トイレはきれいにしておきたいけど、毎日掃除するのは面倒なもの。ついサボって黒ずんでしまうことも多いですよね。そんな悩みを解決してくれそうなものが、アメリカで開発された「ハイジェニックケミフリー」です。トイレのタンクにポンと入れておくだけで、便器の水あか・黄ばみなどの汚れを寄せつけない効果が最長5年ほど続くそうです。全米では過去累計販売実績が460万個を突破し、日本でも15万個を売り上げているヒット商品。私は今まで、タンクに置くだけ、スプレーするだけ、スタンプするだけなどサボっても汚れが目立ちにくいトイレ掃除用品3種を合わせ技で使用していて、効果は感じていますが、便器の掃除にかかる手間はそれほど変わらないことに悩んでいました。それが本当に解消されるならと、試してみることにしました。
商品がこれ。手のひらサイズで重さは約40g。本体自体は匂いも感じません。ネットでは1,500円~2000円くらいで売っています。手持ちのトイレ洗浄用品に比べると高めに思えましたが、5年間交換不要できれいにキープできるなら、こっちのほうが断然お得ですね。
水あかをつきにくく、菌やバクテリアの
増殖を抑える機能が詰まっています
きれいさが持続する秘密はこの2点。
- 内部に設置された「ハイドロミネラルマグネット」~磁石が作り出す磁場が、タンク内の水の成分で、水あかの元となるミネラルなどの分子をイオン化。水に溶け込みやすい状態にして、便器にこびりつく汚れとしてとどまらずに流されていきます。
- ケースに練りこまれた「バクトベーン」~病院などで採用されている抗菌・消臭素材のバクトベーンは、カビの原因となるバクテリアを死滅させるマイクロサイズの浸透物。これを容器に使うことで、臭いの元となるバクテリアやカビ菌の繁殖を抑制。長期間、タンク内を清潔にキープします。
要は、ついた汚れを落とすのではなく、そもそも汚れや臭いがつきにくい仕組み。ハイドロミネラルマグネットもバクトベーンも効用は半永久的だけど、効力テストで実証されているのが5年間なので、それが交換目安とされているようです。
1カ月間で軽くブラシこすりを1回だけ。
掃除時間わずか30秒できれいさキープ!
自粛中のため家族がいつもより頻繁にトイレを使っていましたが、2週間経過した時点でわずかな黒ずみができただけ。便座の掃除をするついでに使い捨てのトイレブラシでさっと掃除をしました。化学薬品不使用なので、他の洗浄剤を併用してもOKとのこと。その後も引き続き放置したままですが、赤カビや黒いリング状の汚れができることなく、トイレ独特の嫌な臭いや薬品臭などもありません。常備していた置くタイプのトイレ用消臭剤は、もう必要ないかもしれませんね。便器を1カ月放置というのは、無精な私でもさすがに未知の領域でしたが、ここまで汚れがつかないことにびっくり。家族は、最近まめにトイレの掃除をしてると勘違いしていると思います(笑)。 ケミフリー自体に洗浄効果はありませんが、一度きれいにしておけば、その状態が続くなんてミラクルですよ!
使い方は簡単!
トイレタンクに入れておくだけ!
使い始める前に、便器は酸性のトイレ用洗剤でふちの奥まで入念に掃除。タンク内は外せる部品は取り出して、お風呂用の界面活性剤と歯ブラシでこすりり洗いをしました。これが最後!?と思いながら、小一時間かけて丁寧にやりました! 適切な場所を見定めたら、ケミフリーを設置します。使用可能なのは、開閉できるフタがついていて、ケミフリーを安定した状態で置けるスペースが確保できるタンク。排水口の近くに設置すると詰まるので要注意です。スペースが不十分な場合や水流で動く場合は、付属のヒモでつりさげる方法も。汚れがいつもより気にならないと感じる目安は数週間程度とのこと。水質の違いや使用頻度、タンク内のゴムパッキン、パイプの状態によっては、汚れがつかなくなる効果が出るまでに、1~3カ月ぐらいを要することもあるようです。私の場合は、すぐに効果が出ました。便器洗いのストレスがなくなり、トイレ掃除が楽になって大満足。洗剤不要で環境に優しく、長期間使い続けても安心な面も嬉しいですね。
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タンクに入れるだけで買い替えも不要、という手軽さが本当に魅力的。面倒な便器掃除から解放され、もっと早く出合っていればと悔やまれるほど。 これから雑菌が繁殖しやすい季節ですが、便利なアイテムを活用すれば、手間を減らして気持ちの良いトイレを維持できますよ。