そんな素敵な明太子を使った、我が家おすすめの超簡単&間違いなくうまい家飲みレシピをご紹介します。居酒屋で明太子メニューをついついオーダーしてしまう明太ラバーの方は、ぜひお試しください。経験上、これらのメニューは子供も大好きですので、ご褒美的にもったいぶって作ってあげるのもいいですよ!
目次
【卵黄明太子ごはん】
ただ混ぜるだけで破壊的においしいのに
2分で作れちゃう!
「家飲みレシピ」と言っておきながら、いきなりごはんでスイマセン。こちらは仕事でお世話になっている某有名料理カメラマン氏が幼い頃に大好きだったという一品。本来はたらこで作るのですが、明太子で作っても、もちろんおいしいのです。ねっとりとした卵黄に明太子ならではのプチプチ食感、ピリ辛味は、まさに「ごはんどろぼう」。つい、ネギのみじん切りか何かを入れたくなりますが、シンプルなほうが絶対にいい。他におかずが何もなくても満足できて、お酒を飲んだ後の締めにも最高です。
〈作り方〉
①明太子は皮から中身をこそげ取り、卵黄とよく混ぜます。※残った卵の白身は捨てずに、ホワイトオムレツや炒めものに使ってください。揚げ物の衣にもいいですよ。
②ごはんにかけるだけ!
【明太子磯辺揚げ】
青のりたっぷりと質の良い油がポイント。
10分で作れる鮮やかな赤がまぶしい一品
穴があったら何か入れたくなるのが人間の本能。ちくわは、そんな欲望を刺激してやまない素材です。キュウリやチーズなどをちくわの穴に入れたおつまみも、おなじみですよね。でも、ちくわで作るつまみのキング・オブ・キングといえば、磯辺揚げ(個人の感想です)。外食では、そばやうどんのトッピング、定食やお弁当のちょっとしたおかずとして、子供からお年寄りまで大人気。しかし。私は常々、不満でした。ちまたの磯辺揚げは、青のりをケチっているのではないか? と。自宅で作れば、青のり入れ放題。油もいいものを使えます。磯辺揚げのちくわは、なぜか安いほうがおいしいのですが、油は妥協しないのが吉。内臓機能が衰え気味の中年にとって、質の悪い油は大敵だからです。ちなみに我が家の定番揚げ油は、『ボーソー油脂』の米油か、『竹本油脂』のマルホン太白胡麻油。どちらもサラリとしていてクセがなく使いやすいです。さて、このスペシャルな磯辺揚げ。やってみたら想像以上でした。まず、見た目がパッと華やかで、おもてなし料理としても成立するルックス。お惣菜感は微塵もありません。衣のサクサク感と、青のりの風味、油で揚げることで甘味を増したアツアツのすり身、そしてほんのりレアな明太子の口当たりに、思わず二つ、三つと手が伸びてしまうことうけあいです!
〈作り方〉
①ちくわに明太子をぎゅうぎゅうに詰めます。
②ボウルに天ぷら粉、青のりを入れ、水を適量を加えてよく混ぜた後、①のちくわをくぐらせます。
③高温(180℃くらい)の油でカラリと揚げ、油をよく切ってから盛りつけます。レモンはお好みでどうぞ。
【明太子温奴】
6分で完成。レンジでチンするだけで
お豆腐も濃厚&クリーミー!
真夏以外の季節に食べる冷たい豆腐が苦手です。「冷奴」の名の通り、ひんやりしすぎ! ストイックすぎ! それに、温めると豆腐の水分が少し抜けるので、味がギュッと凝縮されて食感もクリーミーになるんですよね。というわけで、最後に心も体も温まる豆腐メニューをご紹介します。湯豆腐もいいですが、レンチンするだけの「温奴」なら超簡単。トッピングの明太子ソース(というわりにはボリュームありすぎですが)は、今回は後のせしましたが、豆腐と一緒にレンチンすると、また違った食感になって面白いです。ちなみに、「豆腐にのせておいしいものは、ごはんにのせてもだいたいおいしい」の法則に従い、そのように食べていただいてもGOODだと思います。
〈作り方〉
①明太子をボウルに入れ、皮を取ってほぐし、ごま油、長ねぎのみじん切りを加えて混ぜる。
②豆腐を耐熱皿にのせ、ふわっとラップをして、電子レンジ500wで3分ほど加熱。
③器に②を盛りつけ、①をかける。
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ところで明太子の栄養ってご存知ですか? 正直、体にいいからという理由で食べるものでもないと思いますが、明太子はスケトウダラの卵(を調味液に漬けたもの)ですから、栄養価は高めです。例えば、抗酸化作用のあるビタミンEや、糖質・脂質の代謝に関わるビタミンB群、疲労回復に役立つアミノ酸の一種であるタウリンなども含まれています。一方、塩分やコレステロール、プリン体も多く含まれるので、高血圧や痛風予備軍の人は注意が必要。個人的には、特に健康問題がないなら、たまには好きなだけ食べていいのではと思いますが、そこは自己責任ということで何とぞ!