ダイニングで食事をして、ソファでくつろぐという流れ。何の疑問も持たずに家具を揃えていませんか? 常に「狭さ」が問題になる日本の住宅事情では、これまで当然だと思っていた先入観を捨てることも大切。リビングとダイニングをまとめることでゆとりのある空間が生まれます。今回は表参道にショールームを持つ「エスティック フォルマックス」で部屋を広く快適に使うためのヒントを教えてもらいました。新シリーズ『Banqutte Optim(バンケット オプティム)』は、主婦目線の工夫もたくさん詰め込まれていて人気の理由に納得できるはず。
目次
最新デザインを観察すると
マンションの理想的な家具の
見つけ方が分かります
“ソファと食卓を兼ね備える”がコンセプトの「Banqutte 」シリーズは、日本人が大好きな掘りごたつのような居心地を提案するヒットシリーズ。10年の歳月を経て、都市部のマンションでも使いやすい仕様の新しいラインナップが登場しました。そのポイントは、
◆少し小ぶりで背丈の低い家具が
空間に余裕を生む
例えば、「前作のテーブルが1800×900㎜だったのに対し、新作は1400×800㎜と少し小さくしてマンションの間取りでもレイアウトしやすいサイズになりました。また、座面やテーブルの高さを低くすることで部屋が広く見える効果も期待できます。ほんの少しの余裕ですが、それ以上の快適さを感じられると思いますよ」(フォルマックス表参道リーダー諸麦裕子さん・以下同)。食事だけでなく、パソコン作業や子供の宿題をするにも快適な高さを研究し、シニアは座椅子の代わりに、子供は勉強机の代わりになると好評なんだとか。
◆スリム化したデザインで
視覚的にもすっきり感じさせる
「背もたれが低く薄く仕上げてあるので、圧迫感なく空間が広く感じられます。シンプルなデザインでも、『Banqutte Optim』シリーズは、背もたれ・座面ともにクッションがしっかりしているので、長時間座っても疲れにくいですよ!」。確かに、テレビがブラウン管から液晶に変わったとたんに存在感がなくなったことを考えても、厚みって重要ですね。
◆ロボット掃除機が動ける高さの
脚付きが今どき新基準
背を低く見せるということで、脚のないソファや床との隙間が狭いロータイプが一時期人気でしたが、「最近は、高さは抑えつつも、足元にロボット掃除機が通れる隙間があることも重要です」。下が空いていると、食べこぼしもサッと拭けるので清潔ですね。
◆この新作は、テーブルが斜めにスライド!
出入りの窮屈さも解決しているのが凄い
この新作、実は押すとテーブルの天板が斜めに動き、テーブルとイスの距離が広がるんです。「食事のときは天板は手前にし、食後はスペースを広げて脚を組んでくつろいだりゴロンと横になるなど、暮らしの快適さが違います。奥の人が席を立ちたいときも、全員席を立つ必要がなく移動できますよ」
『Banqutte Optim』シリーズは
2タイプあるデザインから選べて
自宅のインテリアにも合わせやすい!
◆“食事のできるソファ”がコンセプトの
「Cove (コーブ)」
「座面の高さは390㎜で、通常のダイニングチェアと比べ低いので足がしっかりと床に着き日本人が心地よいと感じるサイズになっています。テーブルも合わせて低くすることでリラックス感がアップ。リビングとダイニングのいいとこ取りしたセットですね」。座面も適度な硬さで長時間座っても疲れにくい工夫がされています。広いアームにはちょっと腰掛けることもできるので、家族とのコミュニケーションも取りやすそう。
◆“お洒落とリラックス”を併せ持つ
「Coast (コースト)」
「すっきりとした無駄のないデザインが大人の印象で、生活感を強調しないダイニングソファです。背面とアームの張りぐるみや、繊細なステンレスの脚がよりモダンなデザインで空間を引き締めてくれます」。クールな見た目ですが、アームは肘を掛けてしっくりくる高さで座り心地も快適。ダイニングのイスとしてもソファとしても活躍してくれます。
ソファカバーが取り外して洗える仕様。
替えカバーもオーダーして、常に清潔!
ヨーロッパの高品質なファブリックとレザーを採用しているので、お洒落で贅沢な印象ですが、全てのソファが汚れたら取り外して洗えるカバーリング仕様になっています。女性が1人でも簡単に外せるので、子供やペットのいる家庭でも長く清潔に使えて安心。しかも約100種類あるファブリックは洗濯可能なものも多く実用的なチョイスもできます。10年後も替えカバーのオーダーができ、季節によって素材や色を変えれば気軽に模様替えができるのも嬉しいポイント。
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インポートにはない国内ブランドだからこその機能性。それなのに生活感を見せないスタイリッシュなデザインは、今私が求めている全てをかなえてくれる家具でした。夕食の後、そのままコーヒーを飲みながら映画鑑賞したり、子供が宿題をしている横でパソコンを開いたりと、家族団らんの時間をより豊かにしてくれそうです。
(撮影/相澤琢磨)