変幻自在なおいしさ! 「そうめん大胆アレンジ」みんなのおすすめ8レシピ

日本の夏の定番食そうめんですが、麺つゆと薬味で、食べる前から味が想像できちゃいますね。でも癖のない素直な麺は、意外と多彩なアレンジが可能なんです。そうめん好き、料理好きな皆さんに、自慢の「そうめんアレンジ」を披露してもらいました。

〈左〉韓国風にアレンジした@afm_miwaさん、〈右〉涼しげな寒天寄せの@canata312さん。

そうめんを何度か食べて「ちょっと飽きてきたかも?」というタイミングにおすすめのアレンジを紹介。インスタグラムで見つけた料理上手さんたちに、和洋中いろいろなアレンジを教えてもらいました。

目次

夏バテ気味なときにおすすめ。
元気の出る「ニラタマそうめん」

冷蔵庫にあるものでできる簡単節約料理をアップしている@rina_kitchenさん。「簡単なのにめちゃくちゃおいしい、ニラタマそうめんを紹介します。たっぷり刻んだニラに、ゴマ油、麺つゆ、ゴマを混ぜるだけ。あとは、ゆでて冷やしたそうめんにたっぷりとからめて、仕上げに卵黄をトッピングすれば完成です。お好みで砂糖を少し加えるとニラの角がとれてまろやかな味になりますよ。油そばのようなガツンと元気が出るメニューで、夏バテ気味なときにおすすめです。このタレは、ごはんやうどん、豆腐なんかとも相性バツグン! 今が旬のニラは安くなっているので、多めに作って保存しておくと何かと使えます」

豆乳でまろやか&低カロリー仕上げ
中華風ピリ辛「冷やし豆乳坦々そうめん」

@yunanan_iさんがそうめんアレンジで1番だというのが、冷やし豆乳坦々そうめん。「麺つゆに飽きたので、大好きな担々麺風にアレンジしてみました。無調整豆乳、麺つゆ、ゴマだれを混ぜてスープを作ります。牛豚ひき肉を炒めて、豆板醤、しょうゆ、砂糖で味付け。ゆでて冷やした麺に、スープとひき肉を盛り付け、仕上げにラー油をたらせば完成。スープには、ゴマだれではなく、練りゴマを使うほうが風味とコクが出るのでおすすめです。ピリ辛なのですが、豆乳を使っているので味がまろやか。豆板醤の量を減らしたり、ラー油なしだとお子さんでも無理なく食べられると思いますよ」

カルディの塩レモンペーストで作る
パクチーたっぷり「鶏塩レモンそうめん」

@mrkiwngさんは、カルディの塩レモンペーストから思いついたアレンジを紹介。「ゴマ油とニンニクを利かせた鶏ガラスープを冷やし、塩レモンペーストをたっぷり入れ、冷やしておきます。しっかり水気を切ったそうめんを盛り付けたらスープを注ぎ、ゆで鶏とパクチーをトッピング。仕上げに黒こしょうと刻んだカシューナッツをふりかければ完成です。麺つゆだとレモン&パクチーの風味が十分に引き出せない気がして、あっさりとした鶏ガラスープにしました。ポイントは、刻みニンニクをゴマ油で炒め、香りを出しておくこと。鶏ガラスープはいつもより濃いめがおすすめです。塩レモンペーストは、レモンの果汁や皮、スライスレモンで代用可。あっさりした味に、レモンとパクチー、ナッツの食感がアクセントとなり、最後まで飽きずに食べられます」

目にも涼しげで味もよし。茅乃舎の
だしを使った「そうめんの寒天寄せ」

食卓の季節感を大切にする@canata312さんは、素敵な一品を創作。「七夕だったので、天の川をイメージしたそうめんの寒天寄せにチャレンジしました。茅乃舎のだしに寒天を溶かし、具材を配置したパッドに流し入れ、冷やし固めます。大人向けに作ったので、固める具材はゆでて冷やしたそうめんと枝豆だけ。彩りとして、トマトと卵焼きをトッピングしています。子供たちのおやつにフルーツ寒天を作っているとき、ふと甘くない寒天もできるのではと思いついたのがきっかけです。だし汁とそうめんの相性がよくおいしかったです」

