目次
まずはハンモックの種類をお勉強
メキシコマヤ地方発祥のカラフルな色柄が楽しめる「メキシカンハンモック」や厚手の手織りで耐久性にも優れる「ブラジリアンハンモック」、抜群の肌触りを楽しめる「オーガニックコットン」、狭い空間でも楽しめる1人用の「チェアハンモック」など、素材も形もさまざま。設置場所や家族構成、用途や好みに合わせて選んでください!
ハンモック準備に欠かせないのは
“引っ掛けるスペース”です!
引っ掛けるフックを取り付けさえすれば、手軽に脱着できるハンモック。ただ、その「引っ掛けスペース」をどこに確保するかというのが最大の問題。家の柱や壁などを利用できるのかどうか、まずは住環境をチェック。
大きく分けると以下の2つ。
①ボルトで壁や柱にフックを取り付ける
壁面工事が可能な場合は、壁に穴を開けてフックを取り付けます。「戸建てなどの柱は丈夫なのでさほど問題ないですが、壁に穴を開ける場合は素人判断では危険な場合も。壁の向こうはフックを固定する強度があるかをプロに見てもらうほうが安心です」
②壁に穴を開けられない場合は、スタンド式を
壁への施工が難しい場合は、スタンド式のものが便利。「いろいろなタイプのものがありますが、FREE HASHIRA STAND(フリーハシラスタンド)という商品は、45,000円と価格も手頃です。バンブー集成材を使用した、適度なしなりのある快適な乗り心地も魅力。 一人で簡単に組み立てることもできますし、平らな場所であれば、持ち運んで使うことも可能です」
場所が確保できたら吊すだけ!
用意するものは3つ!
スタント式の場合は、ハンモックの両サイドをスタンドに引っ掛けるだけなので本当に簡単!壁や柱にボルトを固定している方の場合はロープとS字フックが必要です。
・長さ調節に使うロープ<2本>
細すぎると強度が低く、太いと結びにくいので、直径1㎝〜2㎝くらいのものがベター。長さは1m〜2mほど用意。
・長さの微調整に使うS字フック<2個>
ホームセンターで購入できる一般的なものでOK。両端に最低限2つ必要ですが、高さの微調整に使えるので多めにあると便利です。
・ハンモック本体
長さが3.5〜4mあるものが横たわりやすく安定感があり、大柄の男性でもゆったりとくつろぐことができるそう。
吊し方
おまけ:天井の梁を利用すれば、工事不要!
天井の梁がむき出しになっている家の場合は、工事不要。ロープを梁に結んで引っ掛けるだけなので本当に簡単です。最近は、リノベーションで天井の梁をむき出しにしていることも多いので、もしそういう家にお住まいの場合は、簡単にハンモック生活がスタートできます!
子供も大人も安全に楽しみたい
気をつけるべき4つのポイント
安定してゆらゆらと横たわることができれば気持ちのいいハンモックですが、コツをつかまないと不安定になり横転してしまう場合も。
・ハンモックの高さ
「高さの目安は、人が乗っていない状態で腰あたりにハンモックがくること。身長によって、また新しいハンモックと使い込んだものでは布のたわみも違ったりするため、自分にとってもベストな位置を探してみてください。小さな子供がいるお家は低めの設定がいいでしょう」
・ハンモックの幅
「寝転がる際は、ハンモックに対して縦方向ではなく、対角線上に斜めに横たわると、安定しやすいですよ。万が一、うとうとして寝てしまっても、落ちることがありません。マヒカマノで取り扱いのある『Hammock2000』のハンモックは横の幅が広いので、おすすめです!」
・乗り方
「横たわるときは、ハンモックの低いほうから中央に腰を下ろすように座ります。危険なので、足から乗らないようにしてください」
気になる収納とお手入れ法
「布物なので筒状にたたむと場所も取らずにすっきり収納することができますよ。また、汚れが気になる場合は自宅で洗うことも可能です。ただし、両端のアーム部分が絡まると大変なので、5~6カ所を紐で固定してください。漬け置き洗いや手で押し洗いが生地にも優しく理想的ですが、布団用の大きなネットに入れれば洗濯機でもOKです」
覚えておくと便利!ハンモックのたたみ方
窓から入ってくる秋風が気持ちのいい季節です。そんな風を感じながらうたた寝なんて最高ですよね? そんな極上の癒やしのある生活を手に入れてみませんか?
(撮影/石田純子)