窓をのぞくと、マンハッタンの雑踏やハワイのビーチが。家にいながら、そんな世界の景色が眺められるデジタル窓が「Atmoph Window(アトモフウィンドウ)」です。カーテンを閉めたままの部屋でも、開放的な空間に様変わり。この画期的なIoT窓の魅力をしっかりとご紹介します。
「アトモフウィンドウ」とは、スマートディスプレイに風景動画を映し出す窓の形をしたインターフェイス。窓のように壁にかけ、世界中の風景を楽しむことができます。
目次
部屋の好きな場所に窓が増える楽しさ
窓のないキッチンに取り付けたり、リビングに絵画のように窓をディスプレイしたり、部屋の片隅に置いてみたり、いろいろな場所を「窓」にすることができるんです。ちょっと面白くないですか? このアイデアを形にしたのがアトモフの創業者であり開発者の姜さん。「こだわったのは“窓らしさ”。スマートフォンやテレビでは表現できない窓ならではの壁にぴったり収まる厚みや、手軽に設置できるような構造や軽さ、窓としての存在を感じられるサイズを追求しました」
これが凄いなと思うのは、窓の向こう側が写真ではないこと。本当の窓のように、そこには動いている世界が映し出されています。「窓から見える景色のクオリティにもこだわり、世界各国のカメラマンが4Kカメラで撮影したオリジナル動画を採用しています。実際に「窓から見える景色」を意識した目線や画角に定点カメラを設置し、自然界の音までリアルに再現。現在撮りためた風景や街並みの動画は3000個ほど。そのうち1000個の動画を公開しお客さまに楽しんでもらっています。撮影された場所を地図で表示する機能もついているため、動画が気に入ったら、その国や地域について詳しく調べてみることも可能です」(姜さん・以下同)
約1000個の風景を
窓から見ることができます
「個人的におすすめの置き方は正面ではなく、あえて横側に設置することです。窓際の喫茶店でくつろぐ時間が心地よいように、窓はそこにあるだけで開放感があるものなので、正面から見るだけでなく、あえて窓の横向きに座って体で味わうのも気に入っています。また昨今はコロナによる外出自粛で旅行に行く機会も減りましたが、ハワイの海を見ながら、ハワイアン料理を楽しむとか、ニューヨークのマンハッタンにいる気分でお酒を飲んで、海外に行った気分を味わうのもおすすめです」。アトモフウィンドウ2では現在約1000本の動画を公開中。1本590円〜で購入できる他、月々990円~の「リミットレス」プランに加入すれば、約1000本の動画が見放題に。公開される動画は隔週で4〜8本ずつ追加されるので見られる動画数が増えていきます。
3枚並べると、より広い窓に
アトモフウインドウは、1枚だけでも魅力的ですが、2、3枚つなげて、より大きな窓としてパノラマ動画を映し出すことも可能です。なかには、上の写真のような海中を撮影した動画もあり、部屋がまるで海底水族館のよう。
3カ所のライブストリーミングも視聴可能
撮影した動画だけでなく、今のリアルな街並みが見られる「ライブストリーミング機能」も搭載。現在は六本木(J-WAVEスタジオ)、港区芝(東京タワー麓)、京都(Notaのオフィス)の3カ所のライブな街並みが楽しめます。ライブスポットは順次増やしており、今後は世界各国の様子が楽しめるようになるそう。ちなみにアトモフウィンドウ1には搭載済みで2は今後搭載予定。
それ以外にできることは、
・等身大でのライブチャット
・アマゾン アレクサとの連携
・sportifyで音楽を楽しめる
・カレンダー、時計、簡単な天気表示機能
・LEDライトモジュールの光で植物の育成サポートも
※上記機能はアトモフウィンドウ2でも搭載予定で現在開発中
カーテンがあけられないのが悩みの
我が家に設置してみました!
実は我が家のリビングは、お向かいのマンションの窓があるため、常にレースのカーテンが開けられない状態。これには主人も閉塞感を覚えており、ことあるごとに「カーテンが開けられる家に引っ越したい」とぼやいているほど。そんなリビングにアトモフウインドウ2を設置しました。常に流し続けていると「これが本当の外の景色だ」という錯覚に陥るほど自然な見え方です。いざ動画を流して驚いたのが、4Kカメラ撮影ならではの鮮やかさ。シチュエーションも、森林から浜辺、夜景、世界遺産、花火と多岐にわたり、世界にはこんな美しい風景があるのかと感動してしまいます。しかも動画なので、風でなびく木々の間から小鳥のさえずりや砂浜に押し寄せる波の音が心地よく、本当に自然のなかで癒やされているような気持ちに。
ちなみに専門機関が行った脳波測定による検証でも、アトモフウィンドウにはリラックス効果があると実証されているみたい。凄いですね!寝室の壁はコンクリートのため、デスクの上に立てかけましたが、安定して設置できました。タイマーをかければ朝、森林の映像、小鳥のさえずりとともに気持ちよく目覚められそう。
家族も絶賛!コロナ禍の今、
エア海外旅行を楽しむツールとして活躍中
アカウント登録など入力は少し面倒でしたが、スマートフォン操作に慣れていけばサクサク使いこなせるようになりました。最初は、動画をあれこれ選んで楽しみましたが、私は森の動画が、夫は海の動画がお気に入りに。しばらく同じものを流していると、写真や絵画とは違い、本当の景色のように見えてくるのは、やはり脳が”窓”と認識しているからでしょうか。そして夫は部屋に窓がついた喜びより、「海外旅行に行きたい」熱が再燃(笑)。マップをチェックしながら「今日はここに行ったんだ」とエア海外旅行を楽しんでいます。
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アトモフウィンドウ2
〈ベーシック〉サイズ:W385×H645×D60㎜、重量:5.5㎏、本体価格:44,800円 〈カリモク製ウッドフレーム〉サイズ:W386×H647×65㎜ 重量:4.5㎏ 本体価格:69,800円(共に税込) 風景動画の月額:シングル(1アカウント)980円~、パノラマ(2~3アカウント)1,480円、パノラマ+(4~10アカウント)2,580円 ※アカウント数は同時にログインできる台数
公式サイトで詳しく見る
取材したのはこちら
家で過ごす時間の質をより良くするために、世界初のスマートなデジタル窓、Atmoph Windowを開発。「自然」と「テクノロジー」の新しいつながり方を日々考えプロダクトに落とし込んでいる。