離れて暮らす「親が75歳以上」。 もしかしたら栄養不足かも!?

とある調査によると、後期高齢者の約7割が実は栄養不足なんだとか。両親にはしっかり食べて元気でいてほしいと願っていても、離れていると日々の食事に気を配るのは難しいもの。そんなシルバー世代の栄養管理の解決策として注目されているのが「宅配食」です。管理栄養士監修のバランスがとれた食事を贈ってあげるのも、ささやかな親孝行かもしれません。

総務省発表の「令和元年版高齢社会白書」によると、今や国民の28%が65歳以上の高齢者。2030年には国民の5人に1人が、75歳以上の後期高齢者になるなんていう予測も。ひとり暮らしや老老介護も多くなり、シルバー世代が健康な暮らしを送るには、食事の自立が大切なテーマになっているのだとか。

目次

元気そうでも実は栄養不足のシルバー世代。
特に心配なのが75歳以上の後期高齢者

出典:「75歳以上の食と健康に関する実態調査」 / ネスレ日本株式会社

高齢者対象の食事に関する調査によると、自分ではきちんと食べていると思っていても、管理栄養士がチェックすると後期高齢者の約7割の人が栄養不足という結果が出ています。その理由には、自炊は食材が偏るうえに、高齢者は品数や量が減りがちなことが影響しているようです。そんなシルバー世代が、家事の負担を増やさずにしっかりと栄養をとるひとつの方法として、「宅配食」が注目されています。管理栄養士が監修した減塩食、タンパク質制限食、やわらか食など高齢者を意識したメニューも増え、技術の進化もあって、近頃はおいしさがアップしたという口コミも多数。冷凍総菜だから保存も簡単、食べる前にレンチンするだけなので、体力的な負担も軽減されます。そんな便利な宅配食のおすすめを紹介します。

食宅便
元祖宅配食のノウハウを生かした
飽きのこない豊富なメニューが人気

  • 医療・福祉施設・保育の給食業務を受託している安心感
  • ケアシリーズ全4コースで、メニューのバリエーションも豊富
  • 1食25品目の食材を使い、栄養バランスも見た目の彩りも◎

・「食宅便」を詳しくチェック!

医療・介護施設向けの食事サービスを行う日清医療食品が手掛ける「食宅便」は、ヘルスケアフードサービス業界トップのノウハウを生かした、体に優しい多彩なメニューに定評あり。1食あたり約25品目の食材を使ったメニューは、だしを上手に使ってうま味を効かせることで、宅配食=味が薄いという印象を払拭。また彩りよく立体的な盛り付けは、食欲がわくと見た目も高評価! 高齢者向けのケアシリーズは、1食あたりの塩分相当量を2gに抑えた「塩分ケア」、カロリー数が400kcal以下(ごはん100gを一緒に食べた場合)または、530kcal以下(ごはん150gを一緒に食べた場合)に設定された2種類の「カロリーケア」、タンパク質を控えたい人におすすめの「たんぱくケア」、歯ぐきでつぶせる固さの「やわらかい食事」の4種類。コース毎に、メニュー内容が違う3~7セットから選べて、主菜1+副菜4の1食平均が約620円(税込)とお得感も十分。ケアシリーズ以外にも、オール世代向けのコースも充実しているので、家族構成や健康状態に合わせてオーダーできる点も便利です。

スギサポdeli
ドラッグストアがプロデュースする
満足度の高い制限食専門サービス

  • 生の野菜がたくさん使われ彩りも◎
  • 塩分・カロリー、タンパク質を抑えた調整食、やわらか食の3コース
  • プレミアム登録をすると、チャットで専門家に健康相談可能

・「スギサポdeli 」を詳しくチェック!

全国に1,100店舗以上を展開するドラッグストア大手「スギ薬局」がプロデュースする、食事制限が気になる人向けの“療養食”サービスです。できるだけ加工品を使わずに生野菜を多めに使用する、自社でとっただしや調味料にこだわっているなど、制限食でもしっかりとした味付けをモットーにしているので、味のクオリティーも口コミで大好評。どのコースも和洋中セットや魚介のおかずセットなど、各4~5コースからお好みで選べる楽しさも◎。また、献立や成分表示も掲載されているので、どんなメニューが届くかのイメージがしやすいのも嬉しいところ。1食あたり塩分1.9g以下、カロリー平均266kcalに抑えられた「塩分カロリー調整食」は全5種類。腎臓疾患などタンパク質、塩分をはじめ、カリウムやリンが気になる人には全4種類の「たんぱく調整食」がおすすめ。蒸気と圧力で加熱調理した「やわらか食」は全4種類で主菜1品+副菜2~3品が入った少なめ6食セット。3種類とも1食あたり約680円(税込)です。月額550円のスギサポプレミアムに登録すると、5%割引特典や、チャット形式で管理栄養士や医師、薬剤師への健康相談が受けられるのでこちらも要チェックです(管理栄養士のみ初回無料)

まごころケア食
高齢者向け弁当サービスの実績と
自社工場のメリットを生かしたコスパの良さが魅力

  • 高齢者向け配食サービス店舗数業界1位の実績
  • パッケージに栄養成分が詳しく表記されていて分かりやすい
  • 1食約568円からと他の宅配食より低コスト

・「まごころケア食」を詳しくチェック!

「まごころケア食」は、常温のお弁当を、高齢者宅へ届ける配食サービスもしているシルバーライフ社の冷凍食品宅配事業。いちばん人気は1食あたり300kcal以下なのに食べ応え抜群の「健康バランスコース」。他には、1食あたり240kcalに抑えたストレスフリーでカロリー制限が続けられる「カロリー調整食」、献立の制約を受けやすい「糖質制限食」は塩分2.0gかつ糖質15g以下を保ちつつ豊富な献立が魅力。1食あたり塩分2.0g以下に抑えているのに減塩している感じがしない「塩分制限食」や、腎臓病向けの人に1食あたり300kcal以上、塩分2.0g以下、タンパク質10gの「たんぱく調整食」、口に入れると歯ぐきで簡単に食材がつぶれる「やわらか食」と、ニーズに合わせた全6コースを提供。1食(主菜1×副菜3)あたり451円~657円(税込)の価格帯で、まとめ買いすると単価が安くなるシステム。さらに1セット4,000円弱の宅配食を単発でも、定期便で頼んでも全国送料無料など、自社工場で作っているメリットを生かした低コストも人気の理由です。“主菜の味付けがしっかりしている”、“副菜にシャキシャキ感がある”などの口コミもあり、全体のバランスがよく、食べ応えのある献立作りが評価されているようです。各メニューは、内容がおまかせなので届くまでお楽しみに!

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シルバー向けの宅配食といえども、ハンバーグやとんかつ、カレーなどボリュームのある定番メニューもあって、元気なお年寄りでも満足できる内容だと思います。また、普段は自分で食事の準備ができる人でも、冷凍庫にすぐに食べられるストックがあれば、体調の悪いときにはレンチンするだけで栄養バランスのいい食事ができるのは安心です。 そんな体にいい宅配食でパワーをつけて、親世代にはますます元気でいてもらいたいですね。