これまで洗濯についていくつか取材をしてきましたが、梅雨時期に気になる「洗濯物の生乾き臭」についてに内容をまとめてみました。ちゃんと洗っているのになぜか生乾き臭が出てしまう……。それにはきっと原因があるはずです! 次の六つのうち、心当たりがある項目をチェックしてみてください!
目次
これが原因?
湿ったタオルなどをそのまま
洗濯かごに放り投げている
水分を多く含んでいるものは、洗濯前にどんどん菌が増殖して臭いの原因に。さらに、乾いているものまで湿って被害が広がってしまうので、湿ったものは他のものと分けておくか放置せずにすぐに洗濯するのがベター。雑菌は湿気が大好物! ということを覚えておきましょう。(出典・2018年11月27日記事より)
これが原因?
大量のまとめ洗いが基本
夏場は冬に比べて衣類のカサが少ないため、つい洗濯物を溜め込みがち。洗濯機を回す回数が少なくなり、一度に洗う洋服の枚数は自然と増えていきます。しかし、夏は汗や皮脂などが多くなる季節で 洗濯物の汚れが冬より残りやすいのです。少量ずつ小分けにして洗うことで、臭いや菌の繁殖の原因となる皮脂・汚れを徹底的に洗い落としましょう。一度に部屋干しする洗濯物の量も減るので、乾燥時間も早くなり、菌が増殖しやすい状態を短縮することにもつながります。(出典・2018年8月23日記事より)
これが原因?
いつも水道水で洗濯している
臭いの原因となる皮脂や油性の汚れが増える夏は、たっぷりの水で洗っても限界があります。皮脂の汚れは人間の体温以上で溶けやすくなるため、40℃前後のお湯で洗うのが効果的です。お湯洗いをすることで、洗浄力がぐんと高まり、繊維の奥に染みついた黄ばみや臭いの原因菌まで洗い流してくれます。日本では洗濯機の給水栓は水のみが一般的なので、お風呂の残り湯を利用するのが◎。お湯は雑菌が繁殖しないよう、冷めないうちに使うようにしてください。(出典・2018年11月5日記事より)
これが原因?
洗濯槽をしばらく洗っていない
最後に洗濯機や洗濯槽を掃除したのはいつか、あなたは覚えていますか? 洗濯物の臭いは、原因菌の汚物や死骸が発生源ですが、 洗濯槽は雑菌が繁殖しやすい場所なので洗濯槽から菌がうつることもあります。定期的に洗濯槽クリーナーで汚れを落とし、洗濯環境をきれいに整えることを心掛けて。(出典・2018年8月23日記事より)
これが原因?
部屋干し場所の風通しが悪い
洗濯王子こと洗濯家・中村祐一さんによれば、洗濯後5時間を経過すると、菌の増える速度が上がるそうです。臭いの原因となる菌を増殖させないためには、洗濯物はすばやく乾かすことがとても大切。 おすすめの場所は浴室。換気扇によって空気の流れもつくりやすく、家の中でもっとも湿気に強い内壁になっているため、普通の部屋に干すよりも断然乾きやすいんだとか。さらに扇風機やサーキュレーターを併用すれば、乾燥時間は格段に短縮可能。洗濯物の水分は上から下に落ちるので、下から風であおってあげましょう。(出典・2018年11月27日記事、2018年8月23日記事より)
部屋干しにおすすめの便利グッズや、衣類乾燥除湿器を紹介している記事もありますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
『雨の日の洗濯ストレスを解消する部屋干し便利グッズ』
『部屋干し時の生乾き臭対策におすすめ【衣類乾燥除湿器】6選』
これが原因?
乾きにくい干し方をしている
生乾き臭を防ぐには、手早く乾かすのが鉄則。乾燥時間を短縮するためには前述した小分け洗濯や風通しも大切ですが、そもそもの洗濯物の干し方が正しいか確認を。洗濯物を効率的に乾かす干し方としては、角ハンガーの中心から両脇に沿って徐々に大きいものを干していく『アーチ型干し』と、バスタオルなど乾きにくいものの表面積を広げる『ハンガーの肩掛け干し』などがあります。詳しい干し方は、過去の記事を参考にしてみてください。ちょっとした工夫で、洗濯物の乾き方が変わってきますよ。(出典・2018年8月23日記事より)
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どうしても悩みが尽きない、梅雨時期と部屋干しの微妙な関係。あなたの部屋干し臭の原因は分かりましたか? 間違ったやり方を見直せば、きっと嫌な臭いは解消できるはずです。部屋干しの正解を知って、梅雨でもさわやかに日々の洗濯を楽しんでください。