調べてみると、数千円で手に入るものから高くても２万円程度が価格帯のようです。安いからダメかというと、そういうことでもなくて、目的が違っていると考えるほうがよさそうです。ただ、携帯充電ラジオや食料、飲料水がセットに入っていると値段も上がる印象です。そんなことも踏まえて、以下ご覧ください。
◆「YAMAZEN」 ◆
防災バッグ 避難用アイテム30点入り
できるだけ早く安全な場所へ身を寄せるための
一時避難を目的にした軽量コンパクトなセット
例えば台風で河川の氾濫が懸念されている場合に、できるだけ早く避難場所へ移動することも大切です。そんな、災害時に安全な場所へたどり着くための「一時避難」に着目したセット。機動力優先なので、水など重たいものは入っていませんがその分軽量。30点の防災用品が入っていて、値段も4000円弱とかなりリーズナブル。この値段なら、家族ひとりに１個準備しても、お財布も安心です。個人的には携帯充電ラジオがないのが気になりました。本体サイズ：W32×D16×H43cm
〈セット内容〉リュック、緊急用ホイッスル、2WAYドライバー、カッター、圧縮袋、予備袋、筆記用具セット、歯ブラシ×3本、綿棒×20本、マスク×3枚、携帯トイレ×3個、45Lポリ袋×3枚、紙皿×3枚、プラカップ×5個、割り箸×5膳、スプーン・フォークセット、2WAY懐中電灯、ラバー手袋、お薬ケース、布テープ、レインポンチョ、サンダル、アルミシート、アルミブランケット、エア枕、非常用給水バッグ、ラップ、アルミホイル、ボディタオル、ティッシュ
◆「Refian」◆
防災セット １人用 35点セット
被災者へのアンケートに基づき現役消防士が
開発・企画した無駄のないセット
この商品で、9000円程度。このくらいの値段になると充電ラジオや食料もセットになってくるようです。被災者1000人以上の方にアンケートをとり、それをベースに消防士が選び抜いた無駄のないアイテム構成で、非常食は４食分付いています。35点全部詰めても重さは3880gとなかなか軽量で、お年寄りや子供にも持つことができそうです。サイズ：H53×W36×D不明㎝
〈セット内容〉防災リュック、多機能ラジオライト、寝袋、軍手、携帯スリッパ、簡易トイレ×3、体拭きシート、紙皿、割り箸×2、ポケットティッシュ×2、マスク×2、ポリ袋45L、歯ブラシ、サランラップ、レインコート、カンパン、エイドクルー7点セット(絆創膏×3、綿棒×10、爪切り、はさみ、耳かき、爪ヤスリ、ピンセット)、給水袋、保存水×3、iPhone充電ケーブル、アンドロイド充電ケーブル
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◆「Defend Future」◆
防災セット ２人用 82点セット
災害後３日間を生き抜くことを目標に
防災士が監修。夫婦２人なら、これが便利かも
この“３日間＝72時間”とは、災害救助時に生存率が急激に低下すると言われている時間のこと。あるデータによると、人が水を飲まずに生きられる期間がおよそ３日間だそうです。そんな３日間を生き抜くための水や食料、防災グッズ２人分をひとつにまとめたセットがこちら。充電式ラジオライトのように夫婦で１個あれば問題ないものは１個にすることで、２人分を総重量約4.2㎏という重さに抑えています。個人的にいいなと思ったのは、デスクライトのようにも使えるラジオライトと、ハウス食品が作った温めなくてもおいしいカレー(笑)。１人当たり１万円見当の価格ですが、このくらいになるとセットの食料もなかなか魅力的になってきますね。夫婦２人暮らしなら、これひとつあればいいからスペース的にも効率的ですね。ちなみに、100ページ以上ある防災マニュアルもダウンロード可能だそうで、真剣に防災対策を覚えておこうという人もうってつけです。サイズ：H53.5×W30×D14㎝
