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実は作るのも簡単! ハワイで人気のビールのつまみ3選

ハワイのおつまみ「ププ」は、ハワイ語で、アペタイザーという意味があり、元々はアメリカンチャイニーズ系フード、もしくはハワイアンフードのおつまみのことを指していました。現在、ハワイで断トツに人気があるのは、「ポケ」、「ガーリック枝豆」、そして「フライドピクルス」です。どれも超簡単に作れるものばかりなので、ちょっといつもとは趣向を変えたハワイ風おつまみで楽しく夏を乗り越えてみるのはいかがでしょう。

目次

1.甘辛醤油味が絶妙においしい
マグロのぶつ切りをマリネしたアヒポケ

このレシピは、ハワイの人気スポーツバーで大人気の『Home Bar』のポケのレシピ。オゴという海藻が入っていますが、日本でオゴは手に入らないので、代わりに生わかめや、万能ネギで十分です。ハワイのスーパーで乾燥オゴが売られているので、お土産に持ち帰れば本格的なオゴ入りポケが再現できます。

Poke(ポケ)は、ハワイ語で「スライスする」とか「小さく切る」といった意味があり、ハワイ近郊で採れる新鮮なお魚をサイコロの形に切って、味付けしたお料理です。主に使われるのはアヒ(マグロ)ですが、サーモンなど他の魚でもOK。味付けは、醤油、ごま油、ハワイアンソルト、オイスターソースが基本で、ちょっと甘辛醤油味。また、マグロにアボカドをプラスしたり、マヨネーズとチリソース(スリラッチャソースがおすすめ)と混ぜたスパイシーアヒも、ローカルの間で人気があります。日本人だと、マグロは刺身でわさびとお醤油が一番かもしれませんが、ハワイ式に味がしっかりついた甘辛醤油漬けのポケも、1度食べると意外とハマってしまうものですよ。

〈材料(3~4人分)〉
マグロ/200g程度 玉ねぎ/1/2個 青ネギ/10g程度 オゴ(海藻)/10g程度 醤油/スプーン3杯 ごま油/スプーン1杯 唐辛子/適量

〈作り方〉
①マグロを1センチ角に切る
②玉ねぎをスライス、万能ネギは小口切りに。
③海藻は水で戻しておく。
④醤油とごま油、唐辛子を混ぜ、そこにマグロ、玉ねぎ、海藻を加えてさらに合える。
⑤器に盛り、トッピングに青ネギを。

〈ポイント〉
さらにハワイっぽいポケにするためには、醤油にアロハ醤油を使うこと! アロハ醤油はハワイで作られている、ちょっと甘さのあるマイルドな口当たりのお醤油で、ハワイではほとんどの場合このアロハ醤油が使われています。

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2.ニンニクとバターで炒めて、さらに
ビールが飲みたくなるガーリック枝豆

ちなみにこのレシピは、ガーリック枝豆が人気メニューの、『サイドストリートイン』というスポーツバーのレシピに限りなく近いものです。

ハワイでのホームパーティに欠かせないビールのおつまみが、ガーリック枝豆。ビールとの相性が抜群で、ハワイのスポーツバーなどでも定番メニューです。日本では枝豆はシンプルに塩茹でして食べることが多いですが、ハワイでは、皮ごと塩茹でした枝豆を、炒めて更に味付けして食べるのが主流。ピリ辛バターガーリック醤油味で、皮においしいタレが染みこんでいるので、枝豆を食べた後も、チューチューとタレを吸う人がほとんどです(笑)。基本は醤油、ガーリック、スイートチリソースなどが入っているのですが、人気店のガーリック枝豆には、実際、これでもかというほどバターがたっぷり入っています。バターのあるなしでおいしさが全然違うので、忘れずに!

