ハンバーグのタネはシンプルでも、ソースひとつでぐっと味わいは変わるもの。オリジナルのソースでハンバーグをおいしく食べている料理上手5名に絶品ソースのレシピを教えてもらいました。
目次
赤ワインソースで、深みのある味わいに。
お肉の味がぐっと引き立つ男の料理
週末の男料理がおいしそうな@yuichi.itohba さんは、お酒とのマリアージュも考慮した赤ワインソースにはまっているそう。「濃厚で深みある味わいがハンバーグとよく合っておいしいです。赤ワインを使いますが、そこまで酸味、渋味を感じないので、大人はもちろん子供からも好評です。酸味が強い場合は砂糖を足してください。ワインの種類にもよるので、砂糖を少しずつ加えながら好みの味に調整するといいですよ。メルロー種がおすすめで、今回は『アルパカブレンド』を使用しました。味のバランスが良く、なめらかな口当たりです。赤ワインソースが苦手だった妻も子供も、このソースだけは気に入って食べてくれます」
〈材料と作り方(2名分)〉
赤ワイン/100cc ケチャップ/大さじ1 中濃ソース/大さじ1 しょうゆ/少々 バター /5g 砂糖/5g
① ハンバーグを焼いた後の残った肉汁をフライパンに入れる。
※肉汁のみを使うのでハンバーグはオーブンで焼くこと
② ワインを加え、中〜強火でワインが半量になるまで煮詰める。
③ 半量になったら弱火にし、ケチャップ、中濃ソース、しょうゆを加えて混ぜ合わせる。
④ バターを加え、香りとコクを足す。
⑤ 砂糖を加え、味を調える。
コクとまろやかさがアップする
ハチミツ入りソース
播磨産生はちみつ「八」を営む@namahachimituhachiさん。「我が家のハンバーグソースはしょうゆベースなのですが、生ハチミツを少量加えるのがポイント。これがあるのとないのでは雲泥の差なんです! しょうゆのとがった辛さがまろやかになり、コクもプラスされてとってもおいしいソースに。お肉料理はもちろんごはんとの相性も抜群。丼ものにすると、子供たちも喜んで食べてくれて、あっという間になくなります(笑)。ちなみに生ハチミツの栄養素は加熱すると壊れてしまうので、火を止めてから最後に入れてくださいね」
〈材料と作り方(2名分)〉
しょうゆ/大さじ3 みりん/大さじ2 米酢/小1 白ワイン/大さじ1 酒/大さじ2 生ハチミツ/大さじ1
① 生ハチミツ以外の調味料をフライパンに入れる。
② 沸騰させてアルコールを飛ばす。
③ 火を止めて生ハチミツを入れる。
スープのように濃厚だけど
爽やかさが魅力のホウレンソウソース
豊富なレパートリーのお家ごはんをアップしている@udauda.inu さん。「赤ワインやケチャップ、マスタードなどを煮詰めたソースが我が家の定番なのですが、この日は趣向を変えて、ホウレンソウのソースにチャレンジしてみました。以前、どこかのレシピサイトで拝見して気になっていたんです。ソースのお味は、ホウレンソウの風味が爽やかで、いつもよりお肉がマイルドな感じ。 このソースに水を加えて味を整えれば、スープとしてもおいしいですよ。個人的には、ホウレンソウのソースと、いつもの赤ワインソースやデミグラスソースなどと、ハーフ&ハーフにするのがお気に入りです」
〈材料と作り方(2名分)〉
ゆでたホウレンソウ/100g コンソメ/15g 生クリーム/30cc 塩/少々 コショウ/少々
① 生クリーム以外の材料をミキサーに入れソース状にする。
② 小鍋に移し、生クリームを入れる。
③ 沸騰させない程度に温める。
たっぷりのタマネギソースがからむ、
大好きな洋食屋さんの思い出の味を再現
スイーツや料理教室を開催している@keiyan_cafe0315さんは、かつて食べた洋食屋さんのハンバーグソースを再現。「もう20年も前のことなのですが、実家の近くにあった洋食屋さんのソースが忘れられなくて。そのタマネギがたっぷり入ったソースを、記憶を頼りに作ってみました。ケチャップやソースの甘辛さにタマネギの食感が合わさって食べ応えもあるし、何より食欲をそそるんです。自画自賛ですが記憶にある懐かしい味を再現できたかなと(笑)。作り方は簡単なのに深みのある味わいでハンバーグの肉汁を合わさるとさらにおいしさもアップするのでおすすめですよ」
〈材料と作り方(4名分)〉
ニンニク/ひとかけ タマネギ/中1個 バター/15g ケチャップ/大さじ6 ウスターソース/大さじ2 赤ワイン/大さじ1(日本酒でもOK) 砂糖/小さじ2 顆粒コンソメ/小さじ1(キューブなら半分) 水/50cc 塩/少々 コショウ/少々
① ハンバーグを焼いた後、フライパンに残った脂をキッチンペーパーで軽く拭き取る。
② ①にバターを入れ、みじん切りにしたニンニクを入れて炒める。
③ 香りがたったら、みじん切りにしたタマネギを入れ、炒める。
④ ケチャップ、ウスターソース、赤ワイン、砂糖、顆粒コンソメ、水を入れて煮詰め、塩こしょうで味を整える。
まるでフレンチレストランの味!
バルサミコ酢が主役のシンプルソース
パーティ料理研究家として、メディアで活躍中の@naoaoumi さん。ソース以外にも、付け合わせや自家製ミンチから作るハンバーグなど、参考にしたいポイントが満載です。「お肉との相性抜群、バルサミコ酢を煮詰めたソースです。ブドウ由来のバルサミコ酢は、他のお酢に比べてフルーティでまろやか。コクのある甘酸っぱいソースがお肉の脂と絡んでおいしいですよ。作り方のポイントは、弱火から中火でゆっくり煮詰めること。焦げやすいので、少しとろみが出たらすぐに鍋を火から下ろしてください。煮詰め過ぎて少しソースが硬くなった場合は、水を足してのばすといいですよ。ハンバーグはもちろん、チキンやポーク、カモのソテーなど、どんなお肉料理にも合うので、覚えておくと便利です。また、このソースにオリーブオイルを加えれば、サラダのドレッシングとしてもおすすめ。ぜひ試してみてくださいね」
〈材料と作り方(2名分)〉
しょうゆ/大さじ1 バルサミコ酢/大さじ1 砂糖/大さじ1
① 小鍋に、しょうゆ、バルサミコ酢、砂糖を入れる。
② 弱火で軽くとろみが出るくらいまで煮詰めたら火を止める。
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どれもお酒やごはんがすすみそうなものばかり。ソースにこだわれば、ハンバーグはもっとおいしくなりそうです。ぜひ試してみてください。