大同電鍋が持つ機能のなかで、デザートに活用できるのは蒸す機能。「蒸しデザートというとイメージがあまりわかないかもしれませんが、ケーキ、ようかん、おまんじゅう、プリン、スイートポテトのタネなど和洋問わずたくさんのお菓子が作れるんです。どれも材料を混ぜて電鍋に入れて蒸すだけと本当に簡単、それでいておいしいので、ぜひ作ってみてほしいです」(電鍋料理研究家 Mimiさん・以下同)。Mimiさんが運営するコミュニティー「大同電鍋愛好会in日本」内でも人気になりつつあるという簡単デザートレシピ3点をご紹介します。
目次
甘いものが苦手な男性にも◎
ホワイトチョコがアクセントの
「抹茶の蒸しケーキ」
目前に迫るバレンタインですが、甘いものが苦手な男性に贈るものに悩んでいるなら抹茶の蒸しケーキがおすすめ。「抹茶の風味が立った蒸しケーキは、甘すぎず和のたたずまいも残るので、甘いものが苦手な男性や、年配の方へのおもてなしにもおすすめです。抹茶だけの蒸しケーキでももちろんおいしいのですが、ちょっとアクセントをつけたいと思いホワイトチョコレートをトッピングしたら風味がぐっと増して特別感もアップ。ホワイトチョコが苦手ならブラックチョコレートでもOKです。日本茶、紅茶、コーヒーどれにでも合う点もこのデザートの魅力です」
【作り方】
① 小麦粉・ベーキングパウダー・抹茶を合わせてふるっておく。
② 板チョコは飾り用に4かけ分をとっておき、残りは適当に割っておく。
③ ボウルに卵をときほぐし、砂糖を入れよく混ぜ、牛乳と米油を加え混ぜる。
④ ③に小麦粉を加えざっくりと混ぜる。混ぜすぎないように気をつけて。
⑤ マフィンカップに④を注ぎ、割ったチョコレートを中に埋め込む。飾り用チョコレートは上にのせる。
⑥ 本体に水1/2杯を入れ、陶器の器を置きその上にスチームプレートをのせ⑤を並べる。
⑦ 濡れ布巾をかぶせ、ふたをしてスイッチを入れる。スイッチが上がったら完成。
和菓子もほったらかしでOK!
ぷるるん食感の「ういろう」
電鍋で和菓子はさすがに難しいと思っていたけれど、トライしてみたら失敗知らずで、上手に作れることを発見したというMimiさん。「台湾の旧正月に合わせて、何か電鍋で作れないかなと考えていたときに、台湾の人は電鍋で縁起物のお餅『ネンガオ』を作っていたことを思い出したんです。ネンガオとういろうはもちもちした食感が似ているので、これ、電鍋で作れるのではと作ってみたら大成功でした。蒸すことが得意な電鍋なので、ういろうも簡単にそれでいてぷるんぷるんな食感に仕上がりますよ。あずきの量や甘さはお好みで調整してくださいね。ちなみに切り分ける際は、包丁を濡らしておくとくっつかずにきれいにカットできます」
【作り方】
① だんご粉と砂糖を混ぜ、さらにあずきと水を加えて混ぜる。
② ラップを敷いたガラスの耐熱容器に流し込む。
③ 本体にスチームプレートを置いた上に器をのせてスイッチオン。
④ 竹串を刺して生地がつかなければ完成。
クリームを添えれば立派なおもてなし!
子供から大人まで食べられる
オーソドックスな「カラメルプリン」
蒸しデザートといえばプリンが思いつきますが、上手に蒸せずに硬くなってしまったりムラが出やすいスイーツでもあります。「電鍋は、通常の蒸し器のように事前に湯を沸かしておくなどの準備や、蒸している間の火加減を見張る必要がないので、仕上がりにムラが出やすいプリンも電鍋に入れておくだけで写真のようにきれいなプリンが作れるんですよ。カラメルも市販のタブレットを使えば手間なしなのでおすすめです。卵、牛乳、砂糖、カラメルと素材がシンプルなのでお子さまにも安心して食べさせられると思います」
【作り方】
① ボウルに卵を割り入れ、砂糖を加え泡立て器で混ぜる。
② 沸騰直前の牛乳を加えよく混ぜる。
③ プリンカップにカラメルタブレットを1個ずつ置き、プリン液を網でこしながら注ぐ。
④ 電鍋本体に付属のカップ4メモリ分の水を入れ、2cmほどの高さの皿を置き、その上にスチームプレートとプリンカップをのせる。
⑤ 濡れ布巾をかぶせてふたをしスイッチを入れる。
⑥ スイッチが上がったらなるべく早く取り出して。
⑦ 粗熱を取り冷蔵庫で冷やす。