目次
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重曹の中和作用を利用して
扇風機の汚れをとる
重曹には酸化した汚れを中和して落としやすくする作用があります。油汚れや皮脂汚れなど身の回りにある汚れの多くが酸性なので、重曹はこうした汚れ落としに最適。目についた汚れはささっとふき取ってきれいをキープしましょう。やり方はいたってシンプル。重曹水(水200mlに対し重曹小さじ1/以下同)を汚れた部分にスプレーし、乾いた布でふき取ればOK。夏場に活躍する扇風機も、使い続けるとカバーやファンに汚れが付着してしまいます。気づいたときに重曹水をスプレーしましょう。重曹なら速やかに汚れが落ちるので、つけ置きする必要もありません。
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“住まいのベタつき感”をすっきり落とす
夏場は湿度のほか、手のひらや足裏から出た汗(皮脂)で、家具や家電に汚れが付着しやすくなります。前述のとおり、重曹には皮脂などの酸性汚れを中和して落としやすくする作用があるので、テレビやエアコンなどのリモコンをはじめ、ドアノブや手すりなどのお掃除にもぴったり。重曹水で軽く湿らせた布やキッチンペーパーでふき取れば、簡単に汚れを落とすことができます。身の回りの汚れの多くを重曹ひとつでまかなえるので、いちいち洗剤を使い分ける手間もありません。
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デオドラント効果のある重曹で
“生活臭”をクリーンナップ
気になる“生活臭”をごまかそうとしてルームフレグランスや芳香剤を使ったら、匂い同士が混ざり合い悪循環に…という経験ありますよね? 重曹には生ゴミ臭、ペット臭、汗臭など、身の回りの悪臭を分解・除去する働きもあります。特にエアコンをつけっぱなしにしている夏場は、部屋の臭いがこもりがち。そんなときこそ重曹水の出番です。カーテンやソファなど臭いのつきやすいファブリックにさっとスプレーしてそのまま乾かせば、嫌な臭いもすっきり。また、一日使って臭いがこもった帽子や靴にも効果的。帰宅したら重曹水をスプレーして、そのまま乾燥。これだけで臭いや汚れが落ちて、次回も気持ちよく使うことができます。
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排水口のぬめりとカビを中和して落とす!
夏場は特に浴室の排水口はぬめりやカビがすぐ出てきますね。排水口の掃除をするのが苦手な人も多いと思いますが、こんな厄介な場所にこそ重曹を活用しましょう! ふたとごみ受けを外し、排水口に直接重曹をたっぷりふりかけます。数分後、ブラシなどで汚れを落とし、シャワーで洗い流せば、重曹の中和作用によりぬめりやカビを一掃できます。また、「ぬめりもカビも見たくない!」という方には予防掃除がおすすめ。入浴後、排水口に重曹をふりかけ、換気をよくして一晩置くと、ぬめりやカビの繁殖を抑えることができ、掃除の手間も省けます。ぜひ日課にしてみてください。
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電子レンジ内の油汚れも中和作用で撃退
夏の調理は火を使いたくないから、電子レンジの使用頻度も高く、その分汚れはたまりがち。電子レンジの庫内の油汚れには、加熱した重曹水の蒸気を利用して掃除するのが◎。耐熱容器に水100mlと重曹小さじ1を入れよく溶かし、レンジで3~5分加熱して沸騰させます。そのまま約1分ほど放置して庫内を蒸気で満たします。その後、ドアを開け、水気をかたく絞った布でふき取れば、重曹の中和作用で、レンジの汚れを簡単に落とすことができます。重曹は熱を加えることにより洗浄効果が増すうえ、口に入れても安全なので(食用の重曹の場合)、レンジの庫内掃除には最適です。
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重曹+アロマの香りで部屋中すっきり!
重曹はさまざまな悪臭を分解し除去する効果があるため、消臭剤として使うこともできます。口の広い容器(空気に触れる面を多くするため)に適量入れ、靴箱や冷蔵庫に置くと3カ月程度は消臭効果を発揮します。また、重曹に好みのアロマオイルを数滴垂らすと消臭&芳香剤になります。通気性のいい器に入れてリビングや寝室などに置けば、さりげなく香りを楽しめます。また、悪臭の代表、生ゴミ臭には重曹を直に振りかけるのが効果的。臭いの大半は腐った食べ物から。腐った食べ物は酸性になるので、アルカリ性の重曹が中和してくれるというわけなんです!
暑い時期は掃除をする気になれないうえに、手垢や臭いで暮らしのいたるところに汚れがつきやすくなります。こんな時期こそ、使い方がシンプルで、いろいろな汚れに対応する重曹を利用するのがベスト。爽やかな住まいで、快適な日々を送ってみてはいかがでしょうか?