今年は1000年に1度と言われるほどの猛暑。これだけ暑いとお弁当作りも神経を使いますよね。家族のためバランスのいい食事をと、せっせと作ってるお弁当で食中毒なんていうことになったら本末転倒…。でも、やっぱり手作りのものを食べさせたいのが親心。そこで、今回は“お弁当を傷みにくくするため”に私が心掛けている6つのルールをご紹介します。
目次
1.お弁当箱をしっかり除菌する
食中毒予防の3原則は食中毒菌を「つけない、増やさない、やっつける」ことと言われています。まずはやっつけることから。当たり前ですが、お弁当箱はしっかり洗って水気を切ります。そして詰める前にドーバー パストリーゼ77を一吹きして除菌。これは、濃度77%の醸造用アルコールで除菌するもの。だから食品にも直接噴霧できるほどの安全さなんです。私は念には念をで、使った調理器具もこれで除菌しています。除菌スプレー以外にも、お弁当箱や調理器具をしっかり洗った後熱湯をかけたり、薄めた塩素系洗剤を入れて漬け置きしたり、夏場は特にこれらを入念にしています。
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2.ゴム手袋を着用し食材に直接触れない
手についた雑菌が菌を増やす原因の1つにも。おにぎりなどが代表的ですが、愛情を込めて握ったつもりでも結果的に食材に菌をつけているというのは本末転倒。なので夏場は特に意識して使い捨てのゴム手袋を愛用しています。雑菌対策に神経質にならずにお弁当を作ることができるので、この時期のゴム手袋は必須アイテム。使い捨てのゴム手袋はたくさんありますが、私は『オカモトグローブ』の調理につかえるビニール極薄手袋が大のお気に入り。食品用で安心というのと、フィット感がよくて作業がしやすいんです。素手に近い感覚なのでお弁当も詰めやすく菜箸など余計な洗い物もでないので重宝しています。
3.本物の笹の葉で防菌、防臭、防腐対策を
夏場のお弁当で大活躍なのが、本物の笹の葉。主に飾り付けなどで使うことが多いので、人工のものが主だと思うのですが、夏場は本物を使うようにしています。というのも、笹の葉にはサリチル酸や揮発性物質のフィトンチドなど「防菌、防臭、防腐」の効果がある成分を含んでいるから。おかずの下に敷いたり、間仕切りとして使って見栄えも考慮しつつお弁当の傷みを防いでいます。
4.お弁当自体の保冷効果を高める
夏場のお弁当対策で重要なのは料理を詰め込む弁当箱の選び。プラスチックのお弁当箱が軽いですし一般的かと思いますが、夏場におすすめなのがステンレス製のお弁当箱。ステンレスは熱伝導率が高いので、保冷剤と一緒にしておけばお弁当箱の中が蒸れることなく食品も傷みにくいと思います。また、匂い移りなどなく油落ちもいいので取り扱いも楽ですよ。
5.抗菌効果のある食材を積極的に使う
シソの葉、笹の葉、塩、酢、生姜、はちみつ、梅干し、ニンニク、玉ねぎなど抗菌効果のある食材を積極的に使うようにしています。仕切りには笹の葉やシソの葉を。水気を多く含むレタスなどは極力避けています。飾り切りをしたニンジンや紅大根は塩、砂糖、酢をひと煮立ちしたものに漬け込めば、抗菌食材としても使えるしお弁当の彩りにもなって便利ですよ。ちなみに夏場のごはんを炊くときは、米3合に対し、酢を小さじ1杯入れています。酢に抗菌効果があるので米1粒1粒をコーティングしてくれる感じで安心。炊きあがりは酢を全く感じないので食べても違和感がありません。
6.しっかり水気を取り、しっかり加熱!
水分は細菌が繁殖する手助けをするのでなるべく排除を。当たり前ですが、詰めるごはんはしっかりと冷ましてから。ブロッコリーやインゲンなどの野菜類もしっかりキッチンペーパーで水気をふき取ってから調理しています。このようにとにかく夏場のお弁当は汁っ気のあるものはNG!煮物などを入れたくなりますが、そこはぐっと我慢(笑)。また、菌は熱に弱いので唐揚げやお肉、卵などは中までしっかり火を通すように気をつけています。意外にやってしまうのが冷凍してあるから大丈夫と思って自分で作った冷凍おかずを入れること。溶ける間に水分が出て、逆に菌の繁殖を手助けしてしまうそうです。冷凍おかずは市販の自然解凍OKと明記されているものに限りましょう!
おまけ:夏場によく作る傷みにくいお弁当ネタ
最後に私が夏場によく作るお弁当のおかず4品を紹介します。どれも簡単にできて傷みにくいので、参考にしていただけたら嬉しいです。
あれもこれもと神経質になりすぎてしまうとお弁当作りもただただ大変になってしまうので、ご自身で取り入れやすい方法から試してみてください。まだまだ暑い日が続きますが、お互いお弁当作りを楽しみましょう♪