油がはねたりした汚れを放置していたら、黒焦げがこびりついたヤカン。落とし方をネットで調べていろいろ試してもびくともしなかった汚れは、最終的に100均で買った金属磨き材と車用のコンパウンドでかなりぴかぴかに。この方法は、かなり簡単でいいかも! 自慢の結果を報告します。
油汚れやほこりや水垢が固まってできたと思われるヤカンの黒焦げ。「ちょっと汚れてきたけど、内側はきれいだからまだいいや」と油断していると、簡単には落とせない段階に進化していました(涙)
さすがに見た目が悪いので、さっぱりさせたいと一念発起しました。最初はネットで「ヤカン・焦げ・汚れ落とし」などと検索して、簡単に落ちるという方法を試してみましたが…
失敗01:セスキ炭酸ソーダを溶かしたお湯に半日ひたしてからスポンジ洗い
失敗02:リームクレンザーをキッチン用アミタワシに付けてこする
重曹やセスキ炭酸ソーダを溶かしたお湯に数時間ひたせば、するすると焦げや汚れが落ちるなんて書いてある説明が多かったけれど、汚れが強力すぎるのか全く変化なし。その後、ガスコンロの汚れ落としの記事で見事な結果を出したクリームクレンザーとそうじの神様「キッチン用アミタワシ」の組み合わせにもトライ。しかし、これでも汚れはびくともしません。傷になりにくい優しいクレンザーなんかじゃダメなんだと思い、次に試したのがこれ。
目次
重曹じゃ歯が立たない頑固な焦げが
100均の金属磨き材で楽に落とせた!
結果的にこれがうまくいきました。使ったのは、ダイソーで見つけた金属磨き剤と前述のキッチン用アミタワシの組み合わせ。水に濡らして絞ったアミタワシで磨き剤をすくい取って磨いていきます。すると徐々に汚れが落ちて地肌が見えてくるではありませんか!
汚れは落ちたけど、傷だらけ感は否めない⁉
ここまできれいになりました! 最初はこれで感激していたのですが、何日かたってよく見てみると、焦げ汚れは落ちたけど、ヤカンは光沢がなくなりすり傷だらけ。いかにも汚れを削り落とした感があって、あまり気持ちよくありません。新品のようにとはいかなくても、もう少し表面の輝きを取り戻せないものかと思案していてふと思い浮かんだものがありました。
最終的にヤカンはここまで
輝きを取り戻しました!
この3枚の写真を並べてみると、感激の成果が伝わると思います。金属磨き剤をした後は映り込みもはっきりしていませんが、コンパウンドを使った後は、スマホで撮影している様子がはっきり分かってしまいます(笑)
使ったのは、車のボディ磨きコンパウンド
思い出したのが車用の傷消しコンパウンドを使うこと。購入したのはドン・キホーテ。数年前、機械洗車でボディに傷がついた際に購入したものですが、これは以前にもゴルフクラブを磨いたことがあり、ぴかぴかになることは経験済み。試してみようと、コンパウンドに付属してたタオルに液状のコンパウンドをたらし、円を描くようにこすってみます。すると、それまで鈍い輝きだったヤカンのボディが徐々に輝いていきます! これはやる価値があると分かりましたが、車用ということもあり体によくない成分も入っているかもしれないので、極力内側にはつかないように気を付けて進めつつ、後で徹底的に洗い流すことにしました。
性格的に飽きっぽく、一度にやろうとすると雑になるので、1回の作業は1日15~20分くらい(笑)。1週間ほどかけて磨きました。コンパウンドは、細目と超極細の2種類があります。細目で磨くだけでかなりぴかぴかになります。超極細も使いましたが、これは、かなり時間をかけて磨かないと目で見て分かる差が出てこないので、車のボディのような輝きを求めなければ、実際は細目だけで十分かもしれません。まあ、ものがヤカンなので、本気でぴかぴかじゃなくても、個人的にはこの状態で十分満足しています。ツールがきれいだとキッチンも気持ちよくなりますね。ぴかぴかになったヤカンでお湯を沸かして、コーヒーを淹れると充実感が湧いてきました(笑)
今は、この状態をキープできるように、たまにクリームクレンザーで洗っています。そういう使い方にはクリームクレンザーぴったりです。
黒焦げのヤカンや鍋の焦げ落としは、他のやり方でもできるのかもしれませんが、汚れを短時間で落とすのであれば、削り取るのがあれこれ悩まず手っ取り早そうです。そして、すり傷も気になるという方には、この研磨剤を徐々に細かなものに変えていく方法はおすすめです。粗めの研磨剤を使えば焦げを比較的短時間で落とすことができますし、車用コンパウンドなど細かい研磨剤を使ってぴかぴかに仕上げることもできるはずです。磨き上げていく作業は、気持ちも前向きに取り組めて、多少の手間も楽しくできると思います。ただし、研磨剤なので、加工してあるフライパンや鍋の内側などには使わないほうが無難。成分的にも体への影響が気になるので、磨いた後は徹底的にすすぎ洗いしましょう。