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ヨーロッパも歴史的猛暑! パリの夏バテ対策は【冷たい野菜料理】で

8月のある日。この日も日中は35℃を超える厳しい暑さ。公園の噴水周りには子供だけでなく大人も集まって涼んでいるのが今までにない光景で驚きました。

今年のヨーロッパは記録的な暑さで、6月から40℃越えを記録する地域もありました。クーラーのないことが一般的なフランスの家では、この夏の猛暑は厳しく、まるで蒸し風呂です。特にパリの地下鉄などの公共交通機関では、クーラーが完備されていないところが多いので、仕事から帰ると、暑さと疲労でぐったりすることも。そんなフランスでは「ラタトゥイユ」「キャロットラペ」「ガスパチョ」が夏バテ予防の定番料理。夏野菜をたっぷり使うので、体を冷やしてくれたり、むくみを解消してくれたりと嬉しい効果が。日本だと暑いときこそ温かいものを食べよという風潮もありますが、フランスでは暑くて火照ってだるくなった体には、物理的に冷たい食べ物で冷やしてあげるのがいいとされています。また、見た目もとてもカラフルで、素材そのものがおいしいことも、食欲をそそる理由かもしれません。

目次

野菜の鮮度が味の決め手に!
夏バテ定番フレンチ「ラタトゥイユ」

【材料】(4人分)トマト/750g ズッキーニ/500g ナス/500g 玉ネギ/500g ニンニク/一片 オリーブオイル、バジル、イタリアンパセリ/お好みで適宜 /適量【作り方】①ズッキーニとナスの皮をむき各野菜好みの大きさに切る。伝統的なラタトゥイユのレシピではトマトの皮は湯むきしますが、皮をつけたままでもOK。②大きめの鍋にオリーブオイルがお鍋一面浸るぐらい多めに入れ、ニンニクで香りづけ後、玉ネギを入れる。③玉ネギがしんなりするぐらい炒めたら、トマト、ズッキーニ、ナスを入れ、ふたをして弱火で煮る。④2時間ほど煮込んだら、塩で味を調え完成。

野菜を長時間煮込むラタトゥイユは、フランスでは夏の定番料理。煮込むことで野菜のうま味が凝縮されて、冷やすとより口当たりがさっぱりして食欲がない日でも食べることができると古くから夏バテ時に食べられる一品です。おいしく作るコツは、新鮮で質のいい夏野菜を使うこと。以前ちょっと古い野菜を使ったら味が落ちてしまい、野菜の鮮度が味の決め手になると実感しました。また帰省時に淡路島産の糖度の高い玉ネギを使ってラタトゥイユを作ってみたところ、優しい甘味のあるラタトゥイユができました。ぜひおいしい玉ネギを使って試してみてくださいね。

日持ちするので作り置いておくのも◎
レモン塩のさっぱり味付けで
箸がすすむ「キャロットラペ」

【材料】(4人分)ニンジン/4本 レモン/0.5個 オリーブオイル/大さじ4杯 /適量 【作り方】①刃先が細かくないおろし金でニンジンをすりおろす。おろし金がない場合はみじん切りでもOK。②すりおろしたニンジンにオリーブオイルとレモン果汁を混ぜ合わせ、適量の塩で味を調え完成。

フランスでキャロットラペは年中食べられるお惣菜の定番ですが、夏バテ時に食べられるのは味付けがレモンとオリーブオイル、塩だけととてもシンプル。今回ご紹介するレシピは南仏に住む90歳のおばあちゃんから教えてもらったもので、我が家の夏の定番になっています。夏バテで食欲がないときでもこのキャロットラペが食卓に並ぶと、子供たちも必ずおかわりするほど我が家では大好評。レモンの酸味のあんばいがよく食欲をそそるんですよね。それに日持ちもするので作り置きしておけば後一品プラスしたい!というときにも便利ですよ。

ニンニクの効いた冷たい
「キュウリのガスパチョ」で
火照った体をクールダウン

【材料】(4人分)キュウリ/6本 ヨーグルト/240g ニンニク/1/4片 リンゴ酢(なければ料理酢でも可)/大さじ2杯 パン粉/大さじ4杯 オリーブオイル/大さじ2杯 ミントの葉/10枚 /適量【作り方】①キュウリの皮をむき、塩をまぶして1時間ほど置く。②キュウリを軽く絞って水気をとったらミキサーに全ての材料を入れ混ぜる。③オリーブオイルと塩で味を調え、冷蔵庫で冷やして完成。

暑い日にキンキンに冷やしたガスパチョを食べると、すーっと火照った体が冷めていくのが分かり、だるさが抜けて元気になれます。ガスパチョにはさまざまなレシピがありますが、私がフランスで真夏の暑い日に食べて以来、虜になったのがキュウリのガスパチョ。キュウリのさっぱりとしたみずみずしい味に、ミントの香りが合わさってとにかく爽やかな飲み応え。それと同時にニンニクの辛味と塩っ気が相まって本当においしくて、さながら野菜の栄養ドリンクといったところです。固形物を食べる気にならなくてもぐびぐび飲めるのでフランスでは夏の隠れたスタミナ料理とも言われています。

おまけ
食事をする元気もないときは
「前菜としてメロン」を食べてみて!

フランス人は夏場、食事の前菜にメロンを食べます。日本だとデザートの感覚ですが、みずみずしくさっぱりとした口当たりのメロンを食べることで夏バテ気味でも食欲が回復し、メインのごはんもしっかり食べられるということのようです。半信半疑でしたが、私も実際にメロンを前菜に食べてみて納得。疲れた胃もリセットされる感覚があり効果を実感しました。実際メロンにはむくみ改善や体を冷やすなど、夏バテ時に嬉しいポイントもあるのだそう。食欲がない日こそデザートではなく、前菜にメロンという食スタイルおすすめです。

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もう冷たい麺は食べ飽きてしまって、何を食べたらいいか分からない人は、ぜひフランスの夏バテレシピを試してみてください。私自身、フランスでクーラーのない状態だと30℃を超す日は食欲も落ちてぐったりもしましたが、これらの料理で乗り切れましたから!

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