台湾では一家に一台の必需品として愛用されている大同電鍋。その魅力や幅広い調理法に関しては前回の私的レビューでお伝えしましたが、実際どう活用できるのかはまだまだ未知数の方も多いですよね。そこで電鍋研究家のMimiさんから教わった電鍋料理を始め、我が家で人気の電鍋レシピを3品ご紹介します。どれも簡単なのになんとなく手が込んでる風に見えるから主婦としてはニンマリ(笑)なわけです。
目次
洋食のド定番ミートソースは
煮込み過程を電鍋にお任せ
友人をランチに招く際によく作るのがオリジナルミートソース。炒めて煮るという行程が必要で通常だと調理中はキッチンから離れられませんが、煮る行程を電鍋に託すことで、その間に前菜やドリンクの準備ができて、ゲストが家に来る際にありがちなバタバタ感から解放されました。慌てることなくゆったりとした気持ちでゲストを迎えられるので◎。保温機能がついているから温めなおす必要もないしとっても楽。友達と会話を楽しみながら、ささっとサーブできるので印象もスマートですよ!
作り方も簡単!
切って炒めて電鍋で煮るだけ
台湾料理の定番。とろとろに仕上がる
絶品!魯肉飯(ルーローファン)
電鍋界の王道レシピと言えば、台湾の家庭料理でもある魯肉飯。台湾に行った際にはレストランで食べることがほとんどなのですが、せっかく電鍋を持ってるのだからと初めて作ってみることに。これまた凝ってる風ですが、作り方は超簡単。材料を炒めて電鍋で煮込むだけと本当に電鍋任せ。電鍋の蒸す・煮るという得意分野が最大限に生かされた料理だと思います。とろとろになった煮豚はごはんと最高の相性! 我が家でもおかわりの声が続出します。
作り方は炒めて電鍋で煮るだけ!
調味料でオリジナルの味を探すのも楽しい!
豚バラ肉をフライパンでにんにくと一緒に炒めフライドオニオンを投入。豚バラが脂多めなので、油は不要です。ひと通り炒めたら電鍋に移し、水、しょうゆ、醤油膏(台湾/中国のとろみしょうゆ)、酒、砂糖、ゆで卵を投入。外鍋にカップ1杯のお水を入れて、電鍋を入れてできあがるのを待つだけ。カップ1の水で、約25分ほど煮込めます。
より台湾風を求めるなら…
もっと味付けを台湾風にするなら「五香粉」という香辛料(割と癖があります)を入れるのがおすすめ。ただ小さな子供が食べるなら、避けるほうがベターです。その他、人によっては醤油膏ではなくオイスターソースを使ったり、カレー粉を隠し味に使うなどさまざま。自分オリジナルの味を見つけるのも楽しいものですよ!
電鍋料理研究家のMimiさん直伝!
中東の香りがするミルクスープ
電鍋料理研究家のMimiさんは、手間をかけずに電鍋を最大活用しておいしいレシピを日々研究されています。そんなMimiさんに今回、特別に教えてもらったのがシーフードとクスクスのミルクスープ。「最近インド料理屋さんにて、料理を教わっているんです。電鍋でもできる料理なので作りやすく、シェアしたいなーと思ってるところです。シンプルながらシーフードのだしが効いていてとてもおいしいですよ」
これも作り方は超簡単。写真のようにお店で出てきてもおかしくないような見栄えもあって◎。おもてなしシーンでも活躍しそうです!
材料を電鍋に入れてスイッチを押すだけ!
電鍋任せでおもてなし料理ができる
牛乳以外の材料全てを内鍋に入れて混ぜ、外鍋に水1/2杯を入れ、ふたをしてスイッチを入れます。スイッチが上がったら牛乳を加え、外鍋にも水を1メモリほど追加して再度スイッチをオン。沸騰直前(およそ50秒)でスイッチを切って完成。(あれば)パセリのみじん切りを散らしてできあがりです。
〈電鍋活用レポおまけ〉
子供のおやつの肉まんは
電鍋で温めなおすと段違いにおいしい!
我が家では子供たちのおやつに用意した肉まんを温めるのに電鍋が大活躍。電子レンジで温めるとべちゃべちゃしてしまったり、固くなりすぎたりと失敗しやすいですよね。その点電鍋は蒸し器でもあるので、ふっくらおいしい肉まんができるんです。
温め方
水半カップを入れた電鍋に、蒸し用のメッシュバットを仕掛け、クッキングシートを敷いて、肉まんを置き、ふたをしてスイッチを入れるだけ。しゅわしゅわと音がし始めて4、5分したらスイッチを切るとふんわり肉まんができてますよ! 火傷に注意は必要ですが、火そのものを扱うわけではないので、小学生の子供だけでも操作することができるのもいいですよね。
・・・・・・
定番の家庭料理からもてなしシーンでも活躍しそうなお洒落スープまで電鍋があれば手間をかけずに調理ができますよ! その他Mimiさんが運営するFacebookのコミュニティ「大同電鍋愛好会in日本」にもたくさんのレシピが公開されているので合わせてチェックしてみては?