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簡単なのに贅沢に感じる「炊き込みごはん」みんなの閃き新レシピ

写真は〈左〉@keiumeharaさん、〈中〉@rika.yuiさん、〈右〉@kaedemeshiさんの投稿より。

秋は新米の季節。白いごはんをじっくり味わうのもいいですが、炊き込みごはんにするとお米のおいしさを新発見できますよ。新しい炊き込みごはんのアイデアを覚えて、お米のおいしい季節を堪能しましょう!

目次

「鶏の炊き込みごはん」
鶏のうま味たっぷりのごはんに
カリカリに焼いた皮の食感が新鮮

@miyu_25さんの投稿より。【作り方】 鶏もも肉の皮を外し、お肉部分を2cm角に切る。土鍋に太白ごま油を敷いて鶏皮の皮目から焼いていく。カリカリになったらキッチンペーパーにあげて油をきり、熱いうちに塩を振る。鍋に残った油を捨てず、研いだお米と鶏もも肉、ささがけゴボウ、ニンジン、薄揚げ、シメジ、だし汁を加えて中火にかけ、沸騰したら少し火を弱める。13分たったら火を止め、15分ほど蒸らす。蒸らし終わったら軽く混ぜ、器に入れて仕上げに砕いた鶏の皮と三つ葉を散らして完成。

書籍「ごちそう!サンドイッチ」の著者でもある料理研究家の@miyu_25さんからは、食感が楽しい炊き込みごはん。「この炊き込みごはんは、カリカリに焼いた鶏皮の食感がアクセント。土鍋を使って作りましたが、炊飯器の炊き込みごはんモードでも大丈夫です。炊飯の際には、具材は混ぜ込まずにお米の上にのせて炊くことで生米にならずおいしく炊き上がります。鶏皮を焼いたときに脂が出ますが、その脂を捨てずに使うことが、鶏のうま味たっぷりの炊き込みごはんに仕上がるポイントです。冷めてもおいしいので、お弁当に入れたりおにぎりにしたりするのもおすすめです」

「ノドグロ煮干しの炊き込みごはん」
おだしとしても堪能しつつ
身もふっくらとおいしく食べられます

@ rika.yuiさんの投稿より。 【作り方】しょうゆ・みりん・塩にささがきにしたゴボウを入れ、下味をつける。米2合を土鍋に入れ、昆布・ノドグロの煮干しを。通常より大さじ1杯分少ない水を入れたら、30分置いておく。30分後、ゴボウを調味料ごと入れて混ぜてから炊き上げる。炊き上がったら、昆布は取り出してカット。ノドグロは骨を取って身をほぐして混ぜる。仕上げに三つ葉をかけて完成。

料理研究家でマクロビオティック講師、そして保育園の栄養士でもある@rika.yuiさんは、煮干しを使って炊き込みごはんに。「珍しいノドグロの煮干しを見つけて、だしを取るだけだともったいなく(笑)、身もおいしく食べられないかと炊き込みごはんを思いつきました。ごはんを炊く際に調味料を入れると具材に味が染みないので、先に具材に味付けしてから炊き上げることがポイントです。丁寧に骨を取って身をほぐしてから混ぜれば、身の部分もふっくらとおいしく食べられますよ。だしもしっかり出ていて、ノドグロのうま味がしっかり染み込んだゴボウも絶品です。炊き込みごはんが余ったら、手にしょうゆをつけたおにぎりや、ごま油を混ぜてレンチンしたチャーハン風にするのがおすすめ。煮浸しやポン酢和え、キムチなどの野菜の付け合わせを添えれば、栄養バランスもとってもいいですよ」

「ツナとしらたきの炊き込みごはん」
白だしとツナ缶だけの味付けでも美味!
しらたきを入れればちょっとヘルシーに

@oneko_kitchenさんの投稿より。【作り方】 しらたきを2分ゆでて、ザルにあげておく。お米も洗ってザルにあげておく。 しらたきは短くカットし、ニンジンは細切り、シメジは石づきを切りほぐしておく。 炊飯器に白米と白だしを入れ、目盛りより少量少なめに水を入れます。下ごしらえした具材とツナ缶を汁ごと入れて炊き上げる。 炊き上がったら混ぜ合わせ、盛り付けにネギを散らし完成。

おつまみレシピやお弁当レシピで人気の@oneko_kitchenさんは、調味料ひとつで作れるヘルシーで簡単な炊き込みごはんを考案。「こちらの炊き込みごはんは、しらたきを入れているので、通常の炊き込みごはん茶碗1杯分で比べると、低カロリーです。また、しらたきが入ると食感がほろほろと軽くなり、食べやすい点もメリット。ツナとしらたきの炊き込みごはんは、ツナ缶と白だしのシンプルな味付けだからこそ、うま味を存分に感じられるメニューで、口に入れるたびに白だしの香りが立ち、食欲をそそります。優しい味のため、どんなおかずとも相性が良く、お弁当に入れてもおいしいですし、大きめののりで包み込んだおにぎりにするのもおすすめです」

「そのまんまブロッコリーごはん」
炊飯器に食材を入れるだけで超簡単!
野菜が苦手な子供たちにも人気です

@keiumeharaさんの投稿より。 【作り方】研いだお米に顆粒和風だしとしょうゆを入れ、水を入れる。中央に固い部分をカットしたブロッコリーとツナ缶を油も一緒に入れ炊飯スイッチを入れる。炊けたら、ブロッコリーを切るように混ぜて完成。

フードコンサルタントで1歳の男の子と0歳の双子の女の子のママでもある@keiumeharaさんが、野菜を食べない息子さんのために編み出したのが、そのまんまブロッコリーごはん。「真ん中にブロッコリーを入れたズボラレシピですが、ゆでると溶けだしてしまうブロッコリーのビタミンCを逃さずとることができます。丸ごと炊飯器に入れるだけなので、手間もかかりません。味はツナの風味が効いていて、野菜嫌いの子も食べやすいと思います。炊くときにカレー粉を小さじ2杯入れると、カレーピラフ風にアレンジできますよ。余ったらおにぎりに。そうすれば、いつでも好きなときに食べられるので、とっても便利です」

「洋風のトマト炊き込みごはん」
爽やかな酸味が絶妙!
コンソメ味の変わり種

@kaedemeshiさんの投稿 より。【作り方】① 米を洗って少なめにお水を入れ、ベーコンとヘタを取ったトマトを入れる。② コンソメを入れ、炊飯スタート。③ 炊き上がったらバターを入れて混ぜ、塩コショウで味を調整して完成です。

栄養士の資格を持つ@kaedemeshiさんに教わったのが、トマトを丸ごと入れた炊き込みごはんです。「ステイホーム期間に、ひとり暮らしの方でも簡単でおいしいレシピができないかと考えたメニューです。お米を研いで少なめに水を入れて、中央にヘタを取ったトマトと他の材料を入れて炊くだけですが、コンソメの味とトマトの酸味がマッチして、おいしいですよ 。友達にもレシピを伝えたところ、簡単なのにおいしいと好評でした。余ったら牛乳を加えてリゾットにしたり、盛り付けたごはんに粉チーズを振りかけたりするのもおすすめ。もちろん、そのままのりに巻いて食べてもおいしいです」

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好みの具材を入れて炊き上げる炊き込みごはんは、夕飯だけでなく、朝食やお弁当メニューにもおすすめです。余っても炊き込みごはんはアレンジも豊富なので、多めに作って冷凍しておくのもいいですよね。ごはんがおいしいこの季節に、ぜひ一度作ってみてください。

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