〈セット内容〉防災リュック、ダイナモラジオライト、ダイナモラジオ付属充電ケーブル、５年保存水(500ml)×8、アルファ米×6、ハウス食品LLヒートレスカレー×2、パワーブストようかん×2、ラップ×2、ウォータータンク×2、エアマット×2、紙皿×2、レインコート×2、アルミブランケット×2、非常用トイレ×6、マスク×2、歯ブラシ×2、iPhone用ケーブル×2、すべり止め軍手×2、ホイッスル×2、ロープ×2、救急セットケース×2、絆創膏×2、包帯×2、カット線×2、綿棒×2、はさみ×2、ピンセット×2、爪切り×2、爪やすり×2、耳かき×2、モーリアンヒートパック×2、目かくしポンチョ×2、携帯洗濯セット×2、体拭きシート×2、内容品一覧 兼 ID用紙、防災マニュアル(PDFデータ)
◆「アイリスオーヤマ」◆
緊急避難セット２人用 36点セット
キャスター付きの３WAYリュックは、
災害時に重いものを運ぶ際に活躍しそう！
こちらも、２人分をひとつにまとめたもので、ひとつでいいものは１個にすることで量を抑えて極力コンパクトにまとめています。いちばんの特徴は、リュックがメインバッグとサブバッグの二つに分かれることと、キャスターが付いていること。リュックを分けて使ったり、キャリーバッグとしても使える３WAYバッグです。この、キャスターが付いている点がポイントで、断水して給水場所まで水を取りに行く必要がある場合、キャスターがあるとないでは運びやすさが段違いだと思います。これはなるほどなアイデアですね！ また、電池利用のスマホ充電器が付属する点にも注目。手回し充電器でスマホをチャージしようとしても、１通話分の電気をためるのもかなりの時間と労力のようです。緊急通話以外にスマホで情報入手を考えるなら、この充電器が頼りになりそう。
サイズ：〈本体〉W約50×D約22×H約53～90(キャスター込み)㎝〈サブリュック〉W約37×D約10×H約33㎝
〈セット内容〉大型リュックキャリー、単3乾電池×8、LEDハンディライト200lm、手回し充電ラジオライト、携帯充電器(電池仕様)、エアベッド×2、エアベッド用ポンプ、エア枕×2、ぽかぽか家族10枚入り、保温アルミシート×2、軍手×2、ウォータータンク10L、災害マニュアル、秩父湧水保存水2.0L×2、アルファ米五目ごはん×3、アルファ米チキンライス×3、尾西のライスクッキー、携帯トイレセット、歯ブラシ×2、除菌ウェットティッシュ ハンディ、安心清潔マスク(7枚入)、ホイッスル、耳栓×2、アイマスク×2
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◆「防災防犯ダイレクト」◆
キッズ防災セット
いざというときに自分で身を守れるから
子供にも持たせておくと安心!?
幼稚園から小学校高学年(身長90～150㎝)が背負えるサイズの子供向けに作られた防災セット。総重量も約2.9㎏と軽量です。内容は少量ながらしっかりしたもので、リュックは防水防炎にくわえてリフレクターも付いています。災害時には親が守ってあげられない状態が出てくる可能性もあります。そんなときのために用意しておいては？ ちなみに、リュックは2013年のキッズデザイン賞を受賞している可愛らしいルックスで、子供も気に入ってくれるはずです。サイズ：W26.5×H30×D10㎝
〈セット内容〉ダイナモ多機能ライト、５年保存水×2、非常用ようかん×6、５年保存缶詰パン、アルミブランケット、アルコール除菌ジェル、緊急用呼子笛(IDカード付き)、カイロ×2、三角巾、マスク、救急セット、緊急時連絡シート
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ちなみに、この記事最初の写真は、日本の政府広報サイトに載っている「災害への『備え』チェックリスト」です。災害時のために準備しておきたいものが分かりやすくまとまっていますので、防災セットはちょっと考えてからという人も、一度見てみてはいかがですか？ 政府広報サイトへはこちらから。