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カニカマハナコさん直伝!簡単で超おいしい「カニカマ時短料理」5品

風味や食感、形、色までカニの身に似せて作られているのがカニカマ。原材料は魚のすり身で、高タンパク低カロリーなヘルシー食材として注目を集め、テレビで取り上げられるなどブームになったのが2017年のこと。今では海外でも人気食材です。そんなカニカマを使い、2年半以上毎日カニカマ料理を作り続け、インスタにその料理を投稿し続けているのが @kanikamahanako さん。

「カニカマの魅力は、いつでも質が安定していること。本物のカニは高級なのに時に当たり外れがあったりします。その点カニカマはプレミアムラインでもカニに比べたら低価格、加工品だから味が一定でアレンジ料理にも使いやすい!」(カニカマハナコさん 以下同)。では早速彼女のおすすめ時短メニューをチェックしていきましょう。

目次

カニカマのうま味をしっかり味わえる
激ウマでお手軽な丼ものがおすすめ

カニカマ&揚げ玉のサクふわ食感がクセになる
「カニカマ天丼風」

【一杯分の材料】カニカマ/4~6本(大きさによる)、白飯/茶碗1杯、揚げ玉/大さじ2〜3、麺つゆ(ストレートタイプ)/大さじ1.5、カイワレ/適量

「この丼ぶりはカニカマに火を通さず、ごはんにのせるだけの簡単レシピ。香りや繊維感を生かしたまま食べられるので初心者の人も絶対失敗しないメニューです。カニカマの甘味&塩味に麺つゆの甘じょっぱい味がとても合いごはんが進みます。カニカマの柔らかい食感と揚げ玉のサクッとした食感の違いも楽しいですよ。盛り付けたごはんに麺つゆをかけ回し、揚げ玉、その上にカニカマとのせるだけ。仕上げに飾り用揚げ玉、カイワレをあしらい、麺つゆをかければ完成という簡単さも魅力です」

簡単だけど手抜きを感じさせない主婦の味方!
「カニカマ玉子丼ぶり」

【一杯分の材料】カニカマ/4~6本(大きさによる)、白飯/茶碗1杯、玉ネギ1/4個、煮汁(だし汁2カップに酒大さじ1.5、砂糖大さじ2、みりん大さじ4を鍋で加熱しておいたもの)/75cc、卵/1個、大葉/適量

「煮て甘くなった玉ネギとカニカマを卵でとじた“他人丼”は、カニの風味が感じられるので、低価格なのにそれ以上の満足感があります。 タンパク質がしっかりとれて、親子丼のような栄養価もあります。作り方も基本は親子丼と同じ。カニカマを入れるタイミングは玉ネギに火が通って、先に入れた半量の卵が半熟になった頃。半熟の上にカニカマを並べて、残り半量の卵を回し入れ、30秒程煮れば完成。カニカマの甘味は少し火を通すことでより増します。カニカマが硬くならないよう最後に足して煮るのがポイント」

見た目も豪華! 香ばしい匂いも魅力の
「あぶりカニカマみそ汁」

【一杯分の材料】カニカマ/3本、みそ汁/1杯(お好みで)、飾り用カイワレ/適量

「玉ネギとジャガイモのみそ汁にカニカマをトッピングしましたが、みそ汁の具材は何でもOK。ごく一般的なみそ汁に表面をあぶったカニカマをのせるだけで香ばしい風味が増し、見た目も贅沢に。 簡単なのにひと手間かけた感が出るのもポイントですね。あぶることでカニカマもより甘味を増すので、塩味の強いみそ汁とは相性バッチリ。カニのみそ汁は高価だけど、カニカマならプチプラでかないますよ。カニカマは、バットにのせてバーナーであぶります。好きな具材のみそ汁にのせたら、飾りのカイワレを忘れずに」

時短でおいしいお酒のつまみに
ぴったりな「カニカマあえ」2パターン

〈左〉「カニカマとメンマの和え物」【材料】カニカマ/好みの量、メンマ/カニカマと同量、長ネギ/10㎝、ゴマ油/適量、粗挽きコショウ/適量 〈右〉「カニカマとキュウリの塩昆布和え」【材料】カニカマ/50gくらい、キュウリ/2本、減塩塩昆布/20g、すりゴマ/小さじ1

ゴマ油の香りが香ばしくビールも進む!
「カニカマとメンマの和え物」

「甘味と塩味があるカニカマに、甘辛いメンマとネギの辛味が絶妙にマッチする一品。どちらもしっかり味があるので、ゴマ油と粗挽きコショウで風味を調整するだけ。お好みでほぐした柔らかい食感のカニカマに、柔らかいところだけを使用した穂先メンマを合わせて食感を近づけました。長ネギは白髪ネギにして水に5分さらして辛味をとっておくのがポイント。後はほぐしたカニカマとあえるだけ」

野菜とタンパク質を効果的に摂取できる
「カニカマとキュウリの塩昆布あえ」

「さっぱりしがちなキュウリとカニカマのあえものは、塩昆布のうま味にすりゴマの風味を足して、味に深みを出しました。カニカマはお好みでほぐしてあえて。カニカマ100gには約2.0gの塩分が含まれているので、減塩タイプの塩昆布を使うようにしましょう。また、塩昆布のアレンジバージョンとして塩麹を和えてもおいしいですよ。キュウリは斜め切りにして塩昆布をポリ袋に入れて揉んだら5分放置。その後カニカマを入れて混ぜ合わせ、盛り付け時にすりゴマをかけるだけととても簡単です」

カニカマハナコさん直伝!
カニカマをおいしく料理するコツ

「カニカマは魚の加工食品なので、加熱され、基本的には味もついています。カニカマの塩分量を意識してあえて下ごしらえでは味付けをしないなど、塩加減の調整が必要。また、最初から他の具材と一緒に火を入れると、カニカマの風味が抜けて、繊維も硬くなりより“かまぼこ感”が出てしまいます。だから加熱する場合は最後に入れるようにしています。今回紹介したのは帰宅後10分でできるものなので、生のまま使うレシピを多めに紹介しました。そのまま食べてもおいしいカニカマの特長を生かした和え物などは、ちょっとした副菜にも、お酒のおつまみにもなるのでおすすめですよ」

ちなみに、イチ押しのカニカマはこれ!

カニカマハナコさんのお気に入りはスギヨの「香り箱」。「カニの脚のような自然な色合いや繊維感で、見た目も味も一般のカニカマとは一線を画すプレミアムタイプで、スーパーでも鮮魚コーナーに並んでいるんですよ。ぜひワサビじょうゆで食べてほしいです」

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カニカマハナコさんがよく使用する香り箱は1パック約96g換算で80kcal。タンパク質は11.3gと多く、炭水化物7.8g、脂質0.4gほどなので、高タンパク低カロリーな食材と言えます。糖質も高くないのでダイエット中の方にもおすすめ。紹介した5つのレシピは、簡単&時短でできるものばかりなので、忙しいときの救世主になってくれそうです!

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