テーブルセッティングをする際に一番気にかけるバランスはどんなカトラリーを置くかです。アンティークカトラリーの魅力にハマって10数年経ちますが、通常のカトラリーに比べてどんなところが魅力かというと…
●手抜き料理に趣きを添えてくれる
●バラバラで組み合わせても決まる
●和洋中どんなテイストとも自然となじむ
というところ。おまけに単品でも深みがあり、時を経てそなわった趣きは、とにかく”映え”るんです。早速私が少しずつ集めたアンティークカトラリーを例にこのポイントを説明していきますね!
目次
地味料理・手抜き料理も
アンティークパワーでこなれた印象に
毎日の食卓は正直パパッと作った手抜き(地味)料理の回数も多かったりします。自分だけのランチとなれば究極に地味(笑)。そんな料理も、アンティークカトラリーをセットすると素敵なカフェ風に見えるから不思議です。ちなみに上の写真の器はIKEAです。そう、プチプラ。高い器も素敵ですが、安いお皿でもアンティークパワーに頼ればご覧の通りです。柄が円柱のスプーンに装飾が施してあるフォーク。どちらも使えば使うほどに味が出て愛着あり。我が家の食卓のスタメン選手です。円柱のスプーンは純銀なのでちょっと重いですが、機能性だけを追求していない不完全さもアンティークの魅力だと私は思っています。
あえて一点物のアンティーク同士を
組み合わせて自分のセンスを楽しむ
あえてセットで揃えない!というのが私のテーブルメイクのこだわりポイントなのですが、既製のセットものをバラバラで使うとなぜか“不揃い感”が強く出てしまい、お洒落にまとまらないんですよね。そんな問題をクリアにしてくれるのが一点一点、きちんと存在感があるアンティークカトラリーなんです。そもそも蚤の市などでもバラで売られていることが多いので、セットで集めるのは逆に大変。そんな一点一点に表情があるアンティークカトラリーは束になっても不思議とお互い喧嘩せずになじみます。パッと見同じシルバーカトラリーに見えるのですがよく見ると、柄が違ったり、形が違ったり…。そんな新たな組み合わせを考えるのも楽しいですよ!
カトラリーは洋食器だけど
オールジャンルになじむんです
どんな料理、器とも無理なく組み合わせられるのがアンティークカトラリー最大の魅力だと思っています。ファッションでも、着回しの効くアイテムが重宝しますよね? 例えばどんなトップスや靴とも合うデニム。アンティークカトラリーも同じ感じです。和食器、洋食器、中華皿にだってマッチします。琺瑯の保存容器にアンティークのサーバーカトラリーを置くだけで、ご覧のようにきちんと感が出せます。こんなテイストミックスがコーディネートを考える人にとっては面白い点ですし、テーブルコーディネートが苦手な人にとっても、アンティークなら、どう合わせても決まるから頼りになると思います。毎日の食卓はもちろん、ゲストを招く際もこなれ感がぐっと増すと思いますよ。
★おまけのプチ情報★
私がよく出かける東京の蚤の市ベスト3
銀器は大きく分けると、純銀と銀メッキの二つに分かれていて、純銀のアンティークは、代々受け継がれている物だったり高価な物が多いので、少しずつ集めています。銀メッキは純銀に比べて手頃な割に見た目はさほど変わらないので購入しやすいと思います。シルバーは、放置しておくと変色しますが、毎日使えば変色しにくいので、どんどん使って日常使いするのがおすすめです! 1本数百円から高くても数千円までというマイルールの元、下記の蚤の市に出かけてピンときたものを買い集めています。
●赤坂蚤の市 in ARK HILLS
アンティーク家具や雑貨、古着やジュエリー、生活を彩るクラフトアイテムや作家作品など、さまざまなジャンルの蚤の市。蚤の市の出展者さんたちとお話しするのも楽しみのひとつ。毎月第4日曜日に開催しています。
●天王洲アイル ハーバーズマーケット
運河沿いのリノベーション倉庫 とボードウォークを会場とした大型マーケット。出店数は100以上なので見応え抜群! 多ジャンルのアンティークが集うので、中国のアンティーク、北欧のアンティークなど、目標を定めて買い物するといいですよ。
●東京蚤の市
古道具に古家具、古書や古着など全国津々浦々から古物を扱うお店が集う他、「東京北欧市」「東京豆皿市&箸置き市」などアンティーク食器が集まるコーナーがあります。ここに来ると必ず何か買ってしまいます(笑)。たくさんお店が出ているので見て回るだけでもとても楽しいですよ!
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アンティークやヴィンテージってちょっととっつきにくい分野でもあると思うのですが、お伝えした通り、どんな風に組み合わせてもそれなりに雰囲気よく見せてくれるので頼りになるアイテム。ぜひアンティークカトラリーで食卓のアップグレード、お試しくださいね!