ひとり1台スマホ持ちが当たり前の今、家庭のテレビの台数は減少し、リビングにしかテレビがない家が増えているそうです。だからこそテレビは大型が主流で、50インチで10万円なんていう格安モデルも。そのなかでもこれから買うならば、おすすめは壁掛けできる“薄型”!
「有機ELパネルのテレビなら、厚さ1㎝なんていう商品も。驚異的な薄さですよね。液晶テレビは裏にLEDバックライトがつきますが、それでも3~5㎝で昔から考えると画期的です。今は液晶だって十分薄いんです。薄くなれば、必然的に重さも軽減されるので、壁掛けするのは以前よりハードルが低くなったと言えます」(家電ライター・コヤマタカヒロさん 以下同)。テレビを壁掛けにすることで部屋がすっきり広く見えて、レイアウトも今より効率よく使えそう! とはいっても肝心なのは機能や性能。コヤマさんにおすすめを伺いました。
目次
『三菱』REAL LCD-A58RA1000
ブルーレイもハードディスクもこれ1台に
内蔵だから部屋がすっきり使える!
「『三菱』のREALはハードディスクと4K高画質を楽しめるUltra HD ブルーレイ再生対応ブルーレイレコーダーが内蔵されています」。基本的にはコンセントをさしてアンテナつないだらすぐに使える、機械音痴な方にも嬉しいテレビです。「スピーカーは高音質なダイアトーンのもの。クリアな音で臨場感たっぷり楽しむことができます」。テレビユーザー調査によると、90%以上が‟ながら視聴派”。このテレビは、リモコン操作で観やすい角度に調整できるオートターン機能で、食事中はもちろん、家事や育児をしながらテレビを観たい女性にも◎。「他の液晶テレビと比べたら、約28.6kgと若干重いと思われるかもしれませんが、ブルーレイレコーダーがまるごと内蔵されていると思えば納得です。もちろん壁掛け対応できるので安心してください!」*オートターン機能は壁掛け設置時には使用できません。
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『LGエレクトロニクス』 OLED 65W8P
驚愕の薄さ39㎜! 壁に絵を飾る感覚で
テレビを設置できる圧迫感のなさが◎
液晶と有機ELの大きな違いは、ズバリ「黒の表現」。有機ELは引き締まった黒色を表現でき、コントラストの高い映像美を楽しむことができます。薄型テレビのなかでも群を抜いて薄いLGの有機ELテレビは厚さ約39㎜というから驚きです! パネル面と壁とのすき間が最小限に抑えられ、またパネル部分とスピーカーユニットは1本の白いフラットケーブルで接続されています。「電源やAVケーブルは全てスピーカーユニットに接続し、パネル側には必要がありません。壁紙の処理を工夫すれば、パネルが壁に張りついて完全に浮いているように見せられます。このテレビは最低が65インチなので、リビングの広いパワーカップル向きですね」
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テレビ番組もネット動画も4K画質に
作り変える超解像エンジン搭載!
『ソニー 』ブラビア® KJ-55A9F
定額動画や配信サービスをよく観る人におすすめなのが同製品。HuluをはじめNetflix、AbemaTV、YouTube などのネット動画へボタン操作で簡単に移行することができます。「ネット動画は画像が粗い投稿も多く、大画面で観ると、なおさらその粗さが目立ちます。このテレビは有機ELパネルの能力を最大限に引き出すのと同時に、次世代高画質プロセッサーとソニー独自のパネル制御技術、超解像エンジンでネット動画のあらゆるコンテンツを限りなく美しい画質に変換してくれます。 凄くないですか⁉」。また、ボイスズーム機能を使えば、全体の音量は変えずに、声だけ上げ下げすることが可能。「ニュースキャスターの声が聞きづらいときには声の音量を大きく、スポーツ中継で実況や解説が邪魔なら、声だけを小さくすることも可能。聞きづらいのでボリュームを大きくしたら、CMになった途端に大音量でびっくりした! なんていうことも防げますよ(笑)」。
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録画忘れ、録画したい番組が重なった
よくある録画の悩みはこのテレビが解決!
『東芝』REGZA 55Z720X
毎週楽しみにしていたドラマを録画し忘れた、友人から観てない番組が面白かったと聞いた、そんなときに役立つのが、録画予約なしで好きな時間に好きな番組を観ることができるタイムシフトマシン機能がついた『東芝』のREGZA 55Z720X。「別売のUSBハードディスクを接続すれば、地デジ番組を最大6チャンネル約80時間(3日分)まるごと録画できるので、観たい番組を見逃さずにすみます」。同時刻に観たい番組が重なってしまっても、約80時間分は録画してあるので、家族間での録画争いもなくなりそう。「Googleアシスタント、Amazon エコー、LINE クローバなどのスマートスピーカーと連携できるのも今っぽいですよね。料理を作りながらチャンネルを変えたり、テレビを消すときも話しかけるだけOKなどハンズフリーで操作が行えるのも便利ですよ」。
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壁掛けテレビはこれを使えば、
こんなに簡単に設置できる!
憧れの‟壁掛けテレビ“は欲しいけど、施工会社にお願いした場合工賃はいくらかかるんだろう? と二の足を踏んでいる方も多いのではないでしょうか⁉ 確かに、各社HPでは基本的に施工業社に頼むことを推奨しています。しかし、DIYで取り付けるためのアイテムはたくさん販売されています。そこで、それらを使用した壁掛けの実例をご紹介します。
CASE①
「ラブリコ」を巧みに使って
板壁を最小限にDIYしたシンプル構造
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『ラブリコ』を使用した@mayumi.k130さんの壁掛け。テレビを掛ける部分のみ木材を横に並べ板壁を作ったシンプルな構造。棚部分ができあがれば、アジャスターに調節ねじを回し、天井を破損させないよう注意しながら圧着固定するだけ。小さなお子さんがいるので『ラブリコ』に滑り止めを付けて突っ張りの強度を高めたそう。
CASE②
「ディアウォール」を使用して
よりデザイン性の高い板壁を作る
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@mujo0227さんの壁掛けは『ディアウォール』を使ってまずは柱を作り、並べた木材をねじ止めして板壁を作りました。そこにテレビ取り付け金具を付けて設置したら壁掛けテレビの完成です。表面にはウッドタイルを一枚ずつ貼っているのでお洒落な仕上がりです。配線等はテレビ裏やデッキの裏等に穴を数か所あけて通し、目立たない工夫をしているそう。
「東京オリンピックを再来年に控え、新しいテレビを買い替えたい! という話をよく耳にします。壁掛けテレビにすると、はっきり言って部屋が一気にお洒落になります」。確かにテレビ台も必要なくなり、邪魔な配線を気にせず部屋の見た目もすっきり広くできます。まずは、実物を確かめに家電量販店へGO!
監修
パソコンからAV機器、白物家電を専門分野として執筆活動を展開するフリーライター。寄稿先はモノ雑誌やニュースサイト、メーカーのWEBサイト、オウンドメディアなど多岐にわたる。得意ジャンルは調理家電や掃除機などで、趣味も料理。米・食味鑑定士の資格も所有しており、毎年発売される主要炊飯器はほとんどを試している。AllAboutの家電/パソコン周辺機器ガイドを務めるほか、メーカーの製品開発アドバイザーやPRコンサルティングなども行う。プライベートでは3人娘の父。