トマトの酸味が食欲をそそる
「麺つゆツナトマトそうめん」

簡単節約レシピ満載のインスタグラムが好評な@maki_diariesさん。「オイルがポイントの麺つゆツナトマトそうめんをご紹介します。作り方は、トマトとシソを刻み、ゆでて冷やしたそうめんに、ツナ、オリーブオイル、ブラックペッパーを盛り付け、麺つゆをかけ回せばできあがり。 麺つゆのしょうゆ風味とオリーブオイルの組み合わせが最高なので試してみてください。他にもオイルをアレンジして、ゴマ油×炒りゴマ(深みが加わっておいしい)、ラー油×タカノツメ(辛味で食欲アップ)なんていう組み合わせもおすすめ。シソをバジルに変えたり、ツナをほぐした蒸し鶏にしてもおいしいですよ」

疲労回復&免疫力アップ!
キムチで簡単、韓国風「ビビンそうめん」

アスリートフードマイスターの資格を持つ@afm_miwaさんは、栄養満点なアレンジをレクチャー。「コロナに感染しない、重症化しない体を目指して、免疫力を高める食材を使い、さらに栄養素を吸収しやすい組み合わせとしてビビンそうめんを考えました。特にキムチに含まれる乳酸菌やビタミンB群は、免疫力アップに効果大。麺は1人前で1日分の食物繊維がとれ、なおかつ糖質は従来のそうめんの30%オフという老舗の三輪山本の麺を使いました。作り方は、ザク切りにした、キムチ、ニラ、ゆでた豚バラを混ぜ合わせ、酢、麺つゆ、コチュジャン、砂糖で味付けします。ゆでで冷やしたそうめんに、先ほどの具材と、キュウリやゆで卵をトッピングすればできあがり。キムチの酸味と辛さが食欲をそそり、暑い季節でもお箸が進みますよ」

麺つゆよりおいしい!まるで料亭
だし香る「梅ゴマとほうじ茶のそうめん」

カフェ店員というだけあって、洒落た食器使いや料理が並ぶ@c27acaaさん。「私のおすすめは、梅ゴマとほうじ茶のそうめん。まず、冷たいほうじ茶に少量の白だしを合わせてスープを作ります。ゆでて冷やしたそうめんにスープを回しかけ、刻んだはちみつ梅干し、ゴマ、好みでネギやオクラを添えれば完成です。ほうじ茶の香ばしさがこのレシピの要なので、おいしくお茶を淹れるのがポイント。お茶漬けからヒントを得て作りましたが、お茶の香ばしさとはちみつ梅干しの甘酸っぱさで、お箸が止まらなくなります。手軽なのに感動するほどのおいしさで『麺つゆ以上においしいそうめんのつゆが見つかった!』と母も大喜びでした」

バジルの代わりの大葉が爽やかな
香りの「大葉ジェノベーゼそうめん」

@hayashipadさんは、作り置きしたジェノベーゼを使ってアレンジ。「暑い季節にぴったりな、大葉ジェノベーゼそうめんです。ソースは大葉、ニンニク、オリーブオイル、塩、くるみをミキサーにかけるだけ。ゆでて冷やしたそうめんを、大葉ジェノベーゼと少量の麺つゆであえ、仕上げに粉チーズとブラックペッパー、バジル葉を飾ります。そうめんはやや固めにゆで、氷水で冷やしてからしっかり水気を切ること。大葉のソースに負けない麺のコシがでます。冷製パスタはあまり好まない主人も、そうめんにすると喜んで食べてくれました」

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スープやつゆを工夫すれば、こんなにも多彩なアレンジが広がるそうめん。今年の夏は、「もう飽きた!」なんて言わずにすみそうですね。