WEBショップやショッピングモールでの買い物が当たり前のEC戦国時代。そんななか、実店舗を持たない、家具とインテリアを扱う『ロウヤ』が安くてお洒落と凄い勢いで成長中。NEXTイケアを探しているなら、ここかも!
ファストインテリアとは、手頃な価格で使いやすいデザインの家具ブランドのこと。日本で買えるファストインテリアと言えば、『無印良品』や『イケア(IKEA)』、『ニトリ』などが頭に浮かびますが、それらとは一線を画すのが、彗星のごとく現れた『ロウヤ』です。初耳という方のために、まずはブランドの成り立ちから。『ロウヤ』は、2004年に福岡の若者二人によって立ち上げられたファストインテリアのECブランド。6畳一間から始まったという同ブランドは、低価格なのにお洒落なデザインが、若者はもちろん主婦層にもウケ、その後あれよあれよと成長を遂げました。そんな今注目の『ロウヤ』の凄さをまとめてみました。
目次
LOWYA DETA①
8年連続売り上げ増!
今や年間売り上げ129億円
ブランド&マーケティング部の河西健大さんによると「明確にファストインテリアということを意識し、トレンドを網羅したアイテムを取り揃え、消費者の選択肢を増やせたことが毎年成長できた要因であると考えています。また、開発から販売までを福岡にある自社で一括して行うことで低価格をキープし、高品質なクリエイティブとともにお客さまに提供できていることも大きいと思います」(河西さん・以下同)
LOWYA DETA②
素材や色、形のバリエを揃えたソファが
急成長の立役者。売り上げは前年比330%!
『ロウヤ』で扱っている商品はおよそ3000種類。なかでも一番の売れ筋はソファで前年比はなんと330%増。「部屋の印象を左右する重要な家具であるため、ソファには特段力を入れています。先にも申し上げた通り、ファストインテリアであることを意識し、お客さまの選択肢を増やすため、素材、色、形とバリエーションの幅をもたせているのが特徴です。1人暮らし、カップル、お子さまのいるご家庭などあらゆるライフスタイルを想定して商品を開発しています。また1万円台〜という洋服を買う感覚と同等の価格帯も強みであると思います」
LOWYA DETA③
好みのものが必ず見つかる
テイスト別のビジュアル提案がお洒落
実店舗を持たないことから、WEBサイトのビジュアル面に力を入れているのも『ロウヤ』のブランド戦略のひとつ。「家具のテイストを大きく6つのカテゴリーに分け、きめ細かくアイテム展開をしています。例えばただソファを羅列しただけのビジュアルでは想像ができないんですよね。お客さまが実際に、自宅に置いたらどんな雰囲気になるのかを簡単にイメージすることができれば購買行動につながりやすいのではと考え、細部にまでこだわった空間コーディネート提案をしています。また、3000アイテムという膨大な商品のなかから探し出すという労力を軽減するため、テイスト別、アイテム別、ランキング、季節に合わせた特集などさまざまな提案をし、ストレスなくお買い物ができるようサイト作りも意識しています」
LOWYA DATA④
スーパーモデルのテイラーヒルを起用。
ブランドロゴ刷新で狙う次のステップは?
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そしてこの秋、『ロウヤ』が仕掛けた最もホットな出来事といえば、『ヴィクトリア・シークレット』のモデル、テイラー・ヒルをスーパーバイザーとして迎えたこと。きっかけはテイラーが、『ロウヤ』のWEBサイトを見て「cooool!」と言ったことだとか。テイラーのスーパーバイザー就任に合わせて『ロウヤ』のロゴもテイラー監修のもと一新。10月に来日し、記者発表会やお披露目パーティにも参加。『ロウヤ』を日本のみならず世界へアピールしました。「今、最も勢いのあるミレニアル世代のトップモデルを起用できたのは、ロウヤというブランドの認知拡大に大きな力になると考えています。今後はテイラープロデュースの家具販売を実現できたらと思っています」
ファストインテリアの領域で拡大を続ける『ロウヤ』。お洒落で使い勝手のいい家具がローコストで買えるというワクワクするお買い物体験がかなうECサイトは、今後も新たなコンテンツを追加予定だとか。気軽に買えないというイメージだった家具やインテリアのお買い物が、より手軽になるのは嬉しいですね。
取材したのはこちら
家具からインテリア雑貨までおよそ3000アイテムを取り扱うファストインテリアブランド。低価格でありながら今のトレンドをくみ取ったスタイリッシュなデザインが人気。