【住み家と風水:第8回】夫婦仲を左右する「ベッド下」の散らかりと汚れ

家の風水というと、間取りや方位の良い悪いを想像しますが、それ以外にさまざまなことを風水的に見ていくことができます。要は“気の流れをよくする”手だてを考えるのが風水。占い師の月岡美緒さんに、気の流れを整えて幸せを呼び込むアドバイスをしていただきます。

目次

ベッドの下は“すっきりきれい
異性とのコミュニケーションをアップ

家族やパートナーとのコミュニケーションが良好じゃない、最近、出会いに恵まれていないなどを感じている方は、ベッドにご注目!  ベッドの下が汚れていないかすぐにチェックしてください。

実はベッドと床は隙間があることが大切。それは、ベッドの下にも気の流れが必要だから。気は動きがあると運気が上昇し、発展していくと言われています。だからベッドの下に物がたくさんあったり、ほこりがたまったりして気の流れが悪くなると運気も停滞しがち。そしてベッド下の運気は何に関わるかというと、夫婦や恋人との関係性です。シングルの方も、未来の恋人との関係を左右すると言われています。つまり、ベッドは男女のコミュニケーションをつかさどる大切なアイテムなのです。私の経験上、男女間に何か問題があると言っている人は、十中八九、ベッドと床の間に何か入れているか、汚いかのどちらかです(笑)。よくベッド下を収納代わりに、衣装ケースを入れていたり、ベッド自体に引き出しが付いていたりするパターンがあります。コミュニケーション運を下げるのは全体運的にもよくありませんので、できることなら避けたいところですが、難しい場合は空気の活性化を。月に一度は必ずベッド下の引き出しと窓をあけて空気を入れ替えましょう。ベッドの下をきれいに保つことで、少しずつ男女関係も良好になってくるはずです。

買い換えるなら、大きくて丸い
ヘッドボードが開運キーワード

今からベッドを買い換えるなら、天蓋付きのお姫様タイプが風水的には理想的。けれど甘〜いデザインが苦手な方は、ヘッドボードが大きくて丸みを帯びたデザインを選びましょう。最近のベッドには電気や本棚が組み込まれたデザインも多いですが、やはり風水的にはベッドも本来の姿であるべき。体を休ませる家具に本棚も電気などの機能は不要です。ベッドに本を持ってきて読むのはいいけれど、ベッドの定位置に本を置くという行為は本棚があってもなくても避けたほうがいいですね。素材も自然界に存在するものがいいので、スチールタイプではなくウッド系をセレクトしてみてください。すでにスチールタイプのベッドを使っているなら、掛け布団のサイズを大きくしてスチールの骨組み自体を目隠しすることをおすすめします。

基本は“北向き”で毎日の疲れを癒やし
全体運をググッと底上げ

ベッドの方角は、北向きをベースにしてみてください。疲れを取りたい、新たに自分がかなえたい夢がある、勘を研ぎ澄ませたいなどあれば北向きが◎です。北は死人が寝る不吉な向きとも言われますが、それは、人は死ぬと地位的に最も高い地位に身分が上がると考えられた時代があり、神様に召されるのに高貴な方位である北に頭を向けていたから。そして江戸時代、皆が北向きに寝ると、大衆が疲れを癒やして能力を高め、世が乱れると考え、北は不吉な方位としてまやかしていたという説もあります。

ただ、北は体を整う方角とお伝えしましたが、生年月日によっては逆に疲れてしまう方も。長期で北向きにすることが向いていない方もいるのです。なので、不安な方はものすごく疲れたときだけピンポイントで北向きにするといいでしょう。もしくは一度試して見て、胸の圧迫感や嫌な空気を感じたら南に変更するのもいいかもしれません。ちなみに、方角は南に向けると男女運、西なら海外運がアップします。留学や海外の仕事をしたいなら西向きにするといいですね。もし国際結婚を夢見ている方は西と南を交互にするのも手です。ちなみに東は現世を指しますので、今のお仕事を充実させたいときに。ただ大きく飛躍するほどの力はありませんので、全体的な運気や健康運を上げたいなら、やはり北がおすすめです。

まずは2019年を迎える前にベッドの下を大掃除してくださいね。そして、2019年が良い年になるようベッドの向きを変えてみてください。

監修

月岡美緒さん

ワークライフバランスを取りながら、毎日の生活向上を目指すバランリード(バランスとリードの造語)主宰。風水鑑定歴は12年。開運アドバイザーとして、風水をはじめ、西洋占星術、四柱推命、タロット、アストロダイスなどの見地から鑑定や各種セミナー、レッスンなどを行う。風水では土地やマンションの購入、転居時の吉方位の鑑定のほか、エネルギーチャージや運気を好転させるための方法を提案。キャリアカウンセリングとしても活躍中。

バランリード代表 月岡美緒さん