少しでも掃除を楽にしようと、市販のトイレ掃除用グッズを買いそろえている私。汚れ防止用も含めると計6アイテムを使用中ですが、数に応じて掃除の完成度が上がっている実感は正直ありませんでした。そして・・・
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黒ずみに効くのは酸性洗剤。
そもそも手持ちのトイレ洗剤には
黒ずみに効くものがなかった(笑)
「おそうじ本舗」の尾崎さんによると、トイレの着色汚れの原因は、便器に残りがちな水あかやふち裏に黒くたまりやすい尿石。これらの汚れはアルカリ性なので、落とすには反対の液性を持つ酸性洗剤が有効だそう。おすすめは、ドラッグストアなどで購入でき人体にも安全なクエン酸。今使っているトイレ掃除用グッズをチェックしてみると、なんと酸性のアイテムがひとつもない(涙)。道理でゴシゴシこすってもなかなか落ちないわけです。そんな私ですが、教わったやり方でチャレンジしたところ、こんなにきれいにできました!
すっきりきれいにできると気持ちいい!
さっそく教わった方法をお伝えします
●用意するのは7アイテム
ゴム手袋、クエン酸、スプレーボトル、トイレブラシ、歯ブラシ、要らなくなった布切れ、トイレットペーパー まずはこの七つを用意。
●クエン酸スプレーを作る
スプレーボトルに小さじ2~3杯程のクエン酸を入れます。水量は400~500ml。濃度は汚れに応じて若干の調整はOKですが、濃いから落ちるわけではありません。液の中に粒子ができるだけ残らないよう、しっかり混ぜます。
●便器のトイレットペーパーを敷き、クエン酸水をスプレー
スプレーした後は、そのまま10分~20分程度置きます。雑菌も多いし洗剤による肌荒れも気になるので、必ずゴム手袋をしてください。
●便器の内側をトイレブラシで軽くこする
10~20分経過したら、トイレブラシを使い、トイレットペーパーごとこすります。放置したことで汚れが緩み、落ちやすい状態なので、強くこする必要はありません。こすった後のトイレットペーパーはそのまま流して大丈夫です。
●便器のまわりを掃除する
思っている以上に排泄物が飛び散っている壁や床。ここをしっかり掃除するのが、トイレの臭いを防ぐポイント。クエン酸スプレーを古布に吹きかけて、壁→便器の外側→床の順番で拭きます。直接壁にクエン酸スプレーを吹きかけると、液だれをしてシミの原因となる場合があるので注意しましょう。便器の取り付け部分など細かい場所は、古歯ブラシや綿棒にクエン酸液を吹き付けて、丁寧に汚れをとります。
●洗浄ノズル部分を掃除
洗浄ノズル(噴出口)は、使用時以外は見えない位置に収納されているため、掃除を忘れがち。洗浄ノズルは専用のボタンまたは手で引っ張り出すことができますが、無理に引っ張ると故障の原因になるので要注意。取扱説明書をよく読んでから作業を始めましょう。洗浄ノズルを引き出したら、クエン酸スプレーを吹きかけて古歯ブラシで磨きます。磨いた後は古布で水分を拭き取って、元の位置に収納して完了。
我が家のトイレで検証した感想は
漬け置きするのがいいみたい!
よくよく探してみると“混ぜるな危険”の文字に怖じ気づいて、しまい込んでいた未使用の酸性洗剤を発見。気になっていた汚れを落とすべく、プロ直伝の方法で試してみたところ、その効果は歴然でした。あきらめていたふち裏の黒ずみがわずか1回できれいに! 正しい洗剤を使うことと、10~20分放置して汚れを浮かせる効果が高いのかなと思いました。
ちなみに、プロに頼むと便座を外して
水も抜いてピッカピカにしてくれます!
どうしても落としきれない汚れがある、手が届かない位置や外せない部分の状態が気になるなど、日頃のトイレ掃除だけではクリアできない難所がある場合は、プロの手にゆだねるのも一案です。掃除をしたつもりでも実はまだ汚れている壁や床はもちろん、余すところなくトイレ全体をピカピカに掃除をするのがプロ流。まずは、便器内の水を専用の器材を使って抜き、便座を取り外すことからスタート。尿石などのしつこい汚れには酸性の専用洗剤と細かい毛のブラシを使用します。便器の外側やネジ部分など、細かい部分も丁寧に磨き切ったら、最後に床の洗浄とワックスがけをして完了です。
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頑固な汚れを落とすには、適切な洗剤を使うのが一番の近道だと知って、長年のゴシゴシ洗いから解放されたことが最大の収穫でした。クエン酸さえあればOKのシンプルな方法なら、掃除の回数も増え、ますますトイレに磨きがかかるはずです。これで、新年も清々しい気持ちで迎えられそう!