高価な肉を使ったり凝ったソースを作っても、肝心なハンバーグが硬かったり、パサパサになってはおいしさ半減。でも、凝った調味料、具材、調理方法というのもハードルが高いですよね。そこでインスタグラムでおいしそうなハンバーグをアップしている方に質問しました。みなさん口を揃えて「我が家のハンバーグはジューシーで柔らか」とおっしゃいます。どれもすぐに真似できるものばかりなので、気になるハンバーグレシピぜひ試してみてください。
目次
余計な水分を飛ばしたマイタケと塩麹を
合わせることが失敗しないコツ
★ポイントはここ!
① 合い挽き肉400gに塩麹大さじ2をもみ込んで冷蔵庫で1時間寝かせる
② 玉ネギ半個とマイタケ半パックのみじん切りを500Wのレンジで90秒温める
③ 冷めたら合い挽き肉と練り合わせる
@yuki.e.615さんが作るハンバーグはジューシーでふわふわな食感で家族から大人気だとか。「マイタケには塩麹同様に、肉を柔らかくする働きがあります。さらにキノコのうま味が加わり、食感のアクセントにもなるので、どんなハンバーグにも必ず入れている名脇役です。ただ、生のまま入れると焼いているときに余計な水分が出てきてしまいハンバーグが崩れやすくなるので、必ずレンチンして余計な水分を出してくださいね」
パサパサしがちな鶏ひき肉は
木綿豆腐でふわふわ食感に
★ポイントはここ!
① 鶏ひき肉200gに水気をしっかり切った木綿豆腐250gを混ぜる
② ある程度火が通ってきたら水を入れて蒸し焼きにする
③ 味付けはひじき煮を主役に塩コショウを軽く振るだけ
家庭料理ブログが大人気のモモ母さんこと、@momokaaasanさんはパサつきがちな鶏ひき肉ハンバーグもふんわりと焼き上げます。「最近はたくさん食べても罪悪感のない、鶏ひき肉を使った低カロリーハンバーグをよく作っています。鶏ひき肉に木綿豆腐を混ぜるとふわふわな食感に仕上がるんです。さらにつなぎとして溶き卵と片栗粉、パン粉を使ってなじませます。焼き方にもポイントがあって、ある程度火が通ってきたら水を入れて蒸し焼きにするとよりふっくらと焼き上がり、鶏肉のコクがしっかり引き出せますよ。味付けはひじきの煮物を主役に塩コショウを軽く振るだけというシンプルなのもポイント。脂質が少ないので、たくさん食べても胃がもたれる心配もありませんよ!」
しっとり&ジューシーに仕上げる秘訣は
すりおろしたレンコンと塩を混ぜること
★ポイントはここ!
① 鶏ひき肉を混ぜる前に塩をもみ込む
② すりおろしたレンコンを混ぜる
③ 刻んだレンコンも加えると食感がアップ
@chibi_leaf02さんは、卵アレルギーの家族のためにつなぎをあるもので代用し、おいしくヘルシーなハンバーグ作りに成功。「卵を入れないと、焼いているうちに割れてしまって、ハンバーグ作りに苦手意識が生まれていましたが、ひき肉に塩を加えてからこねるとつなぎになることをテレビで見てから私も真似してみることに。塩をもみ込むことで肉汁が出て、さらにそれを焼くことで肉汁が止まりジューシーな焼き上がりになるんです。ただ、塩オンリーだと物足りないので、食感を足すのとつなぎのためにすりおろしたレンコンと刻んだレンコンを入れたら大正解! パサパサせずしっとりとジューシーに焼き上がり、食べるとほんのりレンコンの歯ざわりが楽しめ食べ応え抜群です」
味付けもつなぎも塩麹にお任せ!
シンプル材料でジューシーなハンバーグ
★ポイントはここ!
① 肉量の10%相当の塩麹を入れる
② 玉ネギのみじん切りは炒めずそのまま加える
@zumizumi_izumiさんのハンバーグには一般的につなぎとして使われる卵、パン粉が使われておらず、味付け、つなぎを全て塩麹だけでまかなっているそう。「塩麹は肉量の10%量が最適な分量。麹が肉を柔らかくしてくれ、つなぎを使わずともタネがしっかりとまとまるんです。後は玉ネギのみじん切りを混ぜるだけ。とてもシンプルで簡単でしょう? この日は食感に変化をもたせたかったので、セロリと、ボリュームが欲しかったので、とろけるチーズも入れました。味付けが塩っ気だけととてもシンプルなので、中に何を入れても味のぶつかり合いがなく、おいしくできあがるのもいいところ。味に敏感な夫からも好評です」
長芋を加えると段違いに柔らかくなる!
オーブンでじっくり焼くのもポイント
★ポイントはここ!
① 肉量の20%相当量の長芋のすりおろしを入れる
② タネが白っぽくなるまでこねて冷蔵庫で30分寝かせる
③ 片栗粉でコーティングの後オーブン100℃で7分焼く
手前味噌ですが私もハンバーグが得意料理のひとつ。子供たちのお泊まり会のときには必ず息子からリクエストが来るほど。我が家のハンバーグレシピは、合い挽き肉600g、牛赤身ひき肉200g、豚赤身ひき肉200gの全部で1kg(笑)。こねる前に軽く塩、コショウを振っておきます。玉ねぎ大き目1、2個、卵1個、パン粉20gを牛乳で浸したものと材料と作り方は一般的なものですが、ふんわりハンバーグにするために我が家は長芋のすりおろしを混ぜるのがポイント。長芋があるのとないのとでは柔らかさが全然違うので、ぜひ試してみてください。ちなみにすぐに焼くのではなく、少し冷蔵庫で寝かせることでタネがまとまり、焼くときにも崩れにくいですよ。我が家はふわふわに仕上げたいので、フライパンではなく、オーブンでじっくり焼いています。焼く前に片栗粉でコーティングすると表面はカリカリ、中はじゅわ&ふわっと仕上がりますよ!
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つなぎや調味料を工夫するだけで、柔らかくてシュージーなハンバーグは家庭でも簡単に作れるんですね!