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内窓・二重窓リフォームの効果と費用|電気代はどう変わる

内窓(二重窓)リフォームの効果でもっとも実感しやすいのは「冬の底冷えの軽減」と「結露の激減」で、断熱等級の低い窓ほど体感差が大きくなります。電気代は使い方次第で年間数千〜1万円台の節約になることが多いものの、投資回収だけを目的にすると割に合わないケースもあります。この記事では、内窓の効果の正体、費用相場、電気代への影響、失敗しない業者選びまでを具体的に整理します。

本記事の料金・サービス内容は2026年7月時点の一般的な目安です。最新情報は各公式サイトでご確認ください。

内窓リフォームとは何か、なぜ効果が出やすいのか

内窓リフォームとは、既存の窓の室内側にもう1枚窓を追加し、窓を二重にする工事です。壁を壊さず既存の窓枠に新しい窓枠を取り付けるだけなので、多くの住宅で工事は数時間〜半日程度、壁紙や外壁に手を加える必要もありません。効果の正体はシンプルで、窓と窓の間に空気層ができることで、その空気層が断熱材のように働き、熱の出入りを大きく抑えます。特にアルミサッシ1枚ガラスの窓は住宅の中で最も熱が逃げやすい部位で、冬場は室内の熱の半分近くが窓から逃げているとされる試算もあるため、そこに空気層を1つ足すだけで体感が変わりやすいのです。

実感しやすい3つの効果

1. 冬の底冷え・夏の暑さの軽減

内窓を入れると、窓際特有の「冷気が下に流れてくる」感覚(コールドドラフト)が弱まります。エアコンの設定温度を変えなくても、窓際に座ったときのひんやり感が和らぐという声が多く、リビングや寝室の窓に優先的に導入する家庭が目立ちます。夏は逆に外の熱気が室内に伝わりにくくなり、朝方の室温上昇が緩やかになる効果も報告されています。

2. 結露の大幅な減少

結露は「室内の暖かい空気が冷たい窓ガラスに触れて水滴になる」現象です。内窓を設置すると室内側のガラス表面温度が下がりにくくなるため、結露そのものが起きにくくなります。結露が減ると、サッシ周りのカビや、それに伴うパッキンの黒ずみ・木枠の傷みといった二次被害も抑えられるため、拭き取りの手間が減るという生活面のメリットを実感する人が多い項目です。

3. 防音効果

空気層とガラス2枚構成は音の伝わり方も変えます。特に道路沿いや線路近くの住宅では、車の走行音や踏切音が「気にならないレベルまで下がった」という感想が多く、断熱目的よりも防音目的で内窓を選ぶ世帯も一定数存在します。ガラスの厚みや空気層の幅によって防音性能は変わるため、騒音対策が主目的の場合は施工店にその旨を明確に伝えることが重要です。

電気代はどう変わるのか

内窓を入れると暖房・冷房の効きが良くなるため、同じ設定温度でも早く快適な室温に到達しやすくなり、結果として稼働時間が短くなる傾向があります。ただし「内窓を入れたら電気代が半分になる」といった極端な数字は誇張で、実際には住宅の断熱性能全体・窓の面積・地域の気候・エアコンの使用時間によって差が大きく出ます。目安としては、リビングなど日常的に冷暖房を使う部屋の窓に導入した場合、年間で数千円〜1万円台の光熱費削減につながるケースが多いというのが、一般的な報告の範囲です(2026年時点の目安)。窓が複数ある家全体で内窓化すると削減幅は積み上がりますが、初期費用も比例して増えるため、「電気代の節約だけ」を目的に投資回収で判断するより、結露対策や防音といった生活の質の改善を含めて総合的に判断する方が満足度は高くなります。

費用相場と工事の流れ

窓のサイズ・仕様 費用の目安(2026年時点) 特徴
小窓(腰高窓・トイレ等) 3万〜6万円程度/1窓 単板ガラスの標準仕様。最も導入しやすい価格帯
掃き出し窓(リビング等・標準複層ガラス) 7万〜13万円程度/1窓 面積が大きい分、断熱・防音の体感効果も出やすい
掃き出し窓(Low-E複層ガラス・遮熱/断熱仕様) 10万〜18万円程度/1窓 紫外線カットや遮熱性能が高く、西日が強い部屋に向く
防音仕様(厚み違いガラス等) 掃き出し窓で12万〜20万円程度 ガラスの厚みを左右で変えて特定の周波数の音を減衰させる仕様

工事自体は1窓あたり1〜2時間程度で完了することが多く、在宅していれば当日中に複数窓をまとめて施工することも可能です。ただし窓のサイズや形状(引き違い・出窓・変形窓など)によっては規格品で対応できず、オーダーサイズになり費用が上がる場合もあるため、正確な金額は現地採寸を伴う見積もりで確認するのが確実です。複数社の見積もりを比較すると、同じ仕様でも数万円単位の差が出ることは珍しくありません。窓以外の水回りや内装も含めた住まい全体のリフォームを検討している場合は、リフォーム一括見積もりの使い方と費用相場で相見積もりの取り方や業者選びの注意点を先に押さえておくと、内窓工事の見積もりが妥当かどうかも判断しやすくなります。

業者選びと後悔しないためのチェックポイント

  1. 採寸は必ず現地で行ってもらう:写真や自己申告のサイズだけで見積もりを出す業者は、施工時のサイズ違いトラブルが起きやすいため避けるのが無難です
  2. ガラスの仕様(単板/複層/Low-E)を目的に合わせて選ぶ:結露対策が主目的なら複層ガラス以上、防音が主目的なら厚みの異なるガラスの組み合わせを提案してくれる業者を選びます
  3. 補助金・助成制度の対象になるか確認する:断熱性能を上げるリフォームは自治体や国の制度で費用の一部が補助される場合があります。制度は年度や地域で内容が変わるため、契約前に最新の対象条件を業者や自治体窓口に確認しましょう
  4. アフター保証と施工後の調整対応を確認する:建て付けの微調整や不具合対応が無償か有償かは業者によって差があるため、契約前に確認しておくと安心です

窓のリフォームだけでなく、間取りや内装まで含めた住まいの見直しを検討している人は、リノベーション・住み替えガイドで優先順位の付け方や進め方を確認しておくと、内窓工事をどのタイミングで組み込むべきかも整理しやすくなります。

よくある質問

Q. 内窓リフォームだけで結露はゼロになりますか?

A. ゼロにはなりませんが、多くのケースで大幅に減少します。結露は室温・湿度・換気状況にも左右されるため、内窓設置後も加湿のしすぎを避け、こまめな換気を続けることで効果を最大化できます。

Q. 賃貸住宅でも内窓リフォームはできますか?

A. 既存の窓枠を壊さず取り付けるタイプの内窓であれば、原状回復可能な工事として貸主の許可を得た上で導入できるケースがあります。ただし可否は物件や契約内容によって異なるため、必ず事前に管理会社や貸主へ確認してください。

Q. DIYで内窓を取り付けることは可能ですか?

A. 簡易的な内窓キットは市販されていますが、既製品サッシによる本格的な内窓と比べると気密性や断熱・防音効果は限定的です。効果をしっかり実感したい場合は、正確な採寸と施工が必要なため専門業者への依頼が確実です。

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