私は600円前後のプチギフトを常にストックしています。これは、傘を貸してくれた友人に返却をするときや、一緒に働いているスタッフが残業でお子さんを待たせてしまったとき、雨で足元が悪いなか我が家に友人が遊びに来てくれたときなどに、感謝の気持ちで渡すため。大げさな手土産だと相手も気を遣いますが、600円程度のギフトなら、負担に思わせずに感謝を伝えられます。これまでの実体験をもとに、我が家の定番プチギフトを6点紹介します!
目次
新宿伊勢丹「名匠銘菓」コーナーで
見つけた、感謝を伝えられる
メッセージ付きのお菓子たち
伊勢丹新宿店地下1階に、各地の銘菓を集めた「名匠銘菓」というコーナーがあります。そこにはちょっとした感謝を伝えるのにぴったりな和菓子がバラ売りされているのでよくのぞきます。私のおすすめは、お礼の気持ちがイラストやメッセージで何気なく記されているお菓子。粉糖の中にくるみがたっぷり入っているクッキーが隠れている西光亭の「くるみのクッキー」648円(税込)は、メッセージを可愛いリスのイラストに込めた種類豊富なボックスが魅力。また、升本屋の和紙袋に入った「一筆かりんとう」279円(税込)は、“ありがとう”の他、“感謝”や“お世話になりました”、“HAPPYの素”などもあるので、数種類買っておけばシーンによって配れます。ちなみにこのかりんとうは「酒のつまみにかりんとうを」がコンセプトで、蜜の甘味と優しい塩の風味が広がり男性に渡しても喜ばれます。
「行列」や「売り切れ」とありがたみが
たっぷり。エシレ・パティスリー
オ ブールの「サブレ サンド」
渋谷スクランブルスクエアの1階、東急フードショーエッジ ワールドブティックゾーンにあるエシレ・パティスリー オ ブール。毎日行列が絶えず、その行列を見て挫折する人も多いようで、渡すととても喜ばれるギフトです。「サブレ サンド」は、ブール(プレーン)、ラムレザン(ラムレーズン)、ピスターシュ(ピスタチオ)の3種類展開で、それぞれフレッシュなバタークリームの風味が堪能できます。優しい色合いと愛らしいフォルムはもちろん、1ピース324円(税込)と手頃なのに買える店舗が少なく特別感があるので、並ばずに購入できたときに「おやつにどうぞ!」とサプライズで渡します。私はたまたま平日の開店後~13時くらいに通りかかることが多く、スムーズに購入できています。この時間帯が穴場かもしれません!
手軽に食べられるレトルトおしるこは
私の冬定番ギフト。郡山製餡の
「and3 あんこ屋のおしるこ」
寒い冬の朝食や小腹がすいたときに恋しくなるおしるこ。自宅で一から作ろうとすると、手間と時間がかかるし本格的な味を出すのが難しいですよね。かといって、とらやの「和三盆糖入 お汁粉」や、鶴屋吉信の「懐中しるこ」は王道でおいしいのですが、少しかしこまった感じがします。たまたまネットで見つけてお取り寄せをした郡山製餡の「and3 あんこ屋のおしるこ」324円(税込)は、テイクアウトのコーヒーっぽいパッケージがキャッチー。業務用あんこを製造する会社なので、丁寧に練られたこしあんがきめ細かくあっさりしていて、甘さの切れがよく食べやすいです。個別に包装された餅とあんこを出し、カップに入れてレンチン1分半という手軽さも◎。ほっとできる甘味のおしるこは、シルバー世代には老舗のもの、若手にはパッケージが可愛い「and3」と使い分けて贈ってます。
洗い物不要で手を汚さずに食べられる
気軽さがいい!
福砂屋の「フクサヤキューブ」
お子さんも参加するママ会のおやつタイムにぴったりなのが、福砂屋の「フクサヤキューブ」270円(税込)です。というのは、ボックス中央を開けるとそのままお皿代わりになるし二つ折りのフォーク付き、カステラは2切れずつ小分けで、食器要らずで手を汚さずに食べられる気が利いたおやつだから。ボックス入りだから持ち運びでつぶれる心配もないし、パッと出したときもパッケージがカラフルで可愛い♡ しっとりした生地にカステラ底に付いたザラメが口の中でアクセントになって、子供の大好きな牛乳にもマッチ。かさばらないので、その場で食べられなかったら持ち帰ってもらいやすいのも便利でいいですね。
お酒が好きなのに車や健康診断で
飲めなかった人にはデ・アンジェリの
「ワインカップ・ヴェネト I.G.P」
車で送ってくれた友人に「寝酒にどうぞ!」と渡すイタリア発、デ・アンジェリの「ワインカップ・ヴェネト I.G.P」。去年、紀ノ国屋 インターナショナルで見つけて以来、私も寝酒用としてストックしているワインカップ。ワイン通も納得の本格派で、シャルドネ100%のすっきりとした辛口の白、赤いベリー系の軽やかな飲み心地のロゼ、メルロー種を100%使用したフレッシュな赤が各330円(税込)とお手頃。帰宅後にひと息つこうとワインボトルを開けると、ついつい飲み過ぎてしまうことがありますが、これは187mlと程よい容量。カップのデザインもお洒落でプチギフトに最適です。
“まめ”に働けますようにと願いを込めて
「豆源」や「青山但馬屋」の
豆菓子をプレゼント
おせち料理に欠かせない黒豆には、“まめ”に働けますようにという願いが込められています。そこで仕事が忙しい友人に「お仕事お疲れさまです」のニュアンスを込めて豆菓子をプレゼント。東京・麻布十番に本店を構える豆源には、常時塩味&甘味の豆菓子(税込231円~)が約50種類揃い、甘党じゃない人にもぴったりなものが見つかります。また、外苑前にある青山但馬屋は、ピーナッツペーストが有名なお店ですが、不溶性食物繊維が満腹感をもたらす落花生を使った「黒糖ピー」530円(税込)は、ちょっと甘いものが欲しくなっても数粒食べると満足するので、ダイエット中の人に贈ると喜ばれます。そもそも豆は栄養食。豆源も但馬屋も味付けが上品なものが多く、胃がもたれないのでヘルシーなギフトを探している人に最適です。
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久しぶりの友人と夜遅くまで話し込んだときに、次の日の朝食にもなるカステラやカップのおしるこをもらったら嬉しいですよね? プチギフトは、こんなシーンにこんなものをサプライズでもらったら助かると、自分が贈られたと想定して考えるとナイスなものが見つかります。 また、それほど親しくない人には、テレビで紹介されていたものを渡すと会話のきっかけにもなるからいいですよ。