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知的家事プロデューサー・本間朝子さんの時短裏ワザ Vol.1【料理の手間を大胆にカットする】

カレーの量が少ないときれいに取れないので、2人前以上残っているときに試してみて。


連日30度を超えるような残暑が続くこの夏は、コンロの前でゆっくり料理をするなんてまっぴらですよね。本間さん曰く、料理の時短は“手抜き”をするのではなく、“手間を省く”こと。もともと家事が苦手だった本間さんが考案した「知的家事」とは、無駄な時間と労力を省いて家事を快適に効率化させるメソッド。今回教えて頂いた料理や洗い物をさっと終わらせる「時短料理」術をマスターして、効率よくおいしい食卓を築きましょう!

目次

カレーに寒天パウダーを混ぜることで
洗い物が劇的に楽になる!

暑い季節にスパイスの利いたカレーは夏バテ気味の体でも食欲をそそるし、家族や友達が集まる夏休みは手軽に作れるから大活躍です。そんな頼れる存在のカレーですが、食べ終わった後のお皿やカレールウのこびりついたお鍋を洗うのが少し厄介…。そこで本間さんのこちらの発言です!
「ゼリーを作るときに使う粉末状の“寒天パウダー”をカレーを煮込むときに入れるだけで、洗い物が劇的に楽になりますよ」(本間さん・以下同)。分量は通常の料理に使うときと同じで、水500㏄に対して4gの寒天スティック1本程度。カレールウを投入するタイミングで、寒天パウダーもイン。特に味に影響はないので、そのままいつものように仕上げましょう。ただ、パウダーの分量が多すぎるとカレーがもったりと重くなるそうなのでご注意を。「寒天パウダーを入れたことで、お鍋に余った冷めたカレーはへらでこすると鍋肌からぺろんとはがれます。それだけで、つけ置きしたりスポンジでこすり洗いするストレスがなくなります」。
そもそもこの方法、本間さんが「不足しがちな食物繊維を取りたい」と何気なくカレーに寒天パウダーを入れてみたところ、洗い物が楽だと気づいたことで偶然に生まれたものだそう。栄養的にもメリットがあり、後片付けが楽になるなんて、嬉しいですよね。ちなみに、寒天パウダーのアイデアはシチューにも代用できるそうですが、本間さんも未体験とのこと。

トースターにおまかせのホイル焼きなら
調理道具の片付けナシでOK!

次は、コンロの前に立たなくてもメイン料理ができてしまう時短ワザであり、本間さんの十八番料理でもある“ホイル焼き”です。「朝仕込んでおけば、帰宅後にオーブントースターで焼くだけ! フライパンを使ったり、裏面を焼くためにひっくり返す手間もないので、トースターにおまかせしている間にほかの準備ができるのも良いところです」。この時期は、火の前に立たずにメインが完成するのはありがたいですよね。「今回は鮭としめじにしましたが、豚肉とキャベツなどいろいろと応用が効きます。まな板、包丁、鍋などの調理器具を使わないこともポイント。お皿も汚れないので、洗い物も減りますよ」。
帰りが遅くなりそうな日は、朝作って冷蔵庫に入れておけば、夕飯作りで焦らずにすみそうです。一人分ずつセットできるというホイル焼きの利点を生かして、時間差で食べる家族のために仕込んでおくというのも便利な使い方。子供の夏休み中、ママが仕事で不在のときも温かいご飯を食べさせてあげたい!というときにはぜひこの「ホイル焼き」を作ってみてください。

小松菜や青梗菜などは
そのまま冷凍しておひたしに!

冷凍庫から出して自然解凍しただけとは思えない、きちんとした見た目。もちろん味も損なわれず、ほどよく柔らかい触感のおひたしになりました。

小松菜は買ってきた状態のまま冷蔵庫に入れておくとすぐにしなびてしまいます。本間さんがおすすめするのは、「生のまま冷凍」すること。冷凍方法はいたってシンプル。「さっと洗って4~5㎝程度にカットし、フリージング袋に入れるだけ! ポイントは水気をしっかりと拭いてフリージング袋に入れることです」。
あとは一品足りないときに、冷蔵庫から出し、袋の上からほぐして使いたい分だけお皿に薄く広げて自然解凍すれば、茹でたときと同じような柔らかい触感の小松菜が楽しめます。「自然解凍する時間がないときは流水をあてると早く解凍します。冷凍のままお味噌汁に入れるのも◎。小松菜の栄養やうま味は茹でると湯に溶けて減ってしまうので、生のまま冷凍することは時短だけでないメリットもあります」。クセやアクが少ない小松菜、それから青梗菜も同じように冷凍できるそう。アクの強いほうれん草は冷凍には向かないのでご注意を。

 

本間さんがおすすめ、半歩先のAI家電
時短料理の最終形!?
ヘルシオ ホットクック」が凄い!

「人工知能であるAIを組み込んだ、家事を手助けする製品がどんどん増えています。家事を時短したい方は、AI家電も柔軟に取り入れてみてください」。ご自身でもAI家電を積極的に取り入れているという本間さんが、今回おすすめしてくれたのは「ヘルシオ ホットクック」。

ヘルシオ ホットクックに無線LAN機能を搭載した人気モデル。 [幅395×奥行305×高さ249㎜]。2~6人用2.4Lヘルシオ ホットクックKN-HW24C‐R(レッド系)オープン価格。

ホットクックが本間邸に届いてさっそく作ったのはカレー。「材料をカットし具材を入れたら放置しておくだけ。メニューによりますが、最大15時間の予約調理の設定ができるので、不在時間の長い人でも大丈夫。調理が終わってもその後は保温しておいてくれるので、朝セットしておけば温かいカレーが帰宅後すぐに食べられます。無線LANにつなげばスマホでメニューが見られて、そのメニュー自体もどんどん増えていくんです。いろいろなカテゴリーの料理があるので食事作りが楽しくなりますよ」

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暑いからといって買ってきたもので済ませずに、簡単な時短料理を組み合わせたり、AI家電を使えば自炊もお手軽!「料理のスキルに関係なく、誰でもおいしい料理が作れるので、ご主人との家事シェアにも最適ですよ」。今年の猛暑を家族で元気に乗り切るために、ぜひ“手間なし&ほったらかし”でできる料理の裏ワザを取り入れてくださいね。

時短家事について触れている本間さんのセミナーの様子はこちらの記事をチェック

■本間朝子さん著書
「ムダ家事が消える生活」
(サンクチュアリ出版)

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(撮影/石田純子)

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