地球温暖化や住宅の高気密性などにより、日本の家は昔以上にカビが繁殖しやすいんだとか。「長雨が続く秋は、カビが好む温度20~30℃、湿度70%以上の環境にぴったりの季節。梅雨と比べても、降水量や湿度にそれほど差はありません。夏にひと休みしている黒カビが、気がついたら秋に大増殖している場合もあるので、目に見え始める前に掃除と予防をしておきましょう」(レック【激落ちくん】開発担当 石井和規さん・以下同)。思った以上に手強いという秋に増えやすい黒カビは、もともと耐性が強く、近年はより活発化している傾向も見られるそう。そこで、先手必勝がカギの秋カビ攻略法を教えてもらいました。
目次
カビにとっても過酷な夏を乗り切ることで
鍛えられた秋カビは、繁殖力も旺盛!
室内の空気に温度差がある夏は、風通しの悪い場所に湿気が滞留しやすく、そこにカビが潜んでいることもあります。秋になって気温が下がり、カビがすごしやすい環境が1日中続くようになると、あっという間に増えていくんだとか。「気温が30℃を越えるとカビの勢いは弱りますが、秋に発生する黒カビは、夏を生き延びることで耐性が強い場合が多く、酷暑が続く近年は、梅雨の時期以上に繁殖が活発になっていることも考えられるので要注意です」。涼しくてすごしやすいと感じたら、カビも活動を再開するシグナルだと考えるのが良さそうですね。
まだ黒くなっていない
菌糸が成長する前の退治が楽!
「黒カビは、種である胞子が着地した場所で発芽し、徐々に菌糸が成長していきます。目に見えるカビは、この菌糸が網目に成長した状態なので、まだ黒ずんでいなくても、根を張り始める前に原因菌を退治するのが大事です」。カビは同じ場所を好んで生えるので、一見きれいに見える部分でも黒カビ用のアイテムを使い、小まめに掃除をしていきましょう。浴室の排水溝や天井など、汚れがたまりやすい場所は早めの対策を心掛けて!
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カビの胞子が育ちにくくなる
防カビスプレーを施しておくのも手
夏より繁殖力の強い秋は、カビの元になる胞子が空気中に多く浮遊しています。「秋カビの有効な予防法は、床や壁に着地した胞子が成長しないよう、事前にバリアを張っておくことがマスト。繁殖の原因になる水分をしっかりふき取り、仕上げには、防カビ成分が水でとれにくい展着剤入りのスプレーを使ってください」。カビが生えていないから安心ではなく、生えていないときこそ防カビの意識を持つのが大事。年間を通して、カビができにくい環境を保てば、年末の大掃除も楽ちんですね!
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体感ではそれほど湿気を感じない秋ですが、目に見えないカビ予備軍がいたなんて……。これからは、黒くなるまで放置していたカビの掃除を小まめな防カビ掃除へシフトして、いつでもクリーンな家を目指しましょう!