部屋干しは好き嫌いにかかわらず、必要に迫られるものです。そして、部屋干しをするとどうしても気になるのが洗濯物の生乾きの臭い。洗剤や柔軟剤などでも、いろいろな生乾き対策をうたった商品が出ていますが、近年特に注目なのは、衣類乾燥機能を重視した除湿器。そのなかから人気の6台を紹介します。
共働きで日中家を空けていることが多く、急な雨や強風に対応ができない、花粉やほこりが洗濯物に付着することを避けたいなどの理由から、季節を問わず「年中部屋干し」という人が増えてきています。天日干しでお日様の匂いがする洗濯物はなんとも捨てがたいですが、梅雨やゲリラ豪雨の多いこの時期は、部屋干しをしないわけにはいきません。ところが、部屋干しをすると、せっかく洗った衣類に「生乾き臭」が発生してしまうことも…。生乾き臭を発生させないためは、洗濯物の乾燥時間をできるだけ短くするといいといいますが、普通に部屋干しをするだけでは、そんなに早く乾かないですよね。そんな困りごとを解決するために、近年注目されているのが衣類乾燥機能を強化した除湿器です。機能面でも充実してきたので、そろそろ買い時かもしれませんよ!
目次
1.センサーが湿っている衣類を見分けて
集中的に送風する『三菱電機』MJ-M120NX
「部屋干し3Dムーブアイ」が温度、湿度、赤外線の3種のセンサーで洗濯物の位置や量、状態を検知。ルーバー(風向きを調整する板)の可動域を細分化して1マスごとに赤外線でセンシングし、洗濯物の乾き具合を細かくチェックするのが特徴。乾いた衣類と湿った衣類がある場合、湿っている方に集中的に送風して、効率よく乾かしてくれます。乾き残りがあるかどうかは表示で確認できるので安心です。「ズバッと乾燥」モードは体操着1枚ならば約37分で乾かせるので、1枚しかない衣類を手早く乾かしたいときに便利。また、別荘や大きな部屋のカビ対策目的で除湿する際に必要なホースを接続する穴があらかじめ設けられ(従来はニッパーで開ける必要あり)、連続排水が最初から可能。タンクの水を捨てる負担が軽減されています。
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2.衣類も部屋もカラッと乾燥させつつ
ナノイー効果で雑菌の繁殖を防ぐ『パナソニック』F-YHRX200
運転音が静かな10dB(呼吸音くらい)の「音ひかえめモード」やTシャツ2枚を約20分で乾燥させる「少量速乾モード」など便利なモードが多数搭載されていますが、なかでも、「カラッとキープモード」が優秀です。このモードは衣類乾燥をしたあとに部屋の除湿へと移行。せっかく衣類を乾かしても、部屋がジメッとしていると乾いた衣類に湿気が戻ってしまうなんていう事態を回避してくれます。また、洗濯物の除菌や部屋干しの臭いを抑制するナノイーも搭載。衣類に付着した花粉にも効果を発揮するといいます。また、除湿方式がハイブリッド方式なので、一年中安定した除湿能力を発揮します。
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3.パワフルなサーキュレーターの風で
衣類乾燥時間を大幅に短縮『アイリスオーヤマ』DDD-50E
洗濯物は乾くまでの時間が長いほど雑菌が繁殖して臭いがついてしまうもの。この除湿器は短時間での乾燥を実現させるため、除湿器にサーキュレーターを搭載。これにより自然乾燥に比べて1/5程度に時間を短縮できたそうです。狭い範囲に上下に強力な風を当てて洗濯物の乾燥を促す集中乾燥と、左右に3段階に首を振り広範囲に風を送るワイド送風機能を使い分けて、さまざまな干し方に対応しています。本体が640㎜とやや大きめのサイズですが、比較的リーズナブルに購入できること、また、サーキュレーターの単独運転も可能なため、1台2役で使用できることを思えばコスパ的にもなかなか魅力的な商品です。
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4.収納や持ち運びOKなコンパクトさ!
能力も高いお手軽機種『日立』HJS-D771
洗濯物の量を見分けてルーバーが自動で上下50度、100度、150度に可動します。デシカント式は気温の低い時期の除湿に特に効果を発揮するため、梅雨寒や秋の長雨の時期にも活躍します。いちばんの特徴はなんといっても、本体が5.3㎏と軽量で形状もすっきりしていること。上部にハンドル付きで、持ち運びが楽で収納しやすいところが魅力です。複数の部屋で使用したい場合や、使わないときは片付けたいという方におすすめ。排水タンクは重たくて捨てるのが大変なものですが、大きなハンドル付きのタンクで排水時に運びやすい点も◎です。+αの機能としては、アレルブロック除菌フィルターを搭載。排気中の花粉や菌を抑制します。
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5.コンパクトさ重視!省エネ性が高くランニングコストが◎
『コロナ』CD-S6318
コンプレッサー式では比較的コンパクトなタイプ。持ち運びや収納を考えつつ、除湿力と省エネ性を重視したい方におすすめ。上下に95度スイングするワイドな風と上向きに上下55度スイングする上向きの風の2種類で洗濯物をしっかりと乾燥。湿度センサーが衣類の乾き具合を検知して、強風から弱風に自動で変化し、乾燥後には運転を停止します。除湿器は通常、タンクの水がいっぱいになると運転を停止しますが、コンパクトなボディの割にはタンクが3Lと大きいため、約11時間の継続運転が可能。また、タンクにふたがついていて、排水時の持ち運びや排水のしやすさも配慮されています。コンプレッサー式はデシカント式より使用電力量が少ないので、省エネ性という意味でもメリット大です。
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6.一年中部屋干し派には見た目がすっきり
スタイリッシュな除湿器『̚カドー』DH-C7000
「除湿器を出しっぱなしにしたい」という方には、一見すると除湿器とは分からないほどスタイリッシュな、カドーDH-C7000がおすすめです。伸縮可能なアルミハンドルとキャスターは、まるでキャリーバッグ。他の部屋への移動も楽なので、排水時も本体ごと移動することができるのがポイント。もちろん見た目だけの機種というわけではなく、一日最大7.5Lの除湿能力はパワフルかつタンクの容量も3.5Lと大きめです。除菌消臭モードでは、細菌・ウイルス・バクテリアなどに接触すると分解・消滅させる効果のあるピーズガードの力で生乾きの臭いを防いで、空間を清潔に保つ効果も発揮します。
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実際に家電製品を買うときは、価格や機能、消費電力などいろいろな要素を考えるものですが、もしあなたが除湿器にいちばんに求める条件が「部屋干しするときのジメジメさや生乾き臭を解消したい」ということであれば、この6台を候補にすれば、満足のいくものが見つかると思います!