新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、学校の一斉休校で給食用牛乳の供給が激減するなか、SNSでは、#牛乳消費レシピの検索が増えているようです。実は、冷蔵庫の余った食材を簡単においしく料理しようと思ったら、牛乳を使うと何とかなっちゃうって知っていますか⁉ 牛乳をたくさん使えて、さらに余りものもおいしく処分できるいいことだらけのレシピをいくつか紹介します。全部作れば、パック1本分の牛乳が全部使えちゃいますよ。
目次
余った野菜やベーコンがあったら
心も体もほっとする「ミルクスープ」
鮮度が落ちてきた野菜や、賞味期限が近づいたウインナーやベーコン、冷凍焼けした蒸し鶏やエビがあるならぜひ試してほしいスープです。
①野菜を炒めツヤが出たらベーコンなどを投入。②野菜から水分が出てきたら小麦粉を加え、水、コンソメキューブ、酒をプラスし弱火で煮る。③とろみが出たら冷凍ブロッコリーやインゲン、蒸し鶏など下処理済みのものを投入。④牛乳を数回に分けて注ぎ、塩&コショウで味を調え完成。
今回牛乳は400ml使いましたが、とろみ具合や具材の量によって調整してください。
食材の大きさは揃えて、ゆでたり下味をつけて冷凍保存してある野菜や食材は後からプラスすると食感が揃って◎。さらっとした口当たりで体にもスーッと入ってくるので、多めに作ってストックしておくと便利です。
食べ残って硬くなったパンは
ミルクと卵を使ってシンプルな
「フレンチトースト」にすればおいしい
乾燥しているパンのほうが牛乳と卵の液をしっかり吸収してくれるので、実は日がたって硬くなったパンがフレンチトースト向き!
①卵を溶きほぐし、牛乳を混ぜて一度ざるでこしてからバニラエッセンスを加える。②パンを液に浸してラップをし、冷蔵庫へ入れて1時間したら裏返しひと晩おく。③フライパンにバターをのせ溶かし、パンを並べてふたをし片面に焼き色がつくまで6~7分ほど、裏返して8~10分焼く。ひっくり返したとき、もし残った液があったらパンに少量かけるのも◎。
パンにしっかり液を吸わせているので、焼いている間は何度もひっくり返さず、焼き色がつくまでじっと待つのがおいしく仕上げるコツ。
カチカチになった食パンの耳やフランスパンなど、パン粉にするしかないかなぁと思ったら、卵液にひと晩浸けこむフレンチトーストを試してみてください。 外は香ばしく中はふわとろで、ひと口食べると思わず笑みがこぼれるはずです。砂糖は使わず、牛乳、卵、パンの小麦粉だけの自然な甘さなので、風味づけにバニラエッセンスを加えることを忘れずに。
男爵イモが半端に残っていたら
朝ごはんで食べてもくどくない
口どけなめらか「マッシュポテト」に
なめらか食感に仕上げたいので、使うジャガイモはつぶしやすく、ほくほくとした男爵イモがおすすめ。また、真っ白に仕上げたいので、皮や芽はきれいに取り除いておきましょう。
①ジャガイモの皮をむき8等分にカットし水で洗い流す。②水に小さじ1杯の塩を入れ、竹串がスッと通るまでゆで、ざるに上げ湯切りする。③鍋にジャガイモを戻し、弱火で水分を飛ばし、おろしニンニク、バターが焦げないように少しずつ加えながらなじませる。④常温にした牛乳を少量ずつ加え、その都度ヘラでジャガイモをつぶしながら混ぜ合わせる。⑤ふつふつしてきたら塩、白コショウを加え、好みのなめらかさなるまで混ぜたら完成。
ゆでたジャガイモをマッシャーでつぶすレシピもありますが、男爵イモはつぶれやすいので、バヘラだけで十分です。
マッシュポテトで大事なのは舌触り。全てつぶしてしまうとインスタントのポテトっぽく感じるので、裏ごしせずほくほくとした食感を残すのが好み。ゆでるお湯に塩を加える、水分をしっかり飛ばす、バターや牛乳は常温に戻しておくことさえおさえておけば、ダマになったり、べたついたり、水っぽくなったりせず、ほくほくフワフワのマッシュポテトは作れます!
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サラダを添えたら、余っていた食材が素敵な朝食に変身しました。牛乳といえばカルシウムを思い浮かべますが、タンパク質、脂質、炭水化物、ミネラル、ビタミンがバランスよく含まれています。朝食で5大栄養素をしっかり取って、自宅にいてもしっかり仕事や勉強がはかどるように頑張りましょう。