ホテルのような洗練された洗面スペースにしたいけれど、生活感が隠しきれない…。その原因のひとつはごちゃごちゃしがちなタオル類にあります。お洒落でなおかつ使いやすい「タオルの見せる収納」はどうやって作ったらいいのか、その成功例を集めました。
限られたスペースでも、タオルがきれいに収納されているだけで生活感はぐっと抑えられて、すっきりとした空間に変えることができます。簡単なのは、タオルの色や大きさを揃えることですが、次に手を加えるなら収納法。手軽に購入できるアイテムを使って素敵なタオル収納を実現させた5人のインスタグラマーさんに、使い勝手や洗面スペースがどう生まれ変わったかを聞いてみました。
目次
『無印良品』のバスケットで見せる収納。
かごごと取り出せるから掃除も楽々
注文住宅で理想の家を完成させた@tyhf_houseさん。「バスルームにはタオルや日用品のストックを置きたくて、きちんとスペースを確保して可動棚を作りつけました。タオルは『無印良品』のステンレスワイヤーバスケットに収納して、見せる収納にしています。棚にそのまま収納しなかったのは、棚に直接タオルをしまってしまうとほこりがたまっても掃除がしにくいと思ったことと、バスケットだとサイズごとに分類してしまいやすいからです。ちなみにこのバスケットにしたのは、バスルームにもなじむシルバーのすっきりした見た目と、ケアしやすいステンレス製なのが気に入ったから。見せる収納だからこそ、タオルは日本製のタオルを扱う専門店『ヒオリエ』のもので統一しています」
ウッディな雰囲気を洗練空間に。
アンカーボルトを使って簡単DIY
DIYクリエイターとして活動している@swaro109さんのお宅は、タオル収納ももちろんDIY。「ウッディな雰囲気の洗面スペースなのですが、ほっこりしすぎないようにと目をつけたのがシルバーのL型アンカーボルトです。本来は設備機械や柱、土台などを据えつけるために、コンクリートの基礎などに埋め込む建築部材ですが、L字部分がタオルを置くのにちょうどいいかも!と思い、壁に設置してみました。アンカーボルトにもサイズがいろいろあるので、ハンドタオルやフェイスタオルはおよそ12㎝の小ボルトを、バスタオルには20㎝の大ボルトを使用しました。ボルトは板にドリルで穴を開け、壁にナットで固定しています。狙い通りタオルがぽろっと転がることもなく、美しく収納できているのでとても気に入っています」
『山崎実業』の置くだけタオルラックで
タオルをたたむプチストレスから解放
@chirochirozさんが目指しているのは、出し入れ簡単なストレスフリーな洗面所。「以前はタオルをたたんでバスケットに入れていたのですが、たたむのが面倒(笑)だったのと、タオルの残りが少なくなってくるとカゴの中のタオルが倒れてぐちゃっとして見えるのがストレスでした。楽にきれいに整理できるものはないかと探して見つけたのが山崎実業の『連結タオル収納ラック』。アイテム自体はブックエンドのようなもので、洗濯して乾いたタオルをくるくるっと巻いて置いていくだけなのでとにかく楽です。タオルが少なくなっても乱れたりしないので、見栄え的にも満足しています」
幅15㎝の壁をうまく有効活用して
『セリア』のアイアンバーを設置
@_____.325さんのタオル置き場は洗面台とバスルームの扉の間にある15㎝の壁!「我が家の洗面スペースはかなり狭く、タオルを収納する場所もありませんでした。お風呂から出てすぐに取り出せたらいいなと思い目をつけたのが、バスルールの扉の横にあった壁。ここに『セリア』のアイアンバーを2本取り付けました。ネジと合わせてたったの300円です。このアイアンバーは単品で設置しタオルかけや引っ掛け収納するのによく使われているようですが、私は2本を縦に設置し、収納棚のようなイメージで使いました。写真のように壁にネジでとめるだけなので不器用でも簡単にできます。タオルを丸めて収納するだけなので、取り出しやすく、しまいやすく、さらにタオルがあと何枚残っているかも一目で分かり、とても便利です。タオル収納棚を設置して、憧れの清潔感のあるバスルームに一歩近づいた気がしています。
『ダイソー』の置き型アイアンバーで
大きなバスタオルもすっきり収納
3人の子供と愛犬&愛猫と暮らす、@shiii__homeさん夫妻。「全て100均で手に入るもので作成したタオルバーです。以前はタオル収納をするのにアイアンバーを縦に設置し、タオルを差し込むように収納していましたが、バスタオルをしまうのにはちょっと不便でした。そこでアップデートしたのが写真の方法。アイアンバーを棚代わりに複数設置し、そこに丸めたバスタオルを置くスタイルに。1枚ずつタオルが置けるので、重ねる収納にありがちな他のタオルがなだれ落ちてくる、なんてこともありません。5人家族それぞれがタオルを毎日出し入れしますが、置く場所が定まっているので、いつでも美しい状態をキープできるのは嬉しいポイント。また、壁を利用しているので省スペースにもなり、掃除が楽チンなのも魅力です」
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見た目に美しいのはもちろん、圧倒的にタオルが「出しやすく」「しまいやすく」なるタオル収納はぜひ真似したい! タオル収納を見直すことで日常のささいなストレスがひとつ減るかもしれませんよ。