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毎日飲みたい「免疫力アップのLA流ウェルネスジュース」フードスタイリストおすすめ3選

L Aでレストランメニューのプロデュースなどをしているフードスタイリスト、むらやまたかこさんも現在ロックダウン中。そんな彼女が実践しているのがヘルシードリンクを作ることです。「免疫力アップのためにとりたい栄養素は、タンパク質、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛などですが、野菜やフルーツを使って、簡単においしいドリンクを作ることができます。ポイントは、栄養を最大限摂取できるよう皮ごと使いたいので、オーガニックのものを選ぶこと。フルーツでもベリー系イチゴなどのベリー系は痛みやすいので水に酢を入れて、その酢水で洗ってから使うといいですよ」(むらやまさん・以下同)

★★★イチゴとオレンジの★★★
オーツミルクジュース
食物繊維豊富なオーツミルクが腸内環境を整え
フルーツのビタミンCの吸収力を高める

【材料 2~3名分】 イチゴ/200g オレンジ/60g オーツミルク(※オーツミルクがなければ牛乳で代用可)/240ml ピンクヒマラヤン岩塩(なければ普通のヒマラヤン岩塩か海塩で代用可)/ひとつまみ ココナツネクター/小さじ1

オーツミルクは糖質も少なく食物繊維が豊富で美容・健康意識の高いアメリカ人の間でここ数年大変人気が出ています。「オーツ麦からできたオーツミルクには不溶性植物繊維、水溶性植物繊維の両方がバランスよく含まれ、抗酸化作用に優れているうえ免疫力アップに必要なタンパク質も豊富です。消化吸収もよく、腸内環境を改善するので、ロックダウンによる運動不足で胃腸の働きが鈍っている人にもおすすめ。このオーツミルクに免疫力を高めるビタミンCを多く含んだオレンジやイチゴなどをブレンドすれば栄養価がより優れた飲み物になります。オーツミルクの甘味でほんのり甘いイチゴミルクのような味がします。アーモンドミルクや豆乳に替えるとまた少し違った味が楽しめますよ」。ちなみに、ココナツネクターも低糖質でヘルシー。オレンジをライムやキウイフルーツなどに変えてもおいしいとのことなので、いろいろ試してみたいですね。

作り方
コールドプレスジューサーにイチゴとオレンジの可食部を入れてジュースを作る。オレンジは皮は使わず中身だけ使いますが、わたは苦いので取ってから使います。それにミルクを注ぎ、岩塩と必要に応じてココナツネクターを加えて好みに調整を。

★★★ニンジン&ジンジャーショット★★★
殺菌効果に優れたショウガに、粘膜を強化する
βカロテン&ビタミンCの最強ショット

【材料 2~3名分】ニンジン/2本(皮はつけたまま) オレンジ/1個(ミカンなどどんなかんきつ系フルーツでも代用可)  ショウガ/ひとかけら

体温が下がると免疫力が低下すると言われていますが、ウイルスから体を守り免疫力を高めるには体が温まるショウガが最適。「ショウガには強い殺菌効果があり新陳代謝を活発にする働きもあります。ニンジンに含まれるβカロテンには、皮膚や粘膜を正常に保ち、感染から体を守る作用があります。またニンジンはビタミンAの宝庫と言われていますが、栄養素が凝縮している皮ごと食べると効率的に摂取できます。そしてオレンジで老化や病気の元となる活性酸素を除去するビタミンCもプラスして免疫力アップ」

作り方
ニンジンとオレンジとショウガを入れてコールドプレスジューサーに入れて絞るだけ。

 ★★★ケールとセロリの★★★
グリーンジュース
抗酸化力に優れたケールと万能さで人気の
セロリを
青リンゴでさっぱりブレンド

【材料 2~3名分】 ケール/ひとつかみ(ケールがない場合は小松菜で代用可) 青リンゴ/1個 セロリ/2本、ショウガ/ひとかけら

むらやまさんいわく、アメリカで人気のケールの絞り汁には、ウイルスなど感染細胞を攻撃して破壊するナチュラルキラー細胞を活性化する作用があるそうです。「ケールにはβカロテン、ルテイン、ビタミンC、カルシウム、食物繊維なども豊富に含まれ、免疫力の向上が期待できます。またセロリにもβカロテンやB1、C、E、K、Uといった豊富なビタミンが含まれていて、ここ数年アメリカでは無敵の健康ジュースとしてセロリジュースが大ブームとなっているんですよ。リンゴは、味を調える意味もありますが、抗酸化作用のあるポリフェノールも豊富。リンゴの皮は栄養価が高く、免疫細胞を活性化してくれるのでつけたまま使いましょう」。体温を上げるショウガも入れれば無敵の免疫力アップジュースができあがりです。

作り方
野菜はよく洗うこと。青リンゴはタネ、茎を取って、皮はつけたままでO K。後は材料を全てコールドプレスジューサーに入れて、絞り出せば完成。

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いかがですか? 免疫力アップというと、納豆や麹といった発酵食品や焼き肉などスタミナ系を思い浮かべますが、こんなスマートなドリンクなら毎日でも飲めそうですね。ウイルスに負けない強い体を作るために、食べ物への向き合い方を考え直すことも、ポストコロナの「新しい生活様式」の一部なのかもしれません。

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