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【住み家と風水:第12回】玄関の鏡が、良い気を取り込み悪い気をはね返す

鏡は幸せを2倍にも3倍にも膨らませることができる風水に欠かせないもの。笑顔で見れば笑顔が増え、幸せが広がっていく。でも使い方を間違うと不幸せも2倍も3倍に……。口角を下げた不幸そうな顔で鏡を見ると運気を下げるとも言われ、実は取り扱いが難しいアイテムです。

目次

幸せは玄関から!
鏡を入って右か左に置くのが正解

風水好きならご存知かもしれませんが、鏡は玄関に置くといいものです。さらに言うと鏡は玄関に入って右か左に置くのが良い」とされています。まず、玄関に置く理由。それは玄関が気の入り口であり、「【住み家と風水:第3回】玄関マットと浄化」でお話しした日が暮れると漂い始める悪い気を跳ね返す力を持っているから。ただ、鏡を玄関の正面に置くと、良い気もはね返してしまいます。結果、良い気も悪い気も部屋の中に気を入れないから、正面に置くと鏡の効果はプラマイ0意味をなさなくなってしまうのです。というわけで、鏡は良い気を吸い取ることができ、なおかつ悪い気を外に追い出すことができる玄関の右か左にと言われています。もし玄関の右でも左でも鏡を置ける環境なら、玄関から入って右側に! 良い気は左回りで渦巻くように上に登っていきますので、より良い気を部屋に取り込める右側が特におすすめです。

ホラーの世界!?
混乱を招く合わせ鏡や三面鏡

先ほど鏡は玄関の右か左にとお伝えしましたが、欲張って両方に置いて合わせ鏡にするのだけはやめてください。合わせ鏡は気と気が合わさり、ハレーションを起こし混乱を招きます。自身も混乱に陥り、考えがまとまらなくなったり、気持ちが不安定になります。風水とは関係ありませんが、心霊現象が起きるというホラーの話もあります(笑)。玄関ではなくても、合わせ鏡は基本的に避けたいですね。もし合わせ鏡や三面鏡のドレッサーを愛用しているなら、合わせ鏡にならないようにずらす、三面鏡は開いた状態にして麻や木綿など自然界から生まれた素材の布を鏡にかけましょう。閉じておきたい場合もそれらの布を挟んでください。

欲しい幸せを招き寄せる鏡の置き方

鏡は玄関に、というのは風水の定説ですが、リビングに部屋を広く見せるために鏡を置く家も増えていると思います。もちろん置いても構いません。リビングなら部屋の内側に集めた良い気を室内にとどめておくために、鏡を部屋の内側に向けましょう。運気を上げたいなら、蛍光灯や照明の明かりも陽の気を持っていますので、ライトと並べて、鏡に光を映り込ませるのも吉です。また玄関→廊下→リビングとまっすぐにつながっている場合は、たとえ間に扉を挟んでいたとしても、玄関の正面に鏡を置くのはあまりよくありません。そして、鏡は【住み家と風水:第2回】冷蔵庫と金運でお話しした五行説でいうと、「水」の要素を強く持っているので、注意が必要なスペースもあります。キッチンでいうと「火」の要素が強い調理場が鏡に映るのは、パワーバランスが崩れて気が乱れますので避けたい場所です。逆にキッチンでもアイランドキッチンなど食事をするスペースであれば、鏡を当てることにより栄養価の吸収率が上がるのでむしろ良い影響になります。また寝室も注意が必要。寝室はもともと幸福度が高いスペース。鏡にそのスペースが映ることで良い気が巡りに巡ります。しかし、寝ている姿が鏡に映るとその強い気が体にも巡り、パワーチャージしすぎてしまうのです。つまり、興奮状態になってしまい、休息ができない。良質な睡眠が取れなくなります。寝室に鏡を置くなら、寝ている姿が映らないほどほどのサイズ感を意識して選んでくださいね。

女性なら毎日の準備で姿見(全身鏡)も必要ですよね。自分を見るということは前述の通りとても良いこと。さらにその効果を上げるなら、姿見を置く方角も少し意識。以下、自分から見て鏡がどの方角になるかで説明してあります。

鏡が北側健康運
温もりを与えると言われるのが北。実際は寒い方角なので、そこに鏡を置くことで寒さを弱めることができます。女性の健康の敵でもある「冷え」を緩和します。ただ、直接、太陽の陽を取り込める方角ではありませんので、昼間でも暗くなる場所なら、悪い気を吸収して2倍にも3倍にも膨らませます。明るさがあるかの見極めが重要です。

鏡が南側ビューティー運アップ
南はスタイルアップにつながる方角。ダイエットに成功したり、なりたい自分をイメージすれば、その目標に近づけたりします。

鏡が東側未来運アップ
行動力が上がるのが東側です。今の状況や自分を理解することができ、未来の自分をイメージしやすくなりますので、未来が開けてくると言われています。

鏡が西側金運アップ
お金が回るという西側です。しかし、西側ももともと直射日光が窓から部屋に入りにくい向き。鏡を置く場所が昼間でも暗いなら避けたほうが無難。西側も明るさを見極めてください。

運気アップにつながる鏡の形と映すもの

鏡の形は、風水で最も物事の調和をもたらすとされている八角系、良好な人間関係を運んでくれる円形やオーバルがおすすめです。姿見(全身鏡)は縦長の四角いものが多いと思いますが、正方形に近いほうが気を安定させる効果があるので、なるべく横幅があり、ゆったり見ることができるものを活用してみてください。

ところで、鏡に映っているものまで考えたことはありますか?  実は考えてほしいポイントです。汚れた靴や服、ごみ箱など感覚的で構いませんので、映ると悪そうなものは鏡に映さないように心掛けましょう。鏡に付いた汚れはもってのほか! 鏡が汚れていると夫婦・恋愛運、出会い運が急降下。年中鏡を拭いてください(笑)。また、割れた鏡は気の歪みを呼び、割れ目から悪い気が入り込んでいきます。鏡が割れたら潔く買い替えてくださいね。一方で鏡に映り込んで良いとされるのは観葉植物(多肉植物やサボテンはNG)。自分の未来想像がしやすくなり、未来運が上がると言われています。

鏡は味方にも敵にもなってしまうアイテム。でもちょっとした心掛けで幸せをたくさん運んで来てくれます。鏡の中では自分の幸せな姿・表情を意識してくださいね。それだけで幸福度が変わってきますよ。

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