カボチャ甘味は、熟することでデンプンが糖に変わったもの。この独特な甘さを思い切り味わうには、プリンにするのがおすすめ。
◆ ティラミス風カボチャプリン ◆
バターナッツカボチャを使えば
砂糖控えめのヘルシーなプリンが作れます
ブログでヘルシー料理を紹介している@satomiwa.kさんは、カボチャでティラミス風プリン。「ポイントは、甘味の強いバターナッツカボチャを使うこと。砂糖の量が少なくても、カボチャの甘味だけで甘く仕上がります。盛り付けたときにプリン風に見えるよう、カラメルの代わりにココアパウダーを使用したマスカルポーネクリームをのせました。マスカルポーネクリームに使うエスプレッソソースがなければ、メープルシロップでも代用できますよ」
◆ 丸ごと坊ちゃんカボチャプリン ◆
可愛い見た目に子供にも大人気!
皮まで残さず食べるから栄養も満点です
坊ちゃんカボチャとは、手の平サイズの可愛い見た目のミニカボチャ。糖質が多く、強い甘味がありつつも、ホクホクとした食感があるのが特長です。栄養価も高く、一般的な栗カボチャよりもタンパク質やβカロテンが豊富。管理栄養士の@mai.non81さんは、そんな坊ちゃんカボチャを丸ごと使用。「可愛らしいサイズの坊ちゃんカボチャをそのまま使いたくて、中をくりぬいて外側を食べられる器にしたプリンにしました。皮まで食べられて栄養も満点です。坊ちゃんカボチャの特長である甘味を堪能できるように、加えた砂糖は少なめ。クリームを入れてまろやかに仕上げました。カボチャをくりぬくときは、少し厚めに残しておくと、器の破れ防止になるしプリンとカボチャそのものの2通りを味わうことができます。子供たちもおいしいと言って皮ごと食べていましたよ」
◆ スパイシーカボチャプリン ◆
甘さとスパイスを調整すれば
酒の肴にも、デザートにもなります
JOPHダイエットアドバイザーの@sana_miyazonoさんが作ったのは、スパイシーなプリン。大好きなブロガーのツレヅレハナコさんのレシピを参考にして作ったそうです。「ブログを読んでいて、おいしそうだったので作ってみました。シナモンとナツメグを入れることで、スパイシーさと甘さが融合して癖になる味ですよ。ツレヅレハナコさんのプリンは、ワインのおつまみとして作っているため、かなりスパイシーでプリン自体はかなり甘さが控えめのようですが、私はデザートとして食べたかったので、カラメルソースを加えて、さらにバニラアイスを添えました。仕上げの甘さは好みで変えてもベースがしっかりしているのでおいしくいただけますよ」
◆ 前菜カボチャプリン ◆
ベーコンの塩味も利いた
イタリア仕込みのお食事プリン
30年以上イタリアで食に関わる仕事をし、現在は日本で料理教室も開くいているワイン料理研究家@grazie_a_tutti_jp_netさんが紹介してくれたのは、陽気なイタリアママに教わったという一品。「カボチャプリンは、日本ではスイーツですが、イタリアだと前菜やパスタの代わりとして食べるんです。このプリンも食事に合う味付けで、カボチャの甘味とベーコンの塩味がマッチしておいしいですよ。イタリアにいた頃のように、カボチャプリンを前菜として、トマト系のパスタやサーモンのパイ生地包みと一緒にいただいています。余ったカボチャのクリームを食パンに塗り、さらに砂糖をかけてオーブントースターで焼いてもおいしいですよ」
◆ 簡単ミキサープリン ◆
時短で作るカボチャプリンだけど
意外と濃厚でおいしい!
お菓子作りが大好きな@o.hana84さんがミキサーで作る簡単カボチャプリン。家族にも好評で、実家に寄る際に手土産として持っていくこともあるそうです。「ミキサーに入れて混ぜるだけの簡単レシピです。カボチャペーストのようなクリーミーな口当たりが特徴で、牛乳を半量ほど生クリームに置き換えると、さらに濃厚な味わいのになりますよ。素材の味がストレートに伝わってくる、カボチャ好きにはたまらないプリンだと思います。カラメルソースや生クリーム、お好みでシナモンを添えるとおいしくいただけます」
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寒くなってからが旬のカボチャですが、収穫されるのは実は夏から初秋。収穫したばかりのカボチャは甘味が弱く、1カ月ほど寝かせることでおいしい甘さが加わるそうです。そうやってしっかり熟したカボチャ独特の甘味を、自家製スイーツで堪能してみませんか?