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嫌いな家事No.1【洗い物の負担を減らす5つの方法】知的家事プロデューサー・本間朝子さんの時短裏ワザVol.4

本間さん一押しの食器洗い便利グッズは手に持っているスコッチ・ブライト™ スクラブドットスポンジ 。一見普通のスポンジのように見えますが、侮ることなかれ! カレーなどの料理で大活躍する工夫が満載。

「昨年日経BP社が共働き世帯にとったアンケートでは、“食後の食器洗い”が嫌いな家事No.1でした」(知的家事プロデューサー・本間さん 以下同)。共働きは年々増えているにもかかわらず、家事負担はまだまだ女性のほうが大きいというのが現実。「仕事や育児で疲れているのに、食事を作った後もうひと仕事って大変ですよね。だからといって、そのままにしておくわけにもいかないので、まずは”洗い物の負担をいかに減らすか”を考えるのが得策です」。自称洗い物嫌いだという本間さんに、普段実践している5つの方法を紹介してもらいました。

目次

メソッド1
調理から保存、食卓まで3役をこなせる
見栄えのいい保存容器を数種類持っておく

食卓に同じ器ばかりが並ぶと保存容器感が出てしまうので、2種類以上の器を使い分けて並べると違和感がありません。

保存容器やボウルから料理をお皿に移し替えるのは手間がかかるし、洗い物が増える原因にもつながります。ボウル、お皿、保存容器の3役をこなす器を使えば、単純に考えて洗い物は3分の1になります。「昔は調理器具や保存容器のまま食卓に出すなんてことは考えられませんでした。でも、今はそのまま出しても全く違和感がないほどお洒落な容器がたくさん出ています。私は、耐熱ガラス製容器の『iwakiパック&レンジ』や、カラフルなプラスチック製容器の『ROSTI MEPAL』を使っています。サラダや和え物を作るときにおすすめです」

 

メソッド2
使い切りのまな板シートを使えば
肉や魚を切った後の洗い物が減らせます

まな板シートを使えば、重たくて大きいまな板を洗ったり乾かしたりしないため、下ごしらえがスムーズに進みます。漂白も行う必要がなくなり、家事時間も削減されます。

調理途中によく洗うキッチン用品といえば、包丁とまな板。どちらが面倒かといえば、やはりサイズが大きくて重たいまな板です。「ニンジンやナスなど色移りやニンニクの匂い移りも気になりますが、最も厄介なのは肉や魚の生臭さや油汚れ。さっと水で流した程度では落ちないため、その都度しっかり洗うのはかなりの手間になりますよね。まな板の上に1枚まな板シートを敷くだけで、汚れが付かずストレスフリー。私が愛用している『leye(レイエ)』のシートは使い切りなので衛生面でも安心です」

メソッド3
スポンジの泡切れはイライラの要因
最初に使う分の洗剤液を作っておく

ボウルに泡たっぷりの洗剤液を作っておけば、洗い物の最中に何度もスポンジを泡立てる煩わしさがなくなります。

すぐに泡が立たなくなり、洗っている最中に何度も洗剤をつぎ足さなければいけないのは地味に手間がかかりますし、洗剤ももったいない!この手間を省くため、洗剤はそのままではなく、水で薄めた洗剤液を作って、それを使うのがおすすめ。「多くの食器用洗剤は、パッケージの使用方法に“薄めて使う”と書いてあることを知っていますか?実はボトルの背面に小さな字で書いてあるんです。洗い始める前に泡たっぷりの洗剤液を作って、そこにスポンジを浸せば少量の洗剤でたくさんの食器が洗えるし、濃度が低いのですすぎ時間も短くて済みますよ」

使う分の洗剤液のつくり方

 

メソッド4
洗う前に汚れをふき取る手間が省ける
優秀スポンジを使用する

フラットな面の目が詰まったファブリックが汚れを内部に入り込ませず、その上に付いた500個以上のドットで汚れを落とします。『スリーエム』スコッチ・ブライト™ スクラブドットスポンジの、左がキズをつけないタイプ、 右はハードな汚れを落とすタイプ

おいしいけれど、洗い物になると嫌われがちなカレー。その理由は、スポンジにカレーが入り込んで落ちなくなってしまうからですが、実はこの悩みを解消できるスポンジが昨年発売されました。「これまでカレー鍋を洗うときは、スポンジが汚れるので、キッチンペーパーでまずは汚れをふき取ってから洗っていました。でもこの『スリーエムのスコッチ・ブライト™ スクラブドットスポンジ 』はカレーがスポンジについても水でするっと落ちるので、洗う前のふき取り作業は不要。ひと手間なくなるだけで、かなりの労力減です」

本当にカレーが水で落ちるのかテスト!

 

メソッド5
結局それも洗う必要がある
水切りかごは使わずに済ませる!

食器などを洗い終えたと思ったら、次に待っているのはふき仕事。水切りかごに入れて乾くまで放置している人も、かごのぬめりや水あかは気になりますよね⁉ 本間さんおすすめなのが珪藻土マット。「以前にバスマットをタオル地から珪藻土に変えたところ圧倒的な吸水力がとても快適だったので、食器を乾かすときにも採用しました。食器の水分を予想以上に素早く吸収してくれて、ふきんいらずで食器棚に戻せます。かごと違い水あかも付かないので掃除もいりません」。乾かす必要性はあるけれど、ちょっと手間で乾きにくいのが牛乳パックやペットボトル。逆さで置いていても、いつのまにか倒れていることも多いのですが、このポリ袋エコホルダーがあれば大丈夫!「『山崎実業のポリ袋エコホルダー』は、その名の通りポリ袋をひっかけてごみ箱にするのが本来の使い方。でも、私は牛乳パックやペットボトルを乾かすスタンドとして愛用しています。下に珪藻土マットを敷けば水浸しにならず完璧です」

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ゼロにはできない洗い物だからこそ、できるだけ“楽して”“楽しく”行いたいもの。グッズを上手に使いながら、時間にも心にも余裕ができる本間さんのやり方を今日から取り入れてみてはいかがでしょうか? カレー大好きな私は、早速スコッチ・ブライト™ スクラブドットスポンジ を購入してメソッド4から実行中。ちょうど子供が春休みに入りましたが、いつもより笑顔が増えそうです(笑)!

■本間朝子さん最新著書
『本間式 置くだけ片づけ』(エクスナレッジ)

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(撮影/石田純子)

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