道具と材料を用意して、コーヒー粉をセットしたら水を注ぎ、後は冷蔵庫に入れて待つだけ。とってもシンプルな作り方だけれど、それぞれちょっとしたポイントを加えることで、おいしさもアップするそう。コールドブリューコーヒーの魅力はなんといってもコーヒー豆本来の味が存分に楽しめるところ。コツをつかんでカフェ級のアイスコーヒーを作ってみましょう!
目次
POINT1 コーヒー豆は中深煎りのブレンド豆を中細挽きに
準備するものは、コールドブリューボトル、コーヒー豆、水、そして長めのスプーン。
なかでもおいしさの決め手となるのは、コーヒー豆です。「コールドブリューコーヒーはコーヒー豆のうまみがしっかり出るので、クセの強い豆よりも、酸味やコクなどのバランスが取れたブレンド豆がおすすめ。豆は中細挽きにしてください。粗すぎるとコーヒーのうまみが出にくく、細すぎると逆に雑味などが出やすくなってしまいます。そして、コーヒー豆が新鮮なほど味も香りも楽しめるので、新鮮な豆でさらに挽きたてを使うのがポイントです。そのためコーヒー豆はコーヒーを入れる毎にグラインドするようにしてください」(グラマシーコーヒーバリスタ、蓮見さん 以下同)
量は、種類によって変わりますが、深煎り豆なら80g、中深煎りで100gを目安に準備してください。今回は使ったのはブラジル産コーヒー豆を主体にしたブレンド。中深煎りなので豆は100g用意しました。
POINT2 水は軟水を選んでゆっくりじっくり注ぐ
挽きたてのコーヒー豆をボトルに付属のストレーナーに入れます。ストレーナーが一杯になるくらいの量です。そして水を注ぐのですが、水は軟水がおすすめ。軟水になる浄水器を使うのもいいですし、水道水に炭などを入れておいて軟水を作っておくのもおすすめだとか。「水はドリップコーヒーを淹れるときに使うような、先の細くなったケトルを使うと便利です。コーヒー粉に水が浸透するまでに時間がかかるので、少しずつコーヒー豆を湿らせる容量でゆっくり注いでください」
POINT3 スプーンを使って優しくコーヒー豆全体に水を馴染ませる
水全部を入れたら、コーヒー豆全体に水を馴染ませるためにストレーナーの中をゆっくりとかき回します。かき混ぜすぎると苦みが出てくるので優しくふんわりがポイント! 後は蓋をして冷蔵庫に入れておくだけ。約8時間でコールドブリューコーヒーのできあがりです。「選んだ豆の種類によって仕上がり時間が変わってくるので、8時間経ったら一度味を見て、好みの味に仕上げてください」。後はグラスに注げば完成です!
★今回、作り方を教えていただいたのは……
南青山のカフェ、グラマシーコーヒーのバリスタ、蓮見幸太郎さん。タリーズコーヒーで3年間バリスタの経験を積み、2014年よりグラマシーコーヒーのオープンに合わせて同店のバリスタに。「コーヒーには絶対的なルールがないのが面白いところです」と蓮見さん。お客さんそれぞれの、その日の気分に合わせたおいしいコーヒーを作れるのが魅力だそう!
グラマシーコーヒー(Gramercy Coffee)
東京都港区南青山 3-7-2
03-6432-9874
営業時間 9:00~19:00、11:00~17:00(土曜)
日曜・祝日休
(おまけ)キッチンの主役にしたい!見た目も抜群にいいコールドブリューボトル3選
各メーカーから発売される水出しコーヒーメーカー。コールドブリューボトルには大きく分けてふたつあり、一滴ずつ水を落として抽出するスロードロップタイプに、コーヒー粉を入れたストレーナーに水を注いで浸しておく浸漬式に分かれます。どちらもコーヒー豆のおいしいをぎゅっと抽出できる実力派。今回は、見た目もプロっぽい、スロードロップタイプからキッチンの主役にしたいデザインコンシャスなボトルをご紹介!
インテリアにそっと溶け込む
ウッド×ガラスの美しいコンビネーション
耐熱ガラスに木や磁器を組み合わせた、他にはない美しいデザインで人気を呼んでいる『イワキ』のスノウトップシリーズ。なかでも木製のフレームに2種類のガラスボトルがセットされた「ウォータードリッパーサーバー Uhuru」は、水を入れるトップのガラスタンクは抽出速度の調節が可能で、コーヒー通に向けた本格派タイプ。滑らかな曲線を描く木製フレームが木のぬくもりを感じさせ、コーヒー時間をより豊かに彩ってくれます。水出しコーヒーを作る時間も楽しくなる一品です。
クリアな素材感が目を引く
スタイリッシュなコーヒーメーカー
機能的かつデザインの美しさから、世界中のプロたちが愛用する『ハリオ』のコーヒーグッズ。モダンなデザインで選ぶなら、クリアな素材感が魅力の「ウォータードリッパー・クリア」がおすすめ。アクリルのスタンドに耐熱ガラスのサーバーとウォーターボールがセットされた、クリーンでスタイリッシュなデザイン。こちらもウォーターボールに付いたコックをひねって、水の抽出速度を調節できるタイプです。シンプルでミニマルなインテリアを目指すなら、クリアな素材感で選んでみては?
ガラスのカラフェにブルーがアクセント!
カリフォルニア生まれのクールな佇まい
カリフォルニア発の水出し専用コーヒードリッパーブランド『ブルーアー』。コーヒー好きの2人のデザイナーが、自宅で手軽にスロードロップの水出しコーヒーが楽しめたらとデザインと研究を重ねて考案したそう。トップのグラスタワーにコーヒー豆を入れたら付属のペーパーフィルターをセットし、後は水が落ちるのを待つだけ。ブルーをアクセントに効かせたデザインがとってもクール!