〈材料(3~4人分)〉
枝豆(冷凍)/1袋 醤油/少々 ニンニク/4~5片 バター/1/2カップ ごま油/スプーン2杯 レモン汁/スプーン1杯

〈作り方〉
①冷凍の枝豆を茹でて、ざるにあげる
②熱したフライパンに、ごま油、ニンニクを入れる
③茹でた枝豆をフライパンに入れて、バター、醤油、レモン汁を入れて軽く2~3分炒めて、味を調える。焦げ目が少しできてきたら、火を止める。
④仕上げにパセリをかける。七味唐辛子をかけてもOK。
※お好みで、オイスターソース、七味唐辛子、ウスターソース、スイートチリソース、ホットペッパーソースを入れてもおいしいです。

〈ポイント〉
ハワイのガーリック枝豆に入っているガーリックは、かなりザックリと大きめのみじん切りです。その食感も楽しみながら枝豆を食べるので、あまり細かく刻みすぎないのがハワイっぽいガーリック枝豆を作るコツです。

3.揚げると酸っぱさが中和され永遠に
食べ続けられてしまうフライドピクルス

このレシピは、私があれこれハワイのフライドピクルスを食べたなかで、最もおいしいと思っている、『バッファローワイルドウィングス』というお店のフライドピクルスのレシピです。

ビールのお供に、フライドポテトなど揚げ物が大好きなアメリカ人。スポーツバーなどで欠かせないおつまみがフライドピクルスです。そもそもテキサス州などアメリカ南部を中心に人気が出たおつまみで、ピクルスの酸っぱさが油で揚げることで中和され、旨味が増すので、ピクルスが苦手という人でもこのフライドピクルスは好き!という人もいるくらいです。ちょっと甘めのクリスピーな衣と、さっぱりとした酸っぱいピクルスのバランスが絶妙! さらにそのピクルスを濃厚なランチドレッシングにディップして食べると、食べるのがとまらなくなります。日本では『フーターズ』にフライドピクルスのメニューがありますが、これは、コーンミールでなくて小麦粉でカラッと揚げたさっぱりタイプなので、このアメリカ南部風のレシピにぜひ挑戦してみてください。

〈材料(2~3人分)〉
キュウリのピクルス/2カップ分 コーンミール/1/4カップ 小麦粉/1/4カップ ※コーンミールがない場合、小麦粉1/2カップでも可 イタリアンハーブスパイス/スプーン半分 ケイジャンスパイス /スプーン2杯分 カイエンペッパー /スプーン半分 シーソルト/少々  /1/2カップ

〈ソース〉
マヨネーズ/半カップ ケチャップ/スプーン1杯 ディル/少々 レモン汁/スプーン1杯 ガーリックソルト/少々 ホットソース/少々

〈作り方〉
①375℉(約190℃)に油を熱しておく。
②コーンミール、小麦粉、イタリアンハーブスパイス、ケイジャンスパイス、カイエンペッパー、シーソルトを混ぜた後、水で溶いて衣を準備。滑らかになるまでミックス。
③ピクルスの水分をペーパータオルでよく拭いておく
④ピクルスを1枚ずつ、混ぜた衣に入れてスプーンですくって油で揚げる
⑤1~2分程度でゴールデンブラウンになったら油から取り出して、ペーパータオルで余分な油分を吸い取る。
⑥市販のランチドレッシングやケチャップなどにつけて食べてもよいし、本格的な南部の味を試したい人はマヨネーズ、ケチャップ、ディル、レモン汁、ガーリックソルト、ホットソースを混ぜてディピングソースを作ってみてください。

〈ポイント〉
小麦粉だけで作るレシピもありますが、小麦粉とコーンミールを半々の量で調理すると、カリカリ感が増して、アメリカっぽい味になり、おいしくなります。また、油が熱いうちに高温でサッと揚げるのがコツ。あまり長く揚げすぎるとべったりしてしまい、フライドピクルスが台無しになってしまいます。

 

フードスタイリストでもない普通の私でさえ、本当に簡単にできるおつまみなので、ぜひ試してみてください。ついついお酒が進んで、延々と飲んでしまうか、食べ過ぎて太ってしまうかもしれませんが(笑)、おいしさは間違えありません!

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