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ふわふわ&もちもち!
想像をはるかに超えるおいしさにびっくり
今まで米粉パンといえばパサついて味気ないというイメージでしたが、今回食べてみて考えが変わりました。小麦パンとは違う、雪のように真っ白な断面にまずは驚き! ひと口食べてみると、口当たりはふわふわしているのに、噛むともちもち。癖のない味わいで後味が軽やか。特においしかったのが耳の部分。お米のお焦げを思わせる香ばしさとパリッとした食感は癖になりそうです。このセミナーでは、そんな米粉パンを使ったアレンジレシピを、米粉のパンとお菓子の教室「あれこれキッチン」を主宰する多森サクミ先生が教えてくれます。
米粉パンの魅力はこの3点
●しっとり&モチっとした独特の食感
●お米ならではの甘味を感じられる
●グルテンフリーだから小麦アレルギーの人も食べられる
そのままでも十分おいしい米粉パンですが、さらにおいしくいただけるレシピをチェックしていきましょう。
◆野菜とみそチーズのタルティーヌ◆
焼いてもおいしい米粉パン
みそクリームが隠し味の映える一皿
しっとりもちっとした食感が魅力の米粉パンはトーストしてもおいしさはそのまま。サクッと香ばしい米粉パンの上にガーリックの効いたグリル野菜をのせたタルティーヌは味噌&クリームチーズが隠し味。お酒にも合うひと皿は色鮮やかなのでパーティレシピにもおすすめです。
◆安納芋モンブランのグラスデザート◆
どんなフレーバーにもマッチする
黒糖米粉パンをカステラ感覚でデザートに!
米粉パンはお米が元なので、甘いものからおかず系まで多くのフレーバーに合うのもいいところ。それでいて軽やかな口当たりで変におなかいっぱいになりすぎないのもいいんです。黒糖フレーバーは優しい甘味であんこや栗ペーストなど和の甘味とも相性抜群ですよ。
簡単に作れてビジュアルもいいから
おもてなし料理にぴったり!
多森サクミ先生の米粉のパンとお菓子の教室「あれこれキッチン」は、なかなか予約のとれない人気の教室。その先生のレシピを教えてもらえるなんて、何ともラッキー! タルティーヌはオーブンで野菜を焼いている段階からいい香りがして食欲をそそられました。米粉パンのもちっとした食感と野菜の歯ごたえもあり食べ応え抜群。デザートのほうも黒糖の甘味が優しく、全体的に上品な味わいが印象的でした。二つともビジュアルがいいので、ホムパなどのおもてなしとして出したいなと思いました。米粉パンでここまでおいしいので、小麦アレルギーの方がいても安心です。
米粉パンがおいしかったのは、
実は『タイガー』の最新
ホームベーカリーが凄かったから!
米粉パンを作り始めて10年以上という多森先生も衝撃を受けたというのが今回のセミナーの主役である『タイガー』の「IHホームベーカリー〈やきたて〉KBD-X100(以下、同品番)」です。「IHホームベーカリー〈やきたて〉」は、米粉パン以外にも、小麦食パンやフランスパン、ケーキや麺など、36種類ものメニューを搭載した優れもの。多森先生いわく、そのなかでも特に米粉パンの技術が素晴らしく、今までにない画期的な商品なんだとか。具体的に何が凄いのかというと…
●米粉100 %なのにふわふわ食パンが作れるのが凄い!
「通常のパン用の米粉は、小麦グルテンや増粘剤、デンプンなどを添加して膨らみやすくしたミックス粉が主流。これらの補助材料なしで、米粉100%のパンを焼き上げることは不可能に近かったんですが、IHホームベーカリー〈やきたて〉は、IH加熱技術で発酵温度をコントロールし、高火力で一気に加熱することで米粉100%でもふんわりとしたパンを焼き上げることができるように。ちなみにこの技術は特許出願中だそうです」(多森サクミさん・以下同)
●パン生地を3〜4倍に発酵させても陥没しないのが凄い!
「一般的な米粉パンを手作業で3〜4倍にまで発酵させると、焼いている間に生地が重みに絶えきれず、中央が陥没してしまいます。そのため、1.7〜2倍発酵が基本。膨らみが少ないため、残念ながらふわふわとは言い難い仕上がりで満足していたんだとか。ところがホームベーカリー〈やきたて〉は、パン生地を3〜4倍に発酵させて焼いてもつぶれず、まるで小麦で焼いたパンのように軽くてふわふわな焼き上がりに。このマシーンの登場によって、日本の米粉パンの技術は驚くほど飛躍をとげました! 生地が陥没する前に高火力で一気に加熱することで可能になったのではないでしょうか。IH加熱技術のたまものですね」
●材料を入れてスイッチを押すだけという手軽さが凄い!
「小麦粉パンも米粉パンも手作りとなると、粉をこねて発酵させてオーブンに入れて焼くという流れ。力作業もあり、時間も作業スペースも必要でしたが、このホームベーカリーは給湯ポットぐらいの大きさで幅もとらないうえ、材料を入れたらスイッチを押すだけ!というのがもう本当に凄いです。湿度によって水分量を変えたりとパン作りはセンシティブなので長年の勘が頼りのところもありますが、これはいつでもおいしい米粉100%パンが焼ける。その安定感こそ最大の魅力かもしれません」
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セミナーに参加してみて一番驚いたのは米粉パンがこんなにおいしいということ。しかもそれがスイッチひとつでできちゃうなんて感動せずにはいられません!だってセミナーの間中、やったことといえば粉落としと「焼けたかな〜?」とホームベーカリーのタイマーをのぞいたぐらいでしたから(笑)。料理好きなこともあり、普段からなるべく手料理を食べたいと思っていますが、パン作りまではなかなか手を出せませんでした。でもこれなら、私でも大丈夫かも。我が家は、小麦粉も問題ないので、普通のパンと米粉パンを食べ比べてみたり、家族でいろいろ試してみようと思います。