ、意外にも手軽に手作りできるのがハーバリウムの魅力。「re:sumica」でも、ハーバリウムに関する記事がいくつか紹介されていますが、いずれも人気投稿になっています。インテリアを飾るその瑞々しく華やかなハーバリウム作品は、画像を見ているだけでも癒やされますよね。今回はSNSで見つけた美しい作品の数々を紹介していきます! これから挑戦したい人から、次の作品のイメトレの参考にしたいという人まで、ぜひ、ぜひ、チェックしてみてくださいね。
目次
水彩画のような色彩に癒やされる
その名も“SUISAI”
カーネーションとローズの花びらのみを使って、まるで水彩画のようなふんわりとした色彩を表現した、その名も“SUISAI”(M+IRIS オリジナルSUISAI)という技法のハーバリウム。ガラスのボトルはいくつも積み重ねることができるアレンジ自在のスタッキングボトル。このボトルも最近の流行です。(ruru_florale さん作)
夏に行ったリゾートを彷彿する
ブルーグラデが◎
こちらの作品のタイトルは「カリブ」。どこまでも続く、遠浅の海の浅瀬を思わせる透明感のあるブルーのグラデーションに、楽しかった夏の記憶が思い出されます。この夏は貝殻を使用した、清涼感のあるハーバリウムも人気だったようです。(atelier_cherie_mayさん作)
“押しフルーツ”を閉じ込めて作る
新鮮ハーバリウム!
ミカンに、キウイに、スイカにさくらんぼ!フルーツ盛りだくさんのかき氷、鹿児島のご当地名物“白くま”をイメージして作られた、とってもキュートなハーバリウムです。花材に使われたカラフルなフルーツは、押しフルーツと呼ばれるもの。(atelier_fleurさん作)
新素材のレジンボールが
泡のようにきれい!
今一番の注目株!オイルを入れると水の泡のように見える“レンジボール”をふんだんに使ったハーバリウムの作品。手作りキッドやワークショップなどでも、その名を耳にした人も多いかと思います。トレンドの“UVレジン”と“ハーバリウムサンド”が使われた、進化系ハーバリウム。(koeido_hobbyさん作)
艶やかな花材が映える!
絵画のような構成を参考に
彩り豊かに表現された、もはや芸術! とも言えるハーバリウム。正面に来る花材の配置を計算し、まるで一枚の絵のように丁寧に仕上げられた印象的な作品。絵の具を混ぜたようなアーティスティックな色彩も、今のハーバリウムの傾向。(hanaya.akinaさん作)
淡色MIXが愛らしい、
“ヘリクリサム”のハーバリウム
ボトルの中に丸ごと入れやすいサイズ感ということもあって、人気花材のひとつでもある“ヘリクリサム”を使ったハーバリウム。とにかく種類の多い品種ですが、ピンクのモンストローサ×ブルーのあじさいのカラーMIXで爽やかなバージョンに仕上がっています。(akiho.ya307さん作)
ワークショップを多く開いている
「麻布Amy」藤本美郷さんに
最新のトレンドをお聞きしました!
技術的に手の凝ったものに
挑戦する人が増えている!
「ハーバリウム作りもどんどん進化し続けていて、技術を要する作品に人気が集まってきています。花材の浮きを止めるのが難しいハーバリウムですが、“空間静止”という技術を使って、花材をさも浮いているかのように見せている作品が最近のトレンド。また、“ビビットカラー”で層を作った作品もハーバリウム作り体験教室で人気ですね」(麻布Amy 藤本美郷さん amy02misato05 以下同)
まるで「お魚が泳いでいる!」雰囲気を醸す
“アクアリウム”みたいなハーバリウム
「水草風のグリーンや金魚のシート、ハーバリウムストーンで魅せる、まるで“アクアリウム”みたいなハーバリウムも流行のひとつ。花材をお魚のように見立てたり、UVレジンを水槽から出る気泡のようにアレンジしたり。最近では、いろいろな種類のお魚のシートなども市販されていたりなど、変わりダネのハーバリウムも続々登場していますよ」
透明感のある素敵な作品に最新ハーバリウムのトレンド傾向、いかがでしかたか? 観測史上、最も暑い夏、などと言われる今年の夏! すこしでも、清涼感のあるハーバリウムの画像で、疲れを癒やしていただけたら、と思います。また、これを機にハーバリウムやハンドメイド作品の魅力について、興味を持っていただけたら幸いです。
(撮影/相澤琢磨)