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現代人は減少気味。口臭対策に必要な「健康的な唾液」の作り方

「自分の口の臭いをチェックしやすいのはマスク。臭いマスク=口臭が出ていた証拠です」(歯科医師・口もと美容スペシャリストの石井さとこ先生 以下同)

口臭には“病的口臭”と“生理的口臭”という2種類があり、病的口臭は体の不調から来る口臭です。「虫歯や歯周病を放置した結果、健康状態が悪化して臭うこともありますし、風邪などの体調不良でも臭います。特に女性は、女性ホルモンの変動で口腔内環境が荒れやすく虫歯にもなりやすいので、最近ずっと臭いが気になり『歯医者はご無沙汰』という方は、一度歯医者へ行くことをおすすめします」。一方、生理的口臭は男女年齢問わず誰にでもあるものなので、臭う原因と対策さえ覚えておけば過度な心配はないんだとか。今回は、少し気をつけるだけで劇的に改善する生理的口臭対策をレクチャーします。

生理的口臭が発生するの主な原因は唾液の
少なさ。スマホをよく使う人は要注意!

誰にでもある“生理的口臭”が強くなるのは「起床時・空腹時・緊張時」の3K。これのときは唾液が減少しているので、細菌が増殖し口臭の原因となる物質が多く作られるそう。また、近年唾液が出にくい生活習慣になっていることも状態を悪化させている要因なんだとか。「スマホが必需品の現代人は、顔が下向きになっている時間が長いため、あごや首付近に集中する唾液腺の血流が悪くなり唾液が出にくくなります。つまり、最近のほうが口臭も気になる時間が増えているのかもしれません」
唾液には、

など大事な働きも多くあります。お口全体の健康のためにも、しっかり唾液を出す方法をマスターしましょう。

さとこ先生直伝。
健康的な唾液を作る三つの唾液UP法

唾液にはネバネバ唾液とサラサラ唾液の2種類がありますが、口臭予防に役立つのは、口の中を洗い流して清潔に保つ自浄作用があるサラサラ唾液。水分量が多くサラっとしている良い唾液を作る方法を教えていただきました。

唾液UP法①
いつでもどこでも簡単にできる
3つの唾液腺を直接刺激するつぼ押し!

人差し指で耳下腺を刺激すると、唾液がジュワっと出てきます。「耳の周りに唾液腺がある耳下腺から出る唾液は、若返りホルモンも含まれているので、とても美唾液! 適度な力で5回ほど押すのがおすすめです」。

唾液UP法②
口周りの筋肉を鍛えながら
フェイスラインも引き締まるエクササイズ

口周りの筋肉(口輪筋)は、唇を閉じたりすぼめたりするときに使いますが、普段意識して動かすことが少ないため、加齢とともに衰えるパーツ。「口輪筋が衰えると、口の動きが小さくなるので唾液の量も減少してしまいます。さらには口をしっかり閉じていられなくなるので、唾液が蒸発し口の中が乾燥してしまいます。いい唾液が自然に出るよう口輪筋を鍛えましょう」。口輪筋を鍛えながら、フェイスラインも引き締まるのが、石井先生考案の「ピヨピヨエクササイズ」です。

唾液UP法③
健康的な唾液を作りは“よく噛むこと”
3度の食事以外にガムを噛むのが効果的!

唾液の分泌量を増やすためには、“よく噛むこと”が必須。「スポーツ選手が試合中によくガムを噛んでいたりしますが、あれはリラックス効果を生む他、唾液が分泌されて口内が潤い、前向きな気持ちになり、口内環境も良くなるんです」。大事なイベントがある日などは、ガムをバッグに入れておくといいですよ。

                      ・・・・・・
歯周病菌には女性ホルモンを好むものがあり、生理前や妊娠中の女性は口臭がきつくなりがちなんだとか。ダイエット中の女性も食事で噛む回数が減るため口臭には注意が必要だし、更年期の女性は唾液がネバネバしがちで、意識しないと臭ってしまうかもとのこと。先生の話を聞くと、女性は口臭の危険がいっぱい……。「あの人臭い」って思われないよう、“唾液ファースト”の生活を心掛けるのが良さそうです!

■石井さとこ先生 最新著書

『美しい口もと』(ワニブックス)
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(撮影/石田純子)

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