【住み家と風水：第19回】実は置かないほうがいい!?　子供部屋のぬいぐるみ

なぜか感じる視線の正体は？

今回の風水は、残暑にも関わらず、ちょっぴりヒンヤリするお話です。さて、皆さん、家の中でふと視線を感じたことはありませんか？ でも誰もいない……。そんな体験をしたことがある方は、家を見渡してください。人形やぬいぐるみと目が合いませんか？ それは気のせいではないかもしれません・・・。

と、少し怖がらせてしまいましたが、人形やぬいぐるみには魂が宿るとよく言われます。それは買った人の気持ちがこもるということ。なので、決して怖いものではありませんが、人の気配を感じさせるものではあります。風水では、そういった人形やぬいぐるみを「人の目」として捉えます。部屋に飾ることは、常に見張られた状態を作り出し、緊張感を与えるということ。つまり、体が休まらない状態になります。だから、実は人形やぬいぐるみを子供部屋には置きたくないんです。勉強などをいくら頑張ろうとしても、無意識に「人の目」を意識してしまい集中できない状況を作り出してしまうからです。家ではありませんが、車の中のぬいぐるみも同様。ぬいぐるみや人形は息をしている、と言うとイメージしやすいでしょうか？　 UFOキャッチャーで取ったぬいぐるみを車にぎゅっと飾っている方を時々見受けますが、人形やぬいぐるみたちは酸素不足状態。息苦しさを感じて、車内の気の巡りを完全に止めてしまいます。数体なら問題ありませんが、風水的には、ぬいぐるみや人形は、あまり家・車に置きたくない、置いてほしくないアイテムです。けれど、贈り物やお祝い、子供からのおねだりでそうも言っていられません。すでに複数の人形やぬいぐるみがある場合は、飾り方や片付け方に気を使ってください。

飾る人形やぬいぐるみは厳選して
広くて心地よい住み家に置いてあげると吉

最善策は、人形やぬいぐるみの家を作ってあげること。段ボールではなくきちんと収納用の箱を用意して、ふたもしくは布などをかけて毎回片付けるようにしてください。人形やぬいぐるみは丁重に扱うということが大切です。ただ、幼い子は飾りたい、一緒に寝たいと言うでしょう。そんなときは二つのルールを守るようにしてください。まず飾る人形やぬいぐるみは少量に限り、広々と飾ること。ギュッと詰めて飾ると、人形やぬいぐるみも息が詰まってしまいます。すると邪気がこもり、運気は低下。飾るなら、適度な間隔をあけて飾れる数量に絞り、ゆったりを意識。気の通りを良くするのが正解です。そしてもうひとつは、勉強中や就寝中は人形やぬいぐるみを壁に向けて、子供や自分から視線を外すようにしてください。そうすることで物事に集中でき、休む時にはしっかり休める環境に整えることができます。ちなみに、アイドルなどのポスター、肖像画や絵も念が強く扱いが難しいアイテムです。アイドルポスターをベッドの真上、天井に貼っている人もいるかと思いますが、こちらも緊張を生み、体が休まりませんので、我慢してください。

人形やぬいぐるみは家族。
乱雑に扱うとたたりが!?

子供の人形で気になるのは、ひな人形や五月人形ですよね。新しく購入したものや、代々受け継がれているものは問題ありません。ただ、中古で購入するのだけは絶対にやめましょう。信じるか信じないかはあなた次第ですが、前述の通り人形は魂が宿るとしていますので、どんな人が所有していたか不明の中古は危険。邪気を吸いすぎていて、破滅へ導くものがあるなど、本当のホラー話も耳にします。特に、西洋のアンティーク人形は運気を吸い取ります。精巧に出来ていて、表情や作りが生きている人間に近いため、私たちから陽の運気を吸い取っていると伝えられています。長らく置いていると、家主のほうが無表情になり人形になるとか、体に不調が現れ始めるとも言われています。
また、処分も気をつけたほうがいいと個人的には思っています。人形やぬいぐるみを持つならば、生き物を飼う感覚でいてほしい。傷があるものは手当が必要だし、処分するなら寺などで供養してください。また、片付けのときも、乱雑に扱うのではなく丁寧に。本来はたくさんの人形やぬいぐるみを収納箱にギュッと詰めるのは良くないけれど、それでも入れるなら、向きなどにも気にしてあげるといいですね。他のおもちゃと一緒に片付けるのも、避けましょう。

大人たちも夢中のフィギュアにも
専用ケースで小部屋をプレゼント

人形といえば、子供だけでなく大人も夢中になるのがフィギュアですよね。扱い方としては基本的に一緒です。定位置の場所(フィギュアの部屋)を与え、こちらもフィギュア同志がぶつからないようにすることが大切です。フィギュア用のコレクションケースは理想的ですね。ほこりも避けられるので。

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人形やぬいぐるみは正しく扱えば、怖いものではありません。ただ、運気を下げる要素は多いに持っていますので、置き方を注意するだけでなく、汚れにもご注意を。家族の一員として扱えば、今まで通り可愛い人形として癒やしてくれるはずですよ。