水中で1分間に5万回の微細な超音波を発生させ、見えないレベルの汚れも弾き落とすという「Sonic Soak(ソニックソーク)」。7㎝ほどの小さい機械で本当にきれいにできるのか、洗濯に革命をもたらすものなのか、編集部員が持ち帰り、いろいろなものを洗ってみました。その結果は、いかに?
メガネ屋さんの店頭にある超音波の汚れ落としはご存じですか? メガネや腕時計などの、ブラシが届かない場所の汚れも取り除けてすっきり気持ちいいですが、今回紹介するソニックソークは、それをもっと凄くしたものというイメージでしょうか。水中で、1分間に5万回という超音波により生み出される微細な泡が、繊維などの細かな部分に入り込み、泡が弾けるパワーで汚れを落とします。水流で洗う洗濯機よりも奥まで届くうえ、かき混ぜないので生地にも優しく洗いあげることができます。まずは、このYouTubeを見てください。これだけでも凄さが伝わると思います!
いかがでしたか? 驚きますよね! このソニックソークの凄いところは、布製品以外にもさまざまざものの汚れを除去できること。HPなどで使用例として挙げられているのは
●野菜や果物表面に残る残留農薬やワックス
●化粧道具に残る汚れ
●布についたソースやしょうゆ
●メガネや時計、貴金属などの皮脂汚れ
●シルクなど洗濯機で洗いづらい衣服
水に浸せるものならほぼ何でも汚れを落とすことができるそうです。おもちゃやベビー用品、フルーツなどあまり洗剤を使いたくないものの汚れを落とせることも魅力です。

左が洗浄部でサイズは3.5径×H7㎝、本体はW7×H12×D5㎝とかなりコンパクト。このサイズ感なら収納にも困りませんね。
機械の構成は、本体とそれにつながる洗浄部でできています。使い方は、
①シンクや洗面台などに水をためる
②ソニックソークの洗浄部を水の中に設置
③きれいにしたいものを水に浸す
④スイッチオン!
衣類の場合は洗剤も入れますが、たったこれだけ。あらかじめタイマーセットしておくので、放置しておいても自動的に止まります。
ちなみに、ソニックソークはクラウドファンディング「MAKUAKE」で当時歴代最高額の1億1700万円を調達し、米国でも目標額の9500%オーバーの1億9000万円の調達に成功しました。このことからも、この商品の先進性、革新性が分かると思います。
では、いよいよお試し開始です!
目次
使い方は超単純なので、
誰でも迷わず使えるはず!
最初にご紹介するのは、分かりやすくピカピカになった、男性の髭剃りシェーバー。ときどき歯ブラシで磨いたけれど、裏側の汚れはあまり落ちません。シェーバーの網目も汚れが詰まっていることも想像できます。
水をはった風呂おけにソニックソークとシェーバーを入れてスイッチオン。タイマーは最長の900秒設定しました。音波の強さも調整できるようですが、今回はそのままトライ。スイッチを入れても音自体は静かですが、超音波が発生している振動というか波動のようなものを体に感じます。気になる場合は、作動中は近くにいないほうがいいかもしれません。
結果はご覧の通り。仕上げに綿棒でふき上げましたが、今までこすってもとれなかった汚れが見事に落ちました! カミソリや歯ブラシ、爪切り、メイクブラシなどは、実は細菌の温床になりやすいもの。こういったものを定期的に洗浄するのは、美容にも健康にもよさそうです!
- スイッチを入れてしばらく経つと、細かな気泡がシェーバーヘッドに付着していました。
- 洗浄後の水を見てみると、中にも詰まっていた髭やあかと思われる細かな汚れが落ちています。
いつもの洗濯より繊維の奥まで
効率よく洗剤が届いていそう!
- ちょっと奮発して買ったカーディガンにしみを作ってしまい、目につく場所だったので昨年は出番なし。完璧には消えませんでしたが、十分許容範囲に。もの凄く嬉しい!
- オキシクリーンを混ぜたお湯で900秒ほど洗浄。その後のすすぎは、洗濯機のお洒落着コースを使用しました。15分でこれだけ落ちるなら時短にもいいですね。
- 白デニムのすそ内側についていた靴から付着したと思われる汚れ。こちらは、液体の漂白剤をすその汚れ部分に直接塗ってから洗浄。こちらもソニックソークで900秒。
- 子供の上履きも週末にトライ。洗剤を入れた水に漬けて外側で360秒、片足ずつ靴中に入れて各360秒。ブラシの届かない靴先まできれいになって嬉しい!
洗濯機で衣類をかき回すこともなく、部分洗いしたい頑固な汚れも何時間も漬け置きする必要もなく、繊維の奥まで洗剤を届かせることができることは、時間も節約できるし、服も長く着られそうです。
ガラスや陶器にもかなり効果的!
- 先が細くて、なかなか奥まで洗えず、汚れや水あかでくすんでいた花瓶は、水に沈めた花瓶の中にソニックソークを入れて720秒。水だけで、こすり洗いもせずに見違えるほどピカピカに! 水筒などもきれいになりました。時間はもう少し短くても大丈夫そう。
- コーヒーカップについた茶渋にもトライ。こちらは、洗剤を入れつつも、ソニックソークの使用時間は360秒とやや短めだったこともあり、まだ汚れが残っています。「もっと長い時間やればとれていたかも」と、他の結果を見た担当部員が悔やんでいました(笑)。
これ以外にも、メガネや指輪も洗ってきれいになりました。金属やガラスなど硬い素材は、洗浄しやすそう。ゴルフクラブについた土を落としたりするのにもよさそうです。
何やら水に黒いものが・・・
- レゴを洗うという発想はなかったけれど、兄弟で長年使っていたので、奥に詰まっていたほこりなどが! 乳幼児は何でもすぐに口に入れたりするので、乳幼児用おもちゃにはぴったりだと思います。
- 水が出る穴やくぼみのカビが気になっていたシャワーヘッド。こちらは水のみで720秒。スタートしてすぐ黒い汚れが落ち始め、細かな部分は終了後に歯ブラシで軽くこするとピカピカになりました。
- 物は試しとイチゴもソニックソークで洗浄すると黒いものがチラホラ。これは種や産毛がほとんどですが、この要領で果物や野菜に残る土や残留農薬を除去できると思うと、今の時代には必需品かも。
普段洗ったり除菌していないけど、実は汚いんだろうなというものは家の中にたくさんありそう。特に子供が使うものは、洗剤を使いたくないものも多いので、超音波洗浄は理想的かもしれません。
最後に力作。
2週間の間に合計158回トライ!
焦がした鍋底がどんどんきれいに

担当者いわく「このまま続けて鍋が元通りになるなら、ソニックソークを買っても、それだけで元がとれるかも(笑)」
空焚きをして焦がしてしまったホーロー鍋。もう捨てようかと思っていたものを、試しに洗浄。2週間の間に900秒を158回おこなった結果、ご覧の白さまで回復しました! 当初は水だけでやっていましたが、焦げには重曹とお酢がいいと聞いてからは、それを混ぜてみました。すると、それまでとは明らかに違うくらいに目に見えて焦げが落ちていきます。本当に少しずつですが、徐々にきれいになって、まだもう少し使い続けてみようかなというレベルまで回復しました。時間がかかっているように思えても、実際はソニックソークを入れて放置するだけなので、何時間も鍋をこすることを考えれば楽なものです!

家族にも協力してもらい、毎日朝晩4回ずつくらい使用しました。白い部分が増え始めると、がぜんやる気が出てきて、気が付くと鍋にへばりついている自分がいました。これで鍋が元の状態に戻ったら、もの凄い達成感を味わうことができそうです。
時短にもなるし、場所もとらない
この洗浄マシーンは今までの常識にない
新しい選択肢をもたらしてくれます!
今回は、写真に撮って分かるものを選んで試しましたが、ニットなど型崩れが気になる洋服の洗濯にも確実に便利ですし、しみ汚れなど部分洗い用にも使い勝手がかなりいいので、そのためだけにでも買ってもいいかなと思いました。さらに、普段洗いにくいもの、洗うのが面倒なものでも、手間をかけずに簡単に汚れが落とせるので、家中清潔に保ちたいという人にはかなり便利なアイテムだと思います。また、野菜や果物を洗う洗剤が発売されている昨今ですが、洗剤を使わずに汚れが落とせるなら、そのほうが安心ですよね。こんな広範囲にわたり利用できるものが、2万円ほどの金額で手に入るなんて凄くないですか? 実は既に編集部では購入した者がいます。皆さんも、この先進的な清浄機を手に入れて、家中のものをきれいにして、清潔な暮らしを手に入れてみませんか?
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3月26日更新