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外出中の子供を見守れるGPS端末「いまここ」を試してみた

小学生になると子供が1人で行動することが増え、それに伴い想定していないような出来事も日常茶飯事。私は、小学校高学年(キッズケータイ持ち)と低学年の子供を持つ母親ですが、やはり日々子供たちの登下校中は心配がつきません。

NTTレゾナントが小学生の保護者1200名に対し行ったアンケートでも、子供の登下校に防犯上の不安を感じていると回答したのは55.5%。誘拐や不審者のニュースもなくなることがないし、長女が1年生の時に登下校中のトラブルで肝を冷やした経験があるので、次女には早々にキッズケータイを持たせようと思っていました。そんな矢先、子供用GPS端末を試せる機会が。

今回お試ししたのは子供用の専用GPS端末「goo of things いまここ」。手持ちのスマホと連動させ子供の居場所がリアルタイムで分かるというもの。端末を購入し、月々の利用料を支払うことで利用できます。簡単に魅力をお伝えすると

さらに、防水機能や複数人での見守り、防災施設の表示など、さまざまな機能があるようです。

利用のイメージはこんな感じです。(出展:NTTレゾナント)

目次

箱からあけて、すぐにセット完了
面倒な操作がなく、すぐに使えました

この手の機器は操作や設定が面倒というイメージがありましたが実に単純明快でした。スマートフォンで アプリをインストールし、プロフィールを設定、GPS端末をアプリに登録すれば完了。マニュアルを読めば、すいすいと進められるのでスマホ操作が苦手な方でも安心です。端末を手に持って驚いたのはその地小さなサイズと軽さ。およそ5㎝四方、39gなので、ランドセルやバッグ、キッズケータイにつけても負担になりません。

また、アプリの操作も直感的でサクサクと使え、これなら毎日手軽に利用できそうです。よく行くスポットや危険地域なども設定できて、子を持つ親なら納得の機能でしかも登録がスムーズな点も高評価。

スマホ越しに足跡を追跡
我が子はここにいるという安心感が凄い!

GPS端末用のシリコンゴム付き。キーチェーンや専用ケースなどがあるとありがたいのですが、今回は無理やりキッズケータイに取り付けてみました。

今回は次女が友達と児童館に行くというので長女の携帯と一緒に「いまここ」を持たせて、その動きを追ってみました。GPSで母が自分の居場所を分かっているということが娘も嬉しいみたいで、「いつもと違う公園にも行く!」と強気の行動範囲を宣言し出掛けて行きました。

事前に行動するであろう場所を設定

まずは次女の行動する場所を登録。近所の児童館や習い事を登録すると、その場所が赤く囲まれます。

スマホのアプリを開くと
子供の現在位置がひと目で分かる!

アプリ画面を開くと、子供の現在位置が確認できます。また、エリア登録した範囲を通ると、スマホの画面に上の写真右側のように通知が届きます。子供がGPS中央のいまここボタンを押しても、その場所がスマホに通知されます。

転々と移動する子供の足取りをほほえましく見ていたところ、スマホ画面に「いまここ」ボタンの通知が! そして間髪を入れずに電話も。どうやら、友達が道で転んでけがをしたため、絆創膏を持ってきてほしいとのこと。携帯をもたせておいてよかったと思いつつ、場所を聞いてみても、よくわからない説明。そう、ここでGPSが大活躍でした。「いまここ」で表示された場所を確認し、無事受け渡しに成功。低学年ぐらいだと、自分のいる場所の説明もうまくできなかったりするのでこんな時は便利だなとしみじみ感じました。

行動履歴を追えたり
GPSの電池残量も確認できて便利

行動履歴を追えるので、帰ってきた子供と、履歴を見ながら、この道は気をつけてとか、ここで不審者が出たらしいよと危機管理の勉強にも活躍。実際に歩いた道だから、本人の理解度も高く納得してくれました。あとは、GPSの電池残量が分かるのもポイント高いです。1回の充電で約2週間(※行動履歴の更新設定が3〜5分毎の測位の場合)もちますが、充電忘れはよくあるので、スマホアプリ上で残量が分かるのは安心です。

保護者が在宅時も仕事に出ている際も
キッズケータイと併用して持たせたい

今回は保護者が家にいたパターンでしたが、外で仕事中に子供がどこにいるのか分かるのは心強いはず。低学年の子にはキッズケータイと併用して持たせると、本当に安心だと思います。またGPSならではの便利な機能がフルで発揮されるのは学校。毎日持たせていれば、おおまかな帰宅時間が把握できるのでこれはすごく便利。実際小学校や中学校は原則、携帯は禁止ですし、帰り時間は本当に日によってバラバラなんです。親の帰宅時間が遅れて子供が家の前で泣いていたり、お迎えしても待ちぼうけだったり、そんなトラブルもしばしば。GPSで動きを追っておけば臨機応変に動けるので、これはかなりの強みです。低学年の子供がいるなら、それだけでも持たせる価値はあるなと思いました。

使っていて気が付いた「こんなことにもいいかも」

ひとりで行く習い事や塾の到着や出発確認
とくに塾に関しては遊びに行ったまま行くこともあり、遅刻していないか確認できて便利でした。

携帯がつながらないとき
途中で充電が切れる、遊びに没頭するなど起きうるトラブルに慌てず対処ができました!

電車を使う際の安全確認に
雨の日の塾の移動に電車を使うので、ちゃんと電車に乗れているかの確認ができます。中学受験などで電車通学の時になった場合はマストかも。

キャンプや遊園地など、迷子になりやすい場所
広いキャンプ場で子どもだけで遊ぶこともしばしば。目印のない外や人の多い場所では携帯よりもGPSは強い!これは未就学児童に持たせてもいいかも。

約束した帰宅時間に子どもが帰ってこないとつい不安になったりイライラしたりしてしまうのですが、GPSで場所を把握できるだけで、これらの不安要素がだいぶ消えます。普段からすべて監視したいわけではないですが、ちょっと知りたいときに子どもの居場所がわかることでこんなに心が平穏になるんだということが知れたことは大きな収穫でした。キッズケータイとともに我が家は導入を検討しようと思っています。

「goo of things いまここ」

外形寸法:W51×H51×D15mm 、重量:39g 本体価格: 9,680円、月額利用料:638円(共に税込)

 

公式HPをチェック!

他にもおすすめ!子供用GPS端末

ドリームエリア「みもり GPS」
危険な場所やお知らせを
音声で知らせる新設設計

外形寸法:W54×H54×D20㎜  重量:55g  本体参考価格: 8,580円 月額:748円(共に税込)

Amazonでチェック!

危ない場所に立ち入ったり、帰宅時間が遅くなったときに、両親の代わりに音声で直接知らせてくれる便利な機能がついたGPS。最短で1分ごとにGPSで現在地を測位し続けるため、アプリを開けばほぼリアルタイムで子供の位置情報がわかります。

IoTBank「まもサーチ」 
衛星測位システム「みちびき」の電波も使用し
市街地や地下でも位置情報を取得できる

外形寸法:φ41×D14㎜、重量:約20g 本体参考価格:5,280円、月額480円、年額5,000円(全て税込)

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コロンと丸いフォルムが可愛い「まもサーチ」。一般的なGPSの電波に加え、日本の衛星測位システム「みちびき」の電波も利用した高精度な位置情報システムが大きなポイント。市街地や地下での位置情報も正確に取得できるので安心度もアップ。月額528円(税込)プランと年額5,500円(税込)のプランが選べるのもポイント。ソフトカバーやリュック型ポーチなど、専用のカバーも充実。

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ニュースで報道される小学生を狙った悪質な犯罪や、学校の一斉メールから送られてくる「不審者情報」に不安を感じつつも、GPSまでは…と思っていましたが、持っているだけでこんなに安心感があるとは知りませんでした。リモートワークも少しずつ解除されつつある中、子どもが今どこにいるか可視化できるシステムは、親にとっても子にとってもメリット大。親子にとっての新しいきずなの在り方なのかもしれませんね